国内16店舗、海外にも9店舗を展開。国境を越えて人気を集める「嵜本(さきもと)ベーカリー」が、2024年9月に新スタイルのお店をオープンしました。嵜本ベーカリーといえば、卵と乳を使わずに焼き上げる食パンが人気。そんな嵜本ベーカリーの新たなチャレンジとは…?注目の新店の魅力をレポートします!
お店の場所は、大阪市北区。日本一長い商店街として有名な「天神橋筋商店街」の一本西側の大通り沿いにあります。
西側には広々とした扇町公園があり、北側には安くて美味しい個性的な飲食店街も。朝・昼・夜…全時間帯で人が集まるエリアなんです。正面から見て左手側がベーカリーの入り口です。
パンの売り場を通りすぎると、清潔感のあるカフェスペースが広がっています。
「SAKImotobakery」は、元々「PABLO」を運営している会社が立ち上げた食パン専門店で、ブランドとして誕生したのが2017年です。高級食パンブームとしては後発組にはなりますが、他ブランドにない強み「スイーツ性」のある商品を展開し、人気を博してきたのだそうです。
カフェの営業時間は8時から17時で、サラリーマンに嬉しいモーニングセットも展開。パンが焼き上がって棚に揃うのは10時頃なので、パン狙いの方は10時過ぎがおすすめの時間帯です。ここまで見ると、これまでにもあった「SAKImotobakery」と変わりないように思いますが、違うのはパンのラインアップ。詳しく紹介していきます。
ベーカリーに入ったら真っ先に目に留まるのが、華やかなフルーツが乗ったデニッシュ!「and more」のコンセプトは「ベーカリー×スイーツ」で、スイーツのようなパンを並べるベーカリーブランドなんです。
水を一切使用せず、たっぷりの北海道産牛乳のみで作られたデニッシュ生地に、コクのあるカスタードクリームと季節感のあるフルーツをトッピング。ミルキーでリッチなパンに仕上がっています!
定番が3種、季節商品数種を並べる予定とのことで、季節とともに楽しめること間違いなし。常温で持ち歩けるように開発されているとのことで、手土産にも喜ばれそうです。
また、「SAKImotobakery」の定番商品と言えば、「極美“ナチュラル”食パン」。それがこの新しい「and more」では、1.35斤のミニサイズになって販売されています。美味しいけれど、一人暮らしや夫婦だけの世帯には食べきれない…そんなお客様の声に応えて、この店舗限定のサイズで展開することを決めたそうです。また、その小さめ食パンを使用したオープンサンドも様々に作られています。
他にもあんパン・クリームパンなどの菓子パン、デニッシュにセミハードパンとバラエティ豊かなパンがたくさん!よく見ると、どれも既存店のパンよりも一回り小さめサイズで作られているそう。その分1個300円前後に値段が抑えられていて、「ちょっとずつ、たくさん」手に取ってもらえるようにしているとのことです。
店名の「and more」には、「もっともっと、より良い」という意味を込めているそうです。「SAKImotobakery」で培ってきたパンにスイーツの要素を取り入れることで、日常食だけど特別感がプラスされているように感じました。
「まずはこの新しいブランドをみなさんに知っていただきたいです。オーソドックスなパンもありますが、スイーツ性があり華やかでワクワクする。そんなお店を作っていけたらと思っています」と、広報担当の天知さん。商店街や公園が近いことから、ワンハンドスイーツもあるのだとか。
今のところ大阪の扇町店のみですが、全国への展開も前向きに検討しているそうです。今後のブランド成長が楽しみになるお店でした。ぜひ行ってみてくださいね。
About Shop
SAKImotobakery and more 扇町店
大阪府大阪市北区天神橋3-7-13 ブラーヴォ扇町1F
営業時間:8:00~19:00(モーニングタイム8:00~11:00、ランチ&カフェタイム11:00~17:00L.O./パンの販売は焼き上がり次第スタート)
定休日:不定休
あかざしょうこ
ウフ。編集スタッフ
関西方面のスイーツ担当。1984年生まれ、大阪育ちのコピーライター。二児の母。焼き菓子全般が好き。特に粉糖を使ったお菓子が好きです。
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