おすすめ銀座モンブラン4選♡断面付き！　解説＆実食レビュー

今月のモンブラン特集の締めくくりは、今食べたい旬の美味しいモンブランを紹介。今回は美食の街「銀座」で買える最高のモンブランが大集合。今まで見ることのできなかった、モンブランの断面を、全部カットし大公開。モンブランのその見た目からは想像できない、中身の複雑さやお店のこだわりがぎゅっとつまった断面を紹介していきます。

今回紹介するのは、こちらの4つのモンブラン

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1、銀座三越でしか買えない。フランスのショコラティエ「フレデリック・カッセル」カシスと栗の魔法のハーモニー
2、国産栗100％。ふわっと軽く食べられる「銀座ウエスト」のモンブラン
3、上品な甘さと香りに包まれる♡　毎年進化し続ける「銀座・和光」の和栗のモンブラン
4、ピスタチオと竹炭のタルト生地の意外な組み合わせに驚く「LOUANGE TOKYO Le Musée」

銀座モンブラン１：銀座三越でしか買えない。フランスのショコラティエ「フレデリック・カッセル」カシスと栗の魔法のハーモニー

まずはじめにご紹介するのは、「フレデリック・カッセル」。パリ郊外の古都「フォンテーヌブロー」に本店を構えるパティシエ・ショコラティエ。「第13回クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー2013」では、フレデリック・カッセル率いるフランス代表チームが見事優勝するなど、技術と味がスイーツに革新をもたらす世界的なパティシエです。

そんな「フレデリック・カッセル」の「モンブラン・ジュール」は、芸術的なこの見た目。上にはイタリア産マロンのシロップ煮が飾られています。それでは断面を見ていきましょう。

中を開くと、カシスが。実はフランスでは栗とカシスを合わせたモンブランは定番。フランスらしい仕上がりになっています。こっくりとした栗の甘みにシャンティクリームとメレンゲ、カシスが口の中で混ざり合い、香り高く絶品。甘酸っぱさと濃厚な栗の甘みで、1個でとても満足度の高いモンブランとなっています。

About Shop
フレデリック・カッセル 銀座三越
東京都中央区銀座4-6-16 本館B2F
営業時間：10:00〜20:00　※銀座三越の営業時間に準ずる
定休日：不定休　※銀座三越の営業時間に準ずる

銀座モンブラン２．国産栗100％。ふわっと軽く食べられる「銀座ウエスト」のモンブラン

続いては、東京・銀座7丁目に本店を構える「銀座ウエスト」。昭和22年に創業し、70年以上もの間、幅広い世代に愛されている名店です。国産栗１００％の自家製マロンペーストを使用したモンブラン（508円）。

断面というよりも、すでにカットされた状態なのが、この「銀座ウエスト」のモンブラン。ロールケーキの形になっており、断面には栗が。黄色い和栗の美味しさ、甘さを感じ、いつどこで食べても美味しい味わいです。ふわっとしたロールケーキの生地と、栗の食感のコントラストも楽しい逸品です。

About Shop
銀座ウエスト 本店
東京都中央区銀座７丁目３−６
営業時間：平日9：00～22：00、土日祝11：00～20：00
定休日：なし

銀座モンブラン３．上品な甘さと香りに包まれる♡　毎年進化し続ける「銀座・和光」の和栗のモンブラン

続いては、銀座4丁目の交差点、銀座のランドマークとして知られる「和光」。銀座4丁目のアトリエで作られるフレッシュケーキを取り扱う「和光アネックス ケーキ＆チョコレートショップ」のモンブランです。

黄栗（10月いっぱい）と、和栗のモンブランがある中で今回紹介するのはプルミエマロン 和栗（864円）。

断面を見るとこの通り、かなり複雑な層になっています。和栗の層が幾重にも重ねられ、中にはシャンティクリームは多くなく、その代わり和栗のクリームがこんなにもたっぷり入っています。そこにはメレンゲがあり、食感も楽しく、栗の美味しさ、食感、香りを存分に楽しめる構成となっています。

About Shop
和光アネックス ケーキ＆チョコレートショップ
東京都中央区銀座４丁目４－８
営業時間：10：30～19：30（日祝日は19時まで）
定休日：なし

銀座モンブラン４．ピスタチオと竹炭のタルト生地の意外な組み合わせに驚く「LOUANGE TOKYO Le Musée」

ラストを飾るのは、まるで美術館のように美しい内観と宝飾品のようなケーキが並ぶ、今年OPENしたばかりのLOUANGE TOKYO Le Musée (ルワンジュ東京 銀座)。「スフェール・モンブラン」（1296円）は、丹沢栗を使用した至高の進化系モンブランとなっています。

上から見てもとても美しいモンブランとなっています。それでは断面を見ていきましょう。

まず、メレンゲではなくタルト生地であることが特徴的。そして竹炭のタルト生地になっている点と、そこにはピスタチオのミルリトンとカシスのジャムがぎっしりと。厳選した丹沢栗を贅沢に使用しているそう。

クレームシャンティはさっぱりしていて、全体的にまったく重たくなく、さっぱりといただけます。とくにピスタチオの香り×栗の香りの絶妙なバランス感に、新しいモンブランの形を見いだせる逸品です。

テイクアウト用の箱も、１つずつまるで宝石を入れる箱のように。生菓子ながら、ギフトにもすごく喜ばれますね。

いかがでしょうか？　銀座だけでもこんなに素敵なモンブランがいっぱい。銀座へお出かけの際に参考にぜひしてみてくださいね。

About Shop
LOUANGE TOKYO Le Musée
東京都中央区銀座１丁目９−５
営業時間：10：00～19：00
定休日：なし

多くの人が朝から並ぶ「和栗や（谷中）本店」本当に美味しい“本物”の出来立てモンブランを求めて

クリーム太朗

ウフ。編集長

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編集責任者。ショートケーキ研究家として、日本全国のケーキを食べ比べる。自身でも、ケーキやチョコレートの製造・販売を目指すべく、知識だけではなく実技も鍛錬中

Photo&Writing／Cream Taro