門前仲町にある「bar&chocolate CACAOTAIL(カカオテール)」。その名前の通り、こだわり抜き、コロンビアから取り寄せた上質なカカオ豆から作られる
Bean to Bar チョコレートとバーテンダー&ソムリエが選び抜いたお酒が楽しめるお店。
「忙しい日々の中。ふっと息をつき、自身を労うための場所。そんな想いが込められたお店です。」と、そう話すのはバーテンダーで店主の荻原さん。気軽に立ち寄れて、美味しいカクテルがいただけるこのお店。自家製チョコレートを使った、他では味わえないカクテルを紹介していきます。
以前の記事で、もっと荻原さんやお店とチョコレートについて知りたい記事はコチラのインタビュー記事もどうぞ。
東京都江東区にある「門前仲町」。通称“モンナカ”と呼ばれる、下町の活気あふれるこの町。駅から徒歩数分のところ、路地裏にひときわ雰囲気のあるバーが「bar&chocolate CACAOTAIL(カカオテール)」。お店に一歩入れば、大人な落ち着く、隠れ家的なバーの世界が広がります。
ズラリと並んだお酒は、バーらしさを醸し出しながら、チョコレートに特化したお店らしく、チョコレートを自ら仕込むため工房としての役割も果たしていて、本格的なチョコレートのおつまみも楽しめちゃうんです。
店内には瓶につめられたカカオニブがお酒に漬け込まれています。このお店では、おすすめのペアリングがメニューに書かれていて、チョコレートに詳しくなくても、十分に楽しめるようになっています。今回はこの「bar&chocolate CACAOTAIL(カカオテール)」で、ぜひ飲んで欲しい2つのカクテルをご紹介していきます。
お店の名前にもなってるチョコレートカクテル「カカオテール 」。スコッチウイスキー、マッカランをベースに、オレンジリキュール、ミルク、ハチミツに自家製のチョコレートを組み合わせています。
そして特徴的なこのグラス。グラスに自家製のチョコレートをたっぷりとディップし……。
グラスをひっくり返し、トントントンと置くとチョコレートが垂れてこのデザインに。最初は、そういうデザインで作られたグラスなのかと思いきや、ちゃんとチョコレートを使っているので、飲むときにチョコレートの香りと甘みがさらに口の中で広がります。
そのヒントをバーテンダーで店主の荻原さんに伺うと……。
「これは、メーカーズマークのウィスキーがヒントなんです(笑)。このタラ~っと垂れた感じを出せたらいいなと思い、思いつきました。」
カカオの持つ酸味と、スモーキーなコクと奥深さ、ウィスキーの持つ芳醇な香りがしっかりカカオの魅力を引き出していて、チョコレート好きの方もそうでない方も楽しめます。
続いては、右の苺を使ったカクテルをご紹介します。
続いてはクリスマス時期に出していたカクテル。季節によってフルーツを使ったカクテルも楽しめるのも、楽しいポイント。
シャンパーニュと、注文を受けてから調理をするストロベリーがベースに。
クリスマスということもあり「サパン」(モミの木)のリキュールを使うところも、荻原さんの独創的なイマジネーションと、表現としての面白さを感じます。
他にもたくさんのカクテルが並び、カルヴァドス(リンゴが原料の蒸留酒)にカカオニブを漬け込んだお酒をトニックウォーターで割った「カカオトニック」や、カンパリ(オレンジやスパイス、ハーブを使ったイタリアのリキュール)にカカオニブを漬け込んだお酒などなど。
お好みやカスタマイズもぜひ荻原さんとお話して、最高のカクテルを楽しんでみてください。そんなカクテルに合わせたい「bar&chocolate CACAOTAIL(カカオテール)」らしいスイーツなおつまみもあります。
最後に紹介しておきたいのは「チョコレートサラミ」。チーズやナッツ、ドライフルーツを使っていて、チョコレートだけではなくフルーティーさやナッティーさを楽しむことができます。
ダークチョコレートに、パルミジャーノレッジャーノを加えた黒いサラミが定番メニューで、現在もうひとラインナップが増えて、スイートな味わいのブルーチーズと無花果がベースの白いサラミ、さらに山羊のチーズをベースにした赤いサラミの3つ。どちらもテイクアウト商品として、自宅で楽しめます。
盛り付けられたチョコレートサラミは、塩や胡椒やオリーブオイルなど。ウィスキーを始め、幅広いお酒に合い、一度食べたらその美味しさは忘れられません。
About Shop
bar&chocolate CACAOTAIL(バーアンドチョコレートカカオテール)
東京都 東京都江東区門前仲町1-14-8 下田ビル1F
営業時間:18:00~24:00
定休日:月曜日
クリーム太朗
ウフ。編集長
編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中
Photo&Writing/Cream Taro
注目記事