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「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.18

「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.19

「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.18

今回のショートケーキ連載の舞台となるのは、2021年12月にOPENし、まだ2か月ながらも話題の新店「Patisserie Chocolaterie Recit」。

お店のInstagramのアカウントが開設されたのは約1年前。美しすぎるチョコレートと、ケーキの写真がアップされていくにつれ、フォロワーも増え、そのほれぼれする世界感と美しいケーキ。苺とバナナ、2種類のショートケーキを深掘りしていこうと思う。

名店出身の寺﨑シェフが作り出す、チョコレートとケーキのお店

12月18日いよいよOPEN。世田谷に生まれた「Patisserie Chocolaterie Recit」一流シェフが編み出す美しすぎるケーキとショコラの全ラインナップ大公開

お店があるのは世田谷区松原、京王井の頭線の「東松原駅」。新宿からは10分程度と、都心部からのアクセスがよいこの場所。駅を降りて、西口方面へ階段を降りていくと、目の前には下町風情あふれる商店街。少しわき道に入ると、ひときわスタイリッシュな広々とした「Patisserie Chocolaterie Recit」の世界が広がります。

12月18日いよいよOPEN。世田谷に生まれた「Patisserie Chocolaterie Recit」一流シェフが編み出す美しすぎるケーキとショコラの全ラインナップ大公開

お店へ一歩入ると、まるで美術館や個展へ足を運んだかのような広々とした空間。真っ白な壁と、それを控えめに彩る木目調がスタイリッシュで、最近多くの店で見るようなモルタル調で、ちょっと男前な空間とは一線を画す雰囲気となっています。

12月18日いよいよOPEN。世田谷に生まれた「Patisserie Chocolaterie Recit」一流シェフが編み出す美しすぎるケーキとショコラの全ラインナップ大公開

三軒茶屋の名店「プレジール」出身の寺﨑シェフがオーナーシェフとして腕をふるうこのお店のラインナップは、焼き菓子はもちろん、目をひくのはショーケースに並んだケーキ。そしてショコラトリーと店名に冠がつくほど、シェフの徹底したこだわりを感じるチョコレートです。

キレのある生クリームと甘酸っぱさの究極のバランス感

「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.18

まず紹介したいのは「フレイズ」(600円)だ。チョコレートに強い寺﨑シェフだが、このショートケーキにはかなり自信があるという。

使用しているのは日光金乃卵。あの有名パティシエ、ブーランジェリー御用達の卵ブランド「那須御養卵(なすごようらん)」を創った卵職人による、究極の卵。色が濃く、黄色い卵で味も濃厚に甘みを感じる。

「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.18

なんと生クリームは、多くで採用されている北海道産ではなく九州産。こってり濃厚な北海道産と違い、キレとコク深さが両立した生クリームが全体の食感や後味を彩る。

苺のシロップが染み込んだ、ジェノワーズの美味しさ

「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.18

じゅわっと甘みの深い大粒の苺も果肉感がたまらず、スポンジ生地にしみこませた苺シロップの優しい甘さも絶妙。

さっぱりと、そしてコク深い甘さの生地との相性がたまりません。

カカオの香りの豊かなチョコレートクリームと、バナナの芳醇な香りのマリアージュ

「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.18

そして特筆すべきは、もう1点ある。この「バナーヌ」(600円)。最近のパティスリーでは、なかなか見ることができないチョコレートのショートケーキ。苺ではなく、相性のいいバナナを使っている。

こちらも生地は日光金乃卵を使用したスポンジとなっている。軽めに仕立てあげられたチョコレートクリームがベースになっていて、甘さも控えめで軽くぺろりといけてしまう。

「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.18

アクセントにアーモンドプラリネソースを加えているところもポイント。チョコレートクリームに、プラリネのコクと香ばしさをプラスしてくれている。

カカオの華やかな香りとバナナのバランスも絶妙。

大人のクレームショコラとクレームキャラメルにも注目

「Patisserie Chocolaterie Recit」最高のショコラティエが作る白と黒、2つのショートケーキに恋焦がれて。連載:最高のショートケーキを求めて vol.18

ショートケーキももちろんおすすめだが、プリンも絶品。マダガスカル産バニラをふんだんに使った3層になったクレームキャラメル(写真右)と、数種類のアフリカ産カカオをブレンドしたクレームショコラ(写真左)も、ぜひ食べてみてほしい。

About Shop
Patisserie Chocolaterie Recit
東京都世田谷区松原5-26-15 松原パレス 1F
営業時間:11~19:00(グランドオープンのみ12時~)
定休日:月曜日+不定休

クリーム太郎

クリーム太朗

ウフ。編集長

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編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中

Photo&Writing/Cream Taro