クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
京都は三条商店街。歩き始めれば、目をひく焼き菓子屋から魚屋、器の店etc.京都らしいにぎやかな通りにある「菓子工房&Sweets Cafe KYOTO KEIZO」。登録商標「10分モンブラン」で有名なこのお店。 10分経つと食感が変わってしまうため、テイクアウトでは提供できないスイーツの数々が人気。この店には、モンブラン以外に出来立てとしてショートケーキがある。まずはカフェの内観から紹介しよう。
奥行きがある店内。想像以上に広い。奥に行けば、庭のようなところにも席がある。荷物を置くカゴもあり、おもてなしもばっちり。カフェとして、ずっとくつろげそうなぐらい、広々空間と落ち着いた雰囲気が特徴的だ。
庭園を抜けると、そこには工房が。これこそ、このお店の特徴。今回ショートケーキを注文すると、「作るところご覧になられますか?」と店員さん。「え?」と思わずびっくりする。なんと、オーダーを受けてから手作りするところが外で見られる。
生地を重ねて、いちごをのせて、生クリームをのせてはさんで…。手際よく進んで、あっという間に完成に。
工房で、作り手さんのこのどやっと顔に思わず笑顔に。アトラクションとしても、とっても面白いコンセプト。
このショートケーキの特徴は、もちろん見た目でいえば3段になったスポンジ×生クリーム×いちごの組み合わせだが一番の特徴は最後にかける、とろっとした 生クリーム。まるでしぼりたてのような生クリームがしたたり落ち、口に運べばこれはもう飲み物。
甘さも割と控えめで、高さがあるもののさっぱりいただくことができる。いちごは甘酸っぱく、ショートケーキ全体のバランスを整える役割を果たす。「出来立て」なので、スポンジ生地部分もふわっとしっとり。
追いいちごソースはお好みで。かけるところを動画に撮る、という楽しみも。甘酸っぱさを求めるならぜひかけるべき。
ショートケーキは、隣のショップで購入可能。ただ、構成や製法は違うものになっている。ショートケーキやモンブラン以外にも、ロールケーキやシュークリーム、プリンなど、こだわりのスイーツが並びどれもフレッシュで、素材選びのこだわりを感じる。
フレッシュなケーキを体験したい方は、ぜひ一度食べてもらいたい。
About Shop
「菓子工房&Sweets Cafe KYOTO KEIZO」
〒604-8331
京都府京都市中京区御供町293 (MAP)
営業時間:10:30~18:30
定休日:不定休
Photo&Writing/Cream Taro
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