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マツコの知らない世界」で紹介されたショートケーキをまとめて公開!【坂井編集長お墨付き】
クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
京都に、世にも珍しいショートケーキが存在する。冬から春にかけて、いちごの季節にだける食べられる幻のケーキ。
紅一点のよくあるショートケーキとは逆で、上は白いちご、中はピンクの珍しいフォルム。
いちごの季節的に5月上旬までしか食べられない、この珍しいショートケーキを作るのが京都に店をかまえる、「和」の素材と「洋」のワザでクリエイトする「パティスリー洛甘舎」。
場所は地下鉄「烏丸御池」駅から歩いて3分ほど。「5番出口」からすぐのところにある。
シックな外観に大人っぽい雰囲気の店内。京都らしく、醤油やきなこ、お餅などの「和」の素材を用い、「洋」の技巧をこらし昇華した菓子の数々は、パティシエ達がこだわり抜いた逸品ばかり・・・。このお店で腕をふるうのが、店長兼シェフパティシエは若き女性シェフの小久保さん。
見た目にもかわいく、味も洗練したきらびやかなスイーツを作り続け、若くして店主兼シェフパティシエに抜擢される。
季節のフルーツを使い、ガラリと変わるラインナップ。他にまねできないフィナンシェ、バターサンドなどの焼菓子から、濃厚な抹茶テリーヌ、和洋生ケーキ、洋生ケーキまでに幅広くそろい、京都らしさの「和」をそなえたスイーツはこのお店ならでは。今回紹介するのは「Premium『白苺』ショート」(864円)
まず、驚くのがやはり見た目。普段は真っ白なクリーム、黄色いスポンジ生地がいちご色に染まっている。またトップには白いちご。生地にはいちごのピューレを染み込ませている。
特筆すべき点はまだある。この断面。あまりにも美しいこのいちご。そしてこのボリューム感。
なかなかショートケーキで、こんなにもびっしり入っているものはなかなかない。しかもあまおう苺という、こだわりっぷり。2層に分かれ、いちごの食感がはっきり感じられる、ごろごろっとした入れ方だ。
また一見、とっても甘酸っぱく、甘そうに見えるこの見た目。正直、「くどさ」と無縁の素晴らしい味わい。
スポンジ生地、クリーム全体にいちごが入ってはいるが、かなりさっぱりしている。甘すぎずさっぱりとした苺のクリームは絶品としか言いようがない。
上にのったフランボワーズを合わせたソースが、酸味のアクセントになり、ケーキ自体は「いちごのショートケーキ」から逸脱していない。
最後に、上にのっているのがホワイトチョコ。ケーキ全体のまろやかさを、しめるかのような役割をしている。いちごのケーキでいうと、やはり酸っぱくなりがちな部分も、このホワイトチョコがいい仕事をしている。
トータルを見ても、その変わった見た目以上にかなり素材にこだわり、若きシェフ小久保さんのワザが垣間見れる逸品。京都において、数多くのパティスリーがあるが、注目したいお店の一つ。このケーキは5月中旬ごろまで展開予定だそう。伊勢丹京都店にも店舗があり、ぜひ食べてみては?
About Shop
「パティスリー洛甘舎(らっかんしゃ)」本店
〒604-8135
京都市中京区三文字町227-1藤六ビル1F (MAP)
アクセス:京都市営地下鉄「烏丸御池」駅 5番出口から徒歩3分
営業時間:11:00~20:00
定休日:HPをご確認ください。
「伊勢丹京都店」
ジェイアール京都伊勢丹 地下1F 洋菓子売場
営業時間:10:00~20:00
定休日:施設に準ずる
Photo&Writing/Cream Taro
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