ufu(ウフ)スイーツがないと始まらない。
【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

大阪・天満橋にひっそりと佇むカフェ「JTRRD(ジェイティード)」。ここは、鮮やかでフォトジェニックなスムージーやスイーツがSNSで注目を集め、一躍人気店に。2017年のオープン以来、多くの人が「映える」瞬間を求めて訪れています。

しかし、その魅力は単なる見た目の華やかさにとどまりません。店主・田村智美さんが作り出すメニューには、彼女の幼少期からの「ものづくり魂」と独創的なアイデアが詰まっているんです。話を聞いてきました!

芸術と味覚の融合「JTRRD」とは?

「JTRRD(ジェイティード)」は、2017年にオープンした小ぢんまりとした隠れ家的カフェです。テーブル6席とカウンター5席というアットホームな空間ながら、店内を訪れるお客さんは多く、常に行列ができるほどの人気ぶりを誇ります。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

ここで提供されるのは、見た目も味わいも驚きと喜びを届けるフォトジェニックなスムージーやスイーツ。まるでアート作品のように美しいメニューは、SNSで瞬く間に話題となり、多くの人を惹きつけています。

幼少期から培われたクリエイティブな感性を持つ女性店主

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

そんなカフェを手掛けるのが、フードアートプロデューサーの田村智美さん。田村さんは「ものを作ること」が何よりも大好きなのだとか。美術家系の家庭で育ち、夏休みには兄と一緒に工作に没頭する日々。お母さんはフローリスト、お父さんは建築デザイナーという環境で、家中に創作のエネルギーが満ちていたそうです。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

「忍者ごっこをするときも衣装作りから始めるほど、遊び=ものづくりだった」と語る彼女の話から、幼少期の充実ぶりが伝わってきます。

高校・大学と美術に特化した進路を選びながらも、卒業後は「自分のやりたいこと」を追求し続けた田村さん。就職に縛られることなく、ハンドメイド作家としてバッグなどの製作・販売を行っていましたが、肩や腰を痛めたことをきっかけに方向転換を余儀なくされました。この転機が、現在のカフェの礎となるのです。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

「自分が好きなものを」のセレクトショップから始まった

田村さんのハンドメイド作品を気に入った(当時の)オーナーが「店舗を構えよう」と誘ったことで、最初はセレクトショップとしてスタート。しかし、女性客を引き寄せるために始めたスムージーが予想を超える人気を集め、自然と「カフェ」へとシフトチェンジ。田村さんは当初「ハンドメイド作家としての自分」を手放すことに抵抗を感じていましたが、「スムージー作りもアートの一環だよね」と割り切り、新たな挑戦を始めたそうです。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

この柔軟さと挑戦を楽しむ姿勢こそが、「JTRRD」の成功の秘訣。「フォトジェニック」という言葉すらなかった2017年、彼女が作り出した「アートスムージー」は、瞬く間に注目を集め、大行列を生むほどの人気に。今や「映える」という言葉が浸透し、カフェメニューに求められる要素として一般化しましたが、田村さんのスムージーはその先駆けともいえる存在です。

アートスムージーに込められた情熱とは?

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所
毎年人気のクリスマススムージー。色は6色から選べます

「JTRRD」の代表作「アートスムージー」は、見た目だけでなく健康にも配慮した一品。一番下には発酵食品のヨーグルト、その上にチアシードを重ね、さらに鮮やかなスムージーを注ぐという3層構造。これに、田村さんの特技であるアートを組み合わせたことで唯一無二のメニューが完成しました。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所
ほうれん草・パイナップル・ピーチ・バナナなどを混ぜたグリーンスムージー

「真空ミキサーを使っているから、色鮮やかで滑らかな舌触りになるんです」と語る田村さん。そのこだわりは、一つ一つの工程に妥協しない彼女の職人気質を物語っています。色彩も自然由来の素材を使用し、すべて手描きで仕上げられるアートスムージーは、手間暇を惜しまない姿勢から生まれた芸術作品。まさにアートです。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所
腰をかがめながら、真剣な表情でアートを描きます
【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所
ちなみにスムージーはスプーンでいただきます

多数のヒットメニューが続々と!「バズ」が生まれる背景

田村さんの創作意欲は、スムージーだけではありません。コロナ禍での経営危機を乗り越えるべく考案したミニマシュマロ「きゅんベア」は、今も変わらず人気。パフェやケーキなど、様々なメニューにトッピングできるんです。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所
サンタのおうちをイメージしたチョコレートロールケーキにトッピング。ドールハウスで遊んでいた頃を思い出します

もちろんこのミニマシュマロもすべて、一つ一つ手作りというから驚きです。お子さん向けに作ったつもりが大人にも大好評だったと笑う彼女の表情からは、ものづくりを心から楽しむ様子が伺えます。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

また、夏の定番「フルーツポンチ」では、桶にフルーツを浮かべ、マシュマロをトッピング。そして金魚すくいならぬ「マシュマロすくい」という体験を加えることで、視覚・味覚だけでなく楽しさまで提供しています。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所
インスタグラムより

「思いついた瞬間、ワクワクが止まらなかった」と語る田村さんの言葉から、小学生時代の自由な創作が今もなお彼女の原動力であることが伝わります。「食べ物でいかに遊ぶか」がテーマと語る田村さん。開催が迫った大阪万博に向けた推しメニューも教えてもらいました。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所
インスタグラムより

大阪といえば、の「豹柄」をモチーフにしたチョコレートアートです。グラスに描かれた豹柄は一つ一つが手描き…!たこ焼き?がグラスについていると思ったら、こちらはドーナツなのだとか。「プリントでもいいかもしれないけど…私がやる意味がなくなっちゃいますよね」と、結局“楽する”よりも“作る”道を選んでしまうそうです。

「JTRRD」が提供する「SNS映え」なメニューは、単なる一過性のブームではなく、田村さんの創作への情熱とこだわりが生み出した本物の価値。私たちに「ものづくりの楽しさ」を教えてくれる特別な場所だと感じました。

【大阪・天満橋】関西のSNS映えメニューといえばココ!?「JTRRD(ジェイティード)」のアートメニューは童心を思い出させてくれる場所

About Shop
JTRRD(ジェイティード)
大阪府大阪市北区天満3-4-5 タツタビル 1F
営業時間:12:00〜17:00
定休日:原則 月曜日、火曜日(月によって変動)

あかざしょうこさん

あかざしょうこ

ウフ。編集スタッフ

メンバーの記事一覧

関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。