チョコレート好きにとってたまらない「サロン・デュ・ショコラ2022」。カカオの魅力を360℃楽しめる<Part1 TASTE OF CACAO>も終わり、本日から各国ショコラティエの技を楽しむ<Part2 THE ARTISANS>がスタート。昨日は伊勢丹の会員DAYで、本日から一般DAYとなりました。
今回は全国のチョコレートファンに捧げる、チョコレート好きの編集長が初日の様子を簡単にしていきます。
行列の並び具合や入場の仕方等もわかりやすく解説していきます。
1995年にフランス・パリで誕生して世界中から一流ショコラティエやブランド、最高級のチョコレートが集まる、世界最大級のチョコレートの祭典で、本場のパリでは毎年10月下旬~11月上旬に開催されています。日本での始まりは、さかのぼること2003年1月。伊勢丹新宿店の本館6階催物場からスタートし、東京新宿をはじめとする三越伊勢丹グループ各店にて毎年開催され、今回の開催でついに20回目を迎えます。
10時より事前のオンラインで入場券を入手した方は、10時より来場可能で、11:45以降から一般の人は誰でも入れる予定だった会場。午前11時45分以降のご入場を希望の人は、本館地下1階正面玄関 Gate K (新宿三丁目駅側)にて午前9時55分まで係員が【入場待機列順番券】を配布するそう。配布予定数が終了した場合は当日の入場受付を終了させていただく場合があるんだとか。
そのため、ふらっと寄ってみようかなと思っても【入場待機列順番券】がない場合入場ができません。
さらに初日の本日、並ぶ時間によっては夕方の入場チケットになってしまうことも。詳しくは、公式サロン・デュ・ショコラのTwitterを確認しましょう。
世界中のシェフのチョコレートがそろう会場で、ぜひ買ってみて欲しいのはケーキ。ボンボンショコラやタブレットチョコ、そしてトレンドのサブレも注目ですが、チョコレートやキャラメルなどの濃厚さが楽しめるのがこのケーキ類。
写真左は、今回の会期でもかなり人気の「カンタン・バイィ」。毎年買うほど大好きなフランボワーズ×ビターショコラで、食べた瞬間幸せになる美味しさ。ショコラの香りがもうたまりません。
写真中央は「リリアンボンヌフォア」。中に入った洋梨=ポワールが甘酸っぱくかつ濃厚。ナッツをベースにしたケーキでありながら、洋梨がいいバランスを取っています。
写真右は、今回の初出店の「イヴァン・シュヴァリエ」。ビターなチョコレートでありながら、酸味は少ないチョコレートの組み合わせでクラシックショコラに近い味わいと、アーモンドの食感が楽しいです。
フランス国家最優秀職人章(M.O.F.)を取得したギー・グレンザー氏が指揮を執る「LENOTRE(ルノートル)」。
フランス最高峰のメゾンであり、そのプラリネは最高に美味しく感動するほど。サロン・デュ・ショコラ限定バージョンの「プラリネ・ガナッシュアソート」(写真左)にも注目。こだわり尽くされたプラリネと、自慢のなめらかなガナッシュを楽しめる1箱として、ぜひおさえておきたいもの。
そして続いては、今回の会期でも初日から昼過ぎには完売するほどの人気を博した「クリスティアン・カンプリニ」。
バイヤーさんからもオススメいただいたハチミツのアソートを購入。プロヴァンスの特産=蜂蜜をテーマに。タイムの蜂蜜、ラベンダーの蜂蜜はダークチョコレートコーティングとミルクチョコレートコーティングの2種ずつ。その他、ローズマリーの蜂蜜、ハート型デザインの蜂蜜と柚子の6種をアソートしていて、蜂蜜が持つ様々な顔と魅力を楽しめる内容です。
東京・吉祥寺の『プレスキルショコラトリー』で腕を振るう、若き天才ショコラティエ小抜シェフ。カカオ豆からつくるショコラをはじめ、『上質な素材』、『香りのマリアージュ』にこだわったショコラを生みだしています。
シェフノ代表作であるタイベリー×ライチ、薔薇のショコラ『フルール』と、タイベリーのジュレ、ライムとベリーのガナッシュ『タイベリー』の限定アソート。鮮やかなピンク色がたまりません。
続いては、インターナショナル チョコレート アワードでは数々の賞を獲得し、世界で腕をふるう女性ショコラティエのユミコ・サイムラシェフ。パッケージの絵も直筆するなど多彩な才能の持ち主です。世界遺産カザーレ モンフェラートの丘のお店は2021年に新しいお店になり、創業13周年を迎えました。
毎回完売してしまうのが、「ピッコロジャンドゥイア」です。シェフの地元ピエモンテのヘーゼルナッツI.G.P.をふんだんに使用し、世界各国で評価された名作。これを求めて毎年楽しみに来る人も多いほど。小さな粒ながら、強烈なほどに濃厚なヘーゼルナッツの香りとねっとりした食感に、もう舌はメロメロです。
タブレットチョコで一番人気のベルナシオンはもちろんのこと、個人的には毎年恒例のリリアンボンヌフォアのいちじくのチョコレートをおすすめ。
自家製のドライイチジクのうまみと香りが、ミルクチョコレートに混じりあい、かめばかむほどうまみが口に広がります。
会期は2月3日まで。気になる方はぜひ。
クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
取材協力/伊勢丹新宿店 Photo&Writing/Cream Taro
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