東京は丸の内にあるリッチで、素敵な空間の「パレスホテル東京」。一流のホスピタリティを格付けする世界有数のトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド」(のホテルの部門)では6年連続5ツ星に輝き、国内のみならず、世界的に評価が高いホテル。ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」はシックなだけではなく、エレガントさも兼ね備え、そんな空間でいただく人気のパフェは格別。このパフェを求めてラウンジに来る人も後を絶ちません。9月1日から始まった、シャインマスカットのパフェを紹介します。今回はシェフにもお話を伺えました。
テーブルに運ばれてくる瞬間に、それがたとえ男性だとしても「心がときめく」パフェが、このパレスホテル東京のパフェ。グラスの形状もさることながら、とにかく美しい! 季節ごとに変わるこの白鳥のパフェは、今年の秋も、秋の味覚を楽しめる構成に。グラスの底にちら見えする層も、乙女心をくすぐります。
「これでもか」とのせられたシャインマスカットは、驚くほど大粒でもはやシャインマスカットのブーケのよう。ひと房全部使っているのではないかと思うほどのボリューム感。水面をひときわ輝かせているのは白ワインのジュレ。シャインマスカットとの相性はもちろんよく、香りをより引き立ててくれます。
パフェのだいご味は、きらびやかなトップの部分だけではありません。中の構成を楽しむのも、また一興。食べ進めていくと、ふわっとしたスポンジ生地へたどり着きます。こちらはアールグレイをベースにした、ふわふわのシフォンケーキ。生クリームと合わさって、クリームと生地だけでもかなり美味しくいただけます。
そこにシャインマスカットが加わり、アールグレイの香り×シャインマスカットと白ワインの香りがぶつかりあい、嬉しい争いが口を、そして鼻を抜けていきます。そうしていくうちに、底から出てきたのはブドウのシャーベット。また違った香りが広がります。
食べていくうちに味の変化を楽しめるのは、パフェの醍醐味ですがその点ではとても理にかなったパフェとなっています。
パレスホテル東京のパフェといえば、白鳥。なぜ白鳥なのか?と質問したところ、「皇居外苑に面したロケーション。お濠を泳ぐ白鳥をモチーフにしました」とのこと。フルーツの海を泳ぐ姿が、かわいらしいですね。
フルーツやジュレももちろんですが、ペストリーシェフの窪田修己シェフが作り出すクリームは、本当に絶品です。口の中で溶けていく、口当たりがよく、苦手な人でも美味しいと思える、そんなエアリーな生クリームがこのパフェでも楽しめ、大きなパフェグラスですが一人で食べられてしまうほど。
こちらのパフェは、11月30日までの提供だそう。お早めに。
About Shop
パレスホテル東京 「ザ パレス ラウンジ」
東京都千代田区丸の内1丁目1-1-1 1F(MAP)
営業時間:11:00~19:30(L.O.)
※メニュー・内容は予告なく変更する場合がございます
クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
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