スイーツ男子として「ウフ。」でもショート連載を持つ俳優・小南光司さんと、フルーツサンド王子のあだ名を持つイートデザイナー・西村隆ノ介(にしむー)さんのスペシャルコラボ企画が実現。
なんと今回、西村さん(以下、にしむーさん)が小南さんにフルーツサンドの作り方を伝授!
しかも普通のフルーツサンドではありません。その名も「あぶりフルーツサンド」。スイーツ男子ふたりのわちゃわちゃと楽しむ様子と共に、レシピをご紹介します。
フルーツサンド職人としても活躍している、にしむーさんが教えてくれたのは、「メロンとパイナップルのあぶりフルーツサンド」。
にしむーさんのフルーツサンドは生クリームを使わないので、甘いものが苦手な人にもおすすめ。今回はバーナーを使ってあぶることで、外はカリッ、中はトロッの食感も楽しめます。
「フルーツは何を使ってもよいですが、旬のものが美味しいので、今回はメロンとパイナップルにしました。生クリームの代わりにクリームチーズとヨーグルトを使っているので、甘いものが苦手という方もぜひ試してほしいです」とにしむーさん。
<材料・2人前・4切れ>
●パイナップル 約1/6カット
●メロン 約1/6カット
●食パン 4枚
●ヨーグルト 約400g(水切りをすることで半分ほどの量になります)
※前日にプレーンヨーグルト1パックを水切りしておく。水切りはボウルの上に、キッチンペーパーを敷いたザルを載せ、そこにヨーグルトを入れる。冷蔵庫で一晩じっくりと水切りをするのがおすすめ。
●クリームチーズ 200g
●カルダモン(粉) 少々
●きび砂糖(クリーム用)大さじ3~ (パンのフチ用)大さじ3 (あぶり用)適量
ボウルに水切りヨーグルトを入れ、きび砂糖、カルダモンを入れます。カルダモンは香りづけなので、お好みで3振りくらいパパッと入れます。
続いて、クリームチーズを入れて全体がなめらかになるまで混ぜます。
普段作るスイーツはパンケーキとフレンチトーストくらいで、基本は食べる専門という小南さん。にしむーさんの指導のもと調理をスタート。
おそるおそるブレンダーを使っていましたが、すぐにコツをつかんだようで、余裕の表情に。硬かったクリームチーズが滑らかになり、全体が混ざって美味しそうなクリームが完成しました。
「パイナップル切るの初めて! どうやって切るんですか?」と小南さん。「とりあえず、寝かせて頭と下の部分を切り落としましょう。
次に、パイナップルを立てて皮を向くように切ってみてください」と丁寧に教えるにしむーさん。とっても和やかな雰囲気です。
皮を向いた後はケーキを切るように縦に6等分にカット。今回は芯まで食べられる台湾パイナップルを使用しているので芯は取りません。
最後に約1㎝幅にしてパイナップルは完成。
メロンを切るときに、にしむーさん的ワンポイント!
「種を取り除くとき、普通はこの部分を捨ててしまうのですが、もったいないと思いませんか? この部分の果汁がとても甘いので、ザルでスプーンを使ってこし、果汁をクリームに混ぜ合わせると美味しいんです」とにしむーさん。
メロン1玉を半分に切って種を取り除き、半分を3等分にしたら、皮を取り除いて1㎝幅にカット。
パンを2枚用意し、その両方にSTEP1で作ったクリームをたっぷりと塗ります。
フルーツの並べ方がフルーツサンドの大きなポイント!
「パンをカットしたとき、フルーツがキレイに見えるように、カットする線上にフルーツを並べるのがポイントです。今回は斜めに切るので、最初にフルーツを斜めに配置しました。少しずつ重ねるように並べ、さらに隙間にフルーツを配置します。隙間に合うよう、少しフルーツを小さくカットしなおして置いてもOKです」とにしむーさん。
並べたらその上からもう一枚のパンを重ねます。
フルーツがたっぷりなのでかなり厚みがありますが、そこは気にしなくてOK。
次にラップにくるんで冷蔵庫に30分~1時間入れ、味をなじませます。
ラップは約30㎝幅くらいで切り、手で軽く押さえながら少しきつめに包むのがポイント。
きつめに包むことで、パンとクリームがしっかりとなじみ、形崩れもしにくくなります。
初挑戦の小南さんも、にしむーさんの指導のもとしっかりと包むことができました。冷蔵後で冷やす際は、同じくらいの重さのものを重しとして上に置くと、さらにしっかりとなじみます。
フルーツサンドを30分~1時間置いたら、このままカットして食べても美味しいのですが、ここでひと手間!
「端っこまで美味しく食べてほしいので、ミミの部分にシロップを塗っていきます」とにしむーさん。
大さじ3のきび砂糖に熱湯30㎖を溶かし、完成したシロップをハケでミミの部分にたっぷりとしみこませます。小南さんもすっかり慣れたようで、職人のようにシロップを塗っていました。
今回は斜めにフルーツを配置したので、カットするときもも斜めに切るように注意しましょう。しっかりと冷蔵庫でなじませているので、普通の包丁で一気にサクッと切れます。
普通のフルーツサンドはここで完成!
ですが、今回は特別編ということで、バーナーで表面をあぶるので、断面部分にきび砂糖をつけます。きび砂糖はバットなどに適量出し、表面を軽く押し付けるようしてつけましょう。
断面部分にきび砂糖を付けたら、バーナーで少し焼きつけます。イメージはクリームブリュレ。表面につけた砂糖を少し焦がすように溶かしてカラメルのようにします。
バーナー初体験の小南さん。使い方を慎重ににしむーさんにレクチャーしてもらいます。「すごく上手ですよ!」とにしむーさんも、小南さんのバーナーさばきを絶賛。小南さんも「これ面白い、あれ焼きすぎた?」とすっかり楽しんでいる様子。
ふたりの力作の「あぶりフルーツサンド」お味の方は…?
「メーーーーーッチャうまい! 実を言うと、チーズは好きなのですが、クリームチーズだけは苦手だったんです。だから今回、材料にクリームチーズを使うことに内心心配だったんですが、すごくおいしいです。
ヨーグルトとクリームチーズで作ったクリームがすごく軽い口当たりで、フルーツ本来の甘みをすごく感じるんですよね。
さらに、あぶっているのが絶妙! あぶると甘みが引き立つんですかね、メロンやパインが香ばしくて、本当に感動しました。このカリッ、トロッ感がクセになりそう」と小南さん大絶賛。
「クリームが生クリームだとだれてしまうので、あぶることができないんです。小南さんはコツをつかむのが上手で、一緒に作っていて頼もしかったです」とにしむーさん。スイーツ話ですっかり仲良くなった二人でした。
バーナーが自宅にある方は少ないと思うのですが、あぶらなくても非常に美味しいフルーツサンドが作れるので、試してみてくださいね!
小南光司
koji kominami
俳優・モデル
1994年12月12日、神奈川県出身。181センチ。血液型A。
モデルでスカウトされ芸能デビュー。2016年から『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』朔間零役で注目を集め、舞台や映画、ドラマほかで活躍中。代表作に、舞台『KING OF PRISM』神浜コウジ役、『PERSONA5 the Stage』喜多川祐介役、『DECADANCE~太陽の子~』パサド役、『炎炎ノ消防隊』烈火星宮役。ドラマ『魔進戦隊キラメイジャー』日下優人役、『絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男』内海役などがある。
また5月26日(水)より主演舞台の「まわれ!無敵のマーダーケース!!」と、11月から舞台『ワールドトリガー the Stage』嵐山准役にて出演が決定している。
Profile
西村隆ノ介 Nishimura Ryunosuke
イートデザイナー。「にしむー食堂」を立ち上げ、渋谷6curry等で出店するほか、ケータリングサービスなども行う。コスメやジュエリーのプロデュース、デザイナーとしても活躍し、マガジンハウスGINZAにてエッセイの連載も持つ。
Photo/Ahlum Kim Hair&Make/Ayane(Lomalia) Writing/Sachikokori
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