今月の特集のテーマでもある「苺」。1年間の中でも、美味しい苺が食べられるのももう少しの間だけ。そんな今もっとも美味しい苺スイーツの中でも、驚くほど美味しく、何度でも、何回でも注文し食べたくなるほど美味しいお取り寄せスイーツが「お取り寄せ雄」の「生洋羹」。真白な見た目、まるで雪の中に浮かぶような真っ赤な苺。和×洋を実現した、職人の技が光るこの生洋羹の美味しさの原点を取材しました。
もともとは恵比寿にある日本料理の名店「雄」。シェフである佐藤 雄一さん生み出した、新しいお菓子。どうしてこのようなお菓子を、日本料理人である佐藤シェフが生み出したのでしょうか? 佐藤さんに伺いました。
佐藤シェフ「昨今色々なスイーツがある中で、変わったスイーツや面白いスイーツ、インスタ映えの様な商品は多々ありますが、残念ながらどれもブームで終わってしまう商品が多いように感じています。この商品はそんなブームは関係なしに、老若男女問わず、長い間愛される商品を作ろうと思い誕生しました。その想いは” ただおいしいをお届けしたい ”という、ところですね。」
また「生洋羹」という商品名。生羊羹ではなく、「生洋羹」であることから「和」の羊羹と「洋」のゼリームースなどの食感の良い所を活かして作っているため、洋+羹で 『洋羹』といっているんだとか。
真白な見た目は、牛乳をベースにした寒天のように見えますが食べてみるとまったく違うとすぐわかります。小豆を一切使用せず、厳選した果物や牛乳などを小豆の代わりに用い、餡として吉野葛や寒天など時間をかけてしっかりと練りこんだ、新しい食感の和菓子となっていて、佐藤シェフが考え抜き、こだわり抜いて作り出した、唯一無二の食感に感動するほかありません。
商品を作ってから一切変えていないというレシピ。いつ買って頂いても同じ味を心がけて作っているんだとか。
まず、食べて驚くのが苺の美味しさ。口に含んだ瞬間に広がる濃厚な甘みと酸味、香り。ここまで甘みと酸味を濃厚に感じられるものはなかなかなく、苺は少し下味をつけたり、調理をされているのかと佐藤シェフに伺うと……。
「苺に味は全くつけておりません。甘味と酸味のバランスが良いのは苺の作り方ですね。」
シェフからぜひ調べて欲しいと教えていただいた、この苺を作った浜野博士さんの名前。苺づくりをして何十年、茨城県小美玉市で腕をふるう職人であり、小美玉市のイチゴ生産者のグループ「拓実の会」の会長を務めていらっしゃいます。よりおいしくて安全なイチゴ作りを目指し、10年前からは減農薬栽培に積極的に取り組むなど、美味しさだけではない苺への愛を感じます。
これほど美味しい苺を、ぜひ食べて欲しくなります。
こちらの「生洋羹」は、1日限定20本の出荷のみ。一つ一つ手作りなのと苺が柔らかく繊細な為これ以上の数を作るには難しいとのこと。また予約は1カ月以上先まで埋まっていて、日々注文をHPで受け付けています。
また今回は連載「入手困難なお菓子の世界」でくくらせていただきましたが、その限定20本であるということではなく、ここまで美味しい苺をいただけるのが5月ごろまでであるところ。季節限定商品のため食べられるのは、あと2カ月程度。ぜひ日本の季節を彩る最高の苺と、職人の技を体験してみてください。
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お取り寄せ雄
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クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
Photo&Writing/Cream Taro
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