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フルーツダイニングパレット(8010)

明治時代から続く、栃木の果物屋が起こす奇跡。編集長が日本一だと思う「フルーツダイニングパレット(8010)」の絶品イチゴサンド

クリーム太郎

クリーム太朗

ウフ。編集長

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編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中


栃木県、宇都宮市に店を構える「フルーツダイニングパレット(8010)」。出会いのきっかけは、某百貨店のイベントだった。現在も数多くの百貨店、商業施設で出店し続けている。今ではフルーツサンドブームが起きて、どこでも見かけるいちごサンドであるが、ここのいちごサンドは常識を逸する。
決して安いとはいえない価格帯、しかしその価格も安く感じてしまう、生クリームといちごのクオリティ。最近できたフルーツサンドのお店とはレベルが違う。

始まりは、1898年。明治時代から続き、フルーツサンドは45年の歴史あり

フルーツダイニングパレット(8010)

明治31年に、果物専門店として始まり昭和51年にはフルーツパーラー8010をオープン。3代目のアドバイスにより、缶づめや加工されたフルーツを使用するのではなく、「生でもおいしい、熟れたフルーツを使う」ということをはじめ、現在は4代目と息子である5代目の親子人三脚でお店を切り盛りする人気店。

催事ではフルーツサンドはもちろん、ゼリーも人気

フルーツダイニングパレット(8010)

東京でも、定期的に催事で見かけることができる。早い時間に行かないと、どんどん売れてしまう人気店。根強いファンも多く、ズラリと並んだ朝一のショーケースは圧巻。

栃木の宝を、ふんだんに使ったフルーツパフェやゼリーも大人気。素材のよさを生かした、本当にどれを食べてもおいしい品の数々。

中まで真っ赤、熟した「ロイヤルクイーン」に失神寸前

フルーツダイニングパレット(8010)

「ロイヤルクイーン」。真っ赤な断面、ほおばれば口の中でほとばしるいちごの果汁。まるで、完熟したマンゴーをかじっているような、驚きのジューシーさ。少し塩気のあるパンと、生クリームのバランスが絶妙。

フルーツダイニングパレット(8010)

見ておわかりいただけるであろう、この果肉感。もし売っていたら即買うべき逸品。酸味はほとんどなく、大粒ではあるがぺろりといけてしまう。

糖度最高クラス。「とちあいか」のフルーツサンドはもはやショートケーキ

フルーツダイニングパレット(8010)

みなが知っている「とちおとめ」に等しい糖度をほこる「とちあいか」。酸味がより少なく、甘みをとても感じる。ほかのサンドに比べて、生クリームの量もたっぷり。目をつぶって食べたら、もう高級なショートケーキかそれ以上!

フルーツダイニングパレット(8010)

小さな粒に、特徴的ないちごの空洞。軽くて、食べやすいのにこんなにも甘みを感じる。本当に品質のよい「とちあいか」をこの価格で食べられるのは「フルーツダイニングパレット」さんならでは。

栃木の三ツ星いちご「スカイベリー」。さっぱりいただける絶品のいちごサンド

フルーツダイニングパレット(8010)

「スカイベリー」。青空たっぷりの栃木のハレの日が育んだ、ジューシーで上質な味わいの特別ないちご。大きな特徴は、甘みと酸味のバランスが整っていて、とってもさっぱり食べやすい点。「フルーツサンド食べたいけど、さっぱりがいいな」と思う人は、このスカイベリーをおしたい。

フルーツダイニングパレット(8010)

クリームの量も、「とちあいか」に比べてやや控えめ。さっぱり食べやすく、差し入れにもクリーム太朗のイチオシである。

「なぜおいしいのか」のヒントは、5代目店主のやさしさにある

フルーツダイニングパレット(8010) 5代目店主

栃木から東京まで。毎日のように車で、朝早くから通うその姿には胸が打たれる。「また彼のフルーツサンドが食べたい」そう思わせてくれる。パン好きはもちろん、フルーツサンド好きなら絶対、絶対、絶対食べてほしい。

About Shop
「フルーツダイニングパレット(8010)」
●宇都宮駅パセオ店
〒321-0965 栃木県宇都宮市川向町1−23
営業時間:10:00~21:00
定休日:施設に準ずる
●下戸祭本店
〒320-0055 栃木県宇都宮市下戸祭2丁目18−1
営業時間:11:00~18:00
定休日:なし
※3月24日~30日まで、銀座三越で出店中!

Photo&Writing/Cream Taro