リンクス梅田にて、すでにアフタヌーンティーの予約は連日いっぱいになるほど今大阪でもっともHOTなお店フルーツパーラー + ベーカリー「Season & Co.」。
人気のキャラクターとコラボするなど、SNSを中心に話題が沸騰し、若い女性を中心にあっという間に人気店に。今回は、フランスで修行しその実力はもちろんなしの“こっきー”こと小北シェフ(twitterアカウント@koki_patissier)にお話を伺いながら、お店のコンセプトやクマスイーツの誕生秘話を伺ってきました。
“フルーツパーラー + ベーカリー Season & Co. リンクス梅田店がOPENしたのは、2019年。ちょうど2周年を迎え、 JR大阪駅、阪急梅田駅からも徒歩5分の好アクセスの場所にあります。白を基調とした、明るい店内。現在はキャラクターとのコラボレーションで、壁中をその時のコラボレーションしているキャラクターたちが賑わせています。
このカウンターは、まるで回転ずしのように流れるテーブル。社長こだわりのアイデアなんだとか。
お店のスイーツメニューは「女性がもっと綺麗になる」本格スイーツをコンセプトに、フルーツの美味しさが伝わる旬のタイミングで美容と健康のサポートメニューを考えて、提供しているんだとか。 旬のフルーツをふんだんに使ったパフェの他、フルーツサンドなども。
まずお店に入ると大きなショーケースにズラリと並んだフルーツが目に入ります。今の季節、みかんやりんごといったフルーツがいっぱい。
今回、連日予約完売してしまったアフタヌーンティーセットの一部を試食させていただきました。
シェフのtwitterを筆頭に、SNS上でアップされたクマのかわいいマリトッツォが瞬く間に拡散され、今ではすっかりこのお店のアイコンへ。当初は人の目を引くデザートがなかったと話すシェフ、そんなときにスタッフのアイデアで作ったクマがここまでヒットすることに。
アフタヌーンティーの飾りつけ、盛り付けもシェフのこだわりとアイデアがたっぷりとつまったもの。そのかわいらしさばかりに注目が浴びますが、驚くのはシェフの経歴と、そしてその圧倒的な美味しさ。
「映え」スイーツというジャンルが増えてきた昨今、そんな見た目だけのスイーツとは一線を画するのがこのお店。シェフの小北さんは、今やパリで最も注目されている日本人シェフ「モリヨシダ」で修行をされ、また日本では神戸のシェラトンホテルで腕をふるってきた。
かわいらしく見えるクマのチョコレートは、フランスのチョコレートであるヴァローナをベースに、スイーツによってはスペインのチョコレートを組み合わせるほどのこだわりっぷり。このチョコレートとバラの細工、一流パティシエがいないと絶対に出てこないクオリティー。
このクマは、ジャンドーヤ。もともとはイタリアが発祥の伝統菓子で、ナッツとチョコレートを一緒にローラーにかけてペースト状にした物で、香ばしいナッツの香りがたまらないもの。手間もかかることから、本格的なジャンドゥーヤが出てくることに衝撃。一口食べてその香ばしさ、そしてジャリジャリっとした食感に感動です。
そしてまさかのミニシュトーレンまで。ホテルのアフタヌーンティーですら出てこない手間のかかる一品がここにも!! ここまで本格的なスイーツが食べられるなんて、ぜひ足を運んでクオリティーをかみしめてほしいほど。
実は小北シェフ、“こっきー”のニックネームでtwitterでも人気。パティシエブロガーとして活躍中。その理由を伺ってみると……。
小北シェフ「ブログを始めるきっかけは、パティシエしかしていなかったので、副業的な感覚で始めたのが理由です。お菓子を作る以外に、違う収入元があるといいなと思ったことと、お菓子作りについて若いシェフや悩んでいる製菓業界の子たちにも、何かヒントになるといいなと思って、日々つづっています。“何か”このアクションが、“何か”次のいいことになればと。」
パティシエたちの働き方やチームワークについても、日々つづっているこっきーさん。本格的なフランス菓子を楽しめる、シェフのとっておきをぜひスイーツ好きにも味わってほしいものです。
About Shop
Season & Co.
大阪府大阪市北区大深町1−1 リンクス梅田 1F
営業時間:10:00~21:00
定休日:施設に準ずる
クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
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