町田駅の隣にある「玉川学園前駅」。幼稚園から大学まである玉川学園をはじめ“文教のまち”として知られるこの街に、知る人ぞ知るフランス菓子、パンのお店「パティスリー・パクタージュ」があります。
店内に入るとパンのバターの香りが広がってくると同時に、定番のケーキから洋酒を存分に効かせた大人のケーキまで…
今回は春を代表するフレジェと店主がおすすめする2つのケーキを紹介します。
フランス語で『分かち合い』を意味するPARTAGE。
「お菓子を作る喜び・貰う喜び・食べる喜び。私たちの作るお菓子達が皆様の気持ちを分かち合うきっかになってくれたら」
という思いを込めて、2013年3月にオープン。
お店を仕切っているのは斎藤由季さん。フランスの2つ星レストラン、自由が丘にある名店「パリ・セヴェイユ」や南品川にある「レ・サンク・エピス」でなどで腕を振るった実力派パティシエールなんです。
“何を食べているかがはっきりわかるお菓子”を作られている方で、素材の美味しさを最大限に活かしたフランス菓子を楽しむことができます。
ピスタチオのビスキュイにキルシュの香りを纏わせ、カスタードクリームにバターを混ぜたクレームムースリーヌと旬の苺がたっぷり詰まったフレジェ。
キルシュがほんのり効いていて上品な仕上がりになっており、食べる前に10分程度常温に戻すと、クレームムースリーヌのバターが適度に緩み、口溶けがたまらなくなります。
苺が美味しいこの時期だけ。一度食べると虜に。
粉を使わないチョコレート生地に、濃厚なピスタチオクリームとグリオットチェリーをヴァローナ社“カライブ”の口溶けの良いクリームで包んだチョコレートケーキ。
粉を使わないことで濃厚でしっとり食感。香ばしいピスタチオクリームとグリオットチェリーの酸味があいまってチョコレート好きにはイチオシ。
商品名である「イヴローニュ」=フランス語で“酔っ払い”。そんなチャーミングなネーミングがついたケーキは、ガナッシュ生地にデコポンのコンフィを合わせ、キルシュ漬けのグリオットチェリーと合わせたお菓子。
アルコール度数40度のお酒を多量に使用しており、ブランデーなど高濃度のお酒を好んで飲まれる方におすすめです。
アルコールが適度に含まれているケーキはよくありますが、こんなにも使用しているのは見たことがありません。
店内に入るとバターの香りがたまらない、厨房で毎日焼成させるパンや焼き菓子、コンフィチュール、紅茶も勢揃い。
自分用はもちろん、ちょっとした手土産にも喜ばれます。
About Shop
「パティスリー・パクタージュ」
東京都町田市玉川学園2-18-22
営業時間:11:00〜19:00
定休日:日・月・火
Takuma
インスタグラマー
都内のパティスリーやホテルのカフェを中心に巡り、その美しい写真と丁寧な文章にファンも続々。パティシエ界や編集長も注目のウフ。スイーツ男子部第一号
Instagram(@k.takuma.happy)
Photo & Writing / Takuma
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