クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
フランスはプロヴァンス、畑や木々に囲まれ自然豊かなこの地に生まれた小さなパティスリー「La maison JOUVAUD」(ラ・メゾン・ジュヴォー)。
1948年に「ジルベルトジュヴォー」がお店を構えて以来、多くの人々に長年に渡り愛され続けています。現在では3代目のピエールジュヴォーと妹マイイを中心に家族全員でお店作りをしています。
日本では東京の広尾のほか、名古屋や京都にも進出し、人気店となっています。「カヌレってこんなにおいしいんだ」そう思わせてくれた、最高のカヌレを紹介します。
日比谷線、広尾駅から徒歩2分程度。絶好のアクセスのこのお店は、焼き立てのフィナンシェが食べられるなど朝からお客さんが絶えず、地元のお客さんにも愛されています。
ショーケースに並ぶのは、ケーキやタルトはもちろん、カヌレやフィナンシェのほか、ラングドシャやプロヴァンス・マカロン、本国から輸入したチョコレートやコンフィチュールなど、たくさんの商品がズラリ。
手土産にピッタリな品揃えで、広尾という立地もあり芸能人の差し入れ御用達店でもあります。
カリソンはプロヴァンスの伝統的なお菓子。カリソンと名乗れるお菓子は、認定を受けないと作れないもので、都内で買えるのもこの店舗ぐらいとかなり珍しいお菓子が置いてあります。
イートインスペースも広々とした空間となっていて、カフェやブランチにもぴったりです。
こんがりとした見た目。持ってみるとずっしり、食べる前から食欲をそそります。本場のレシピを引き継ぎ、外側はカリッと中はもちっとしたカヌレを目指しているそう。
そして、やはり感じるのが「香り」。生地をつくる工程でしっかりと「アンフュゼ」(素材の香りをソースなどにうつすこと)しているのがわかるぐらい、バニラの濃厚な香りがします。
上からのぞけば、バニラビーンズが目視できるぐらいたっぷり。そして何よりもラム酒がとても香ります。本国で使っているこだわりのラム酒。この香りがクセになるぐらい、たまらないカヌレです。
カヌレの中は、切ってみるとお店によって全然違います。「ラ・メゾン・ジュヴォー」のカヌレは、中がみっちり&ぎっしり!
なのにもちっとふわっと、とろっと! この3拍子がそろい、外側のカリカリっとした食感と合わせて、何個でも食べられちゃいます。複数個買ったら、確実にもう1個食べたくなってしまうほど。
嬉しいことに、「ラ・メゾン・ジュヴォー」のカヌレは、通販でも買えます。また、バレンタイン時期にはチョコレート味が登場していましたが、新フレーバーも試作中だそう。
カヌレ診断★
マニアックに始めるカヌレ診断! カヌレといってもいろいろな種類があるのでわかりやすくこれからまとめます。
甘さ:★★★☆☆
カリカリ感:★★★★★(カリィィ!)
中のとろとろ感:★★★★☆
中のもちもち感:★★★★★
香ばしさ(ラム酒感):★★★★★
食感と香りが特徴的で、カリカリ感と中のモッチモチ感は最高です。
About Shop
ラ・メゾン・ジュヴォー
東京都港区南麻布5丁目10−24(MAP)
営業時間:10:00~18:00
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、営業時間は変更になる可能性がございます。
定休日:なし
Photo&Writing/Cream Taro
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