明治期から現在に至るまで愛され続けている、和菓子の老舗「銀座凮月堂」。
銀座駅から徒歩2分という好立地にあり、『木の実と果実の羊羹テリーヌ』や『白餡とブルーチーズのテリーヌ』などの手土産や甘味を楽しめる茶房を目当てに訪れる人が多い人気店。
2018年にはリニューアルオープンし、より和に特化したお店になりました。
そんな「銀座凮月堂」でスタートした、熟練の職人が作る特別なカステラ『スクエア Ishigaki』。
毎週火曜日に数量限定で販売され、販売開始から売り切れるほど注目を集めています。今回はそんな『スクエア Ishigaki』の魅力に迫ります。
2018年5月に茶房としてリニューアルオープン。旬の食材や和食の技法にこだわった割烹を併設するなど、和に特化したお店になりました。
店内は、銀座凮月堂の象徴である「扇」や「月」にちなんだアートを配すなど、こだわりの和モダンな空間。
自社ビル内の8階にある工房から毎日作り立てのお菓子やお食事を楽しむことができます。
そんな銀座凮月堂から熟練の職人による特別なお菓子のブランド「メイドインギンザ」が新たにスタート。
その第一弾として発売された特別なカステラ『スクエア Ishigaki』の製造を担当するのは、半世紀に渡って和菓子作りに打ち込んでこられた、石垣 武司氏。
スクエアという名前は、“カステラを極限まで磨き上げたときに放つ魅力をビジュアルで表現できれば”という想いから名づけられています。
木箱を開けた瞬間に漂う、玉子の芳醇な香り。
黄身が濃厚でコクのある味わいの、マリーゴールドの花を飼料に育った徳島県産・千寿菊卵をたっぷりと使われています。
ポイントは美味しさを最大限に引き出すために、一般的なカステラと比べ、卵黄を多めに、小麦粉は少なめの配合量。
しかしこの配合量は、窯に入れたときに膨らみにくく、焼き加減が難しいんだとか。
そしてきめ細やかで、均一な焼き色にもポイントが。
きめ細かな焼き上がりにするために、表面に上がってくる気泡を大きな木べらで消す“泡切り”という技法があります。その泡切りを窯で焼いている60分間に4度も行われているそう。
そんな美味しさを最大化するための配合量、均一な焼き色にするための4度の泡切りによって仕上げられた『スクエア Ishigaki』は、職人だからこそ成せる技を感じる逸品。
一口食べると、玉子のコクと優しいハチミツの甘みが口の中に広がる味わい。
卵、砂糖、小麦粉、ハチミツのそれぞれの素材が引き立つ味わいで、ふんわりしっとりもっちりとした三拍子そろった食感もたまりません。
毎週火曜日に工房で焼き上げられる、手間暇かかった数量限定品。店舗に電話あるいはHPお問い合わせフォームより予約するのが確実。
職人の技が詰まった特別なカステラを自分用はもちろん、大切な方への手土産にもおすすめです!
About Shop
「銀座凮月堂」
東京都中央区銀座6-6-1 銀座凮月堂ビル 2階
営業時間:昼 11:30~17:30(L.O.17:00)、夜 18:00~22:30(L.O.22:00)
定休日:茶房 月、夜 日・月・祝
公式Instagram
Takuma
インスタグラマー
都内のパティスリーやホテルのカフェを中心に巡り、その美しい写真と丁寧な文章にファンも続々。パティシエ界や編集長も注目のウフ。スイーツ男子部第一号
Instagram(@k.takuma.happy)
Photo & Writing / Takuma
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