連載の第2回目は、オムライス店で働いていた遠藤シェフの経験から、たまの休日の朝食に食べるという、オムレツ!
一見、普通に見えるオムレツ。シェフならではのこだわりで、まるでホテルの朝食で食べられる、ふわっふわトロトロの人生最高のオムレツへ……。
▼ 材料
卵 ・・・・・・・・・・ 2個
牛乳 ・・・・・・・・・ 50ml
(クリーミーにしたい場合は、100ml以上でもOK)
コショウ ・・・・・・・ 少々
バター ・・・・・・・・ 少々
液体塩こうじ ・・・・・ 大さじ1
赤ワイン ・・・・・・・ 大さじ3
ケチャップ ・・・・・・ 大さじ3
ソース ・・・・・・・・ 小さじ1
卵をよくといたら牛乳を入れて、ひと混ぜ。その後、液体塩こうじ入れます。「塩こうじなどの発酵調味料に含まれるこうじ菌には、たんぱく質を分解してくれる酵素が含まれているので、卵がやわらかくなるんです。時間がたってもかたくなりにくくて、オムレツに欠かせいですよ!」
火加減は中火で、フライパンを前後にゆすり、箸で円を描くようにかきまわします。そして焦がさないコツは、濡れふきん。「ガス台の近くに、濡れふきんを用意しフライパンを一度、当てて温度を下げて卵が焦げないように。卵はすぐ焦げたりかたくなるので、こうすれば慌てずに作ることができるんですよ」
フライパンの奥に、卵を寄せていくようにくるんでいきます。ゴムベラを使えば、くっつきにくくオススメです。「フライパンの端についた卵を処理したら、卵を端に端にと寄せていきます」
「僕流は、細長いオムレツなので手巻き寿司みたく、フライパンの中でどんどん巻いていく感覚です」
「ケチャップだけでもいいですが、赤ワインがあるだけで風味が全然違います。本当に安いワインでいいので、先に入れて飛ぶくらい沸騰させます」
「ある程度ワインが飛んだら、ケチャップとソースを3:1で入れていきます。」
あとはひたすらかき混ぜるだけで完成。スタジオにも赤ワインの香りが漂います。
出来立てソースをオンし、あとは野菜を付け合せるだけ。
ズッキーニやレタス、トマト。生野菜も忘れないという遠藤シェフ。
盛り付けたら、完成です! いかがでしょうか?
卵に塩こうじ、ソースにちょっぴり赤ワイン。それだけで高級ホテルの朝食に。誰でも真似できるレシピを今後も遠藤シェフが披露します。
次回は、「祝! カメリア銀座2号店、伊勢丹新宿店OPENリポート」をお届けします♪
遠藤 泰介
Taisuke Endo
シェフパティシエ
・ピエールエルメ イクスピアリ オーナーシェフ
・UIPCG世界ジュニア製菓技術者コンクール準優勝
・ザ・ペニンシュラ東京 ショコラ担当職人
・クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー 飴細工部門 日本代表決勝出場
・2018年 パティスリーカメリア 銀座店 現オーナーシェフ
【TV出演】
マツコの知らない世界、「おびゴハン!」、「内村のツボる動画」など多数
About Shop
店名「パティスリーカメリア銀座」
住所 〒104-0061 東京都中央区銀座7-5-12ニューギンザビル8号館1階
営業時間 平日12:00~24:00 土日祝12:00~20:00
定休日 不定休
Photo/Aya Sunahara Writing/Cream taro
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