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この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

今年もついに! パティスリーやホテル、レストランなどが集結するフランス菓子を中心としたスイーツの祭典「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク 2024」が開催。

スイーツメディアとして「フランス菓子」の歴史、そしてその面白さを毎年楽しめる本イベントはぜひ取材したいと思い、イベントの発表会へ。

2024年7月1日(月)~7月31日(水)の期間、昨年は北海道から沖縄まで230店舗が参加し、6万⼈以上が来店したこのイベント。「パリブレスト」「ミルフィーユ」「エクレア」ときて、今年のテーマは「サヴァラン」。開催地域をさらに拡大しさらなる盛り上がりを見せています。

開催も残り2週間。今からでも間に合う本イベントを紹介していきます。

フランスパティスリーウィークとサヴァラン

この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

「フランスパティスリーウィーク」のテーマである「サヴァラン」。そのルーツは「ババ」にあり、18世紀にポーランドの王がフランスのアルザス・ロレーヌ地方に亡命してきたところから始まります。洋酒入りのシロップをたっぷりをしみ込ませたババは、かたくなったパン菓子にお酒をかけて食べたら大変に美味しく、それをヒントにお抱えパティシエに考案させたと言われています。

その後、「ババ」の名で各地に広まり、1840年代にパリでパティスリーを営んでいたジュリアン兄弟が売り出したのが「サヴァラン」です。

クラシックなサヴァランはラム酒を使いますが、使用するお酒はジンをはじめ多様化し、また合わせるフルーツも日本の四季が表現され、グラスデザートになることも。そんな多様化し進化し続けるサヴァランの新しい世界や日本のパティシエたちのクリエイションを紹介していきます。

総勢10名のパティシエたちが登場。とうもろこしから日本の菊を表現したものまで!

この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

本イベントの発表会が開催され、総勢10名のパティシエが集まりました。今を時めく豪華なパティシエたちが大集結。そしてフランスパティスリーウィークアドバイザー. フランス菓子研究家大森由紀子さんが司会をつとめます。

この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

今回登壇したパティシエたちは下記の通り

【参加パティシエ一覧(あいうえお順)】
在原 真琴 Patisserie MORANGE(神奈川・東白楽)
江森 宏之 MAISON GIVREE(神奈川・中央林間)
大澤 智弥 GALET GALET(無店舗・催事などに出店)
金井 史章 INFINI(東京・九品仏、銀座)
菊地 賢一 パティスリー レザネフォール(東京・恵比寿、中野)
捧 雄介 Patisserie Yu Sasage(東京・千歳烏山)
佐藤 亮太郎 Regalez-Vous(神奈川・鎌倉)
寺粼 貴視 Patisserie Chocolaterie Recit(東京・東松原)
パトリック・ルメル Le Coin Vert(東京・神楽坂)
三谷 智恵 パティスリー サロン・ドゥ・テ アミティエ 神楽坂(東京・神楽坂)

この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

まず会場で最も目を引いたのが神奈川・中央林間の名店「MAISON GIVR.E」江森宏之シェフ。トウモロコシのクレームブリュレに焼いたトウモロコシを組み合わせ、キャラメルの香ばしさととうもろこしの香ばしさの魅惑のハーモニー。日本らしい、日本の食材や四季を感じるサヴァランでした。

この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

続いては実店舗を持たず、イベントのみで販売するという新しいスタイルの「Galet Galet(ガレ ガレ)」。フランス菓子を新しいクリエイションで届けていくブランドです。

日本とフランスの掛け合わせで、菊をイメージしたサヴァランの形にしみ込ませたのはラムではなく、シャルトリューズ。上には食用菊をのせています。また中にはヴァローナジャポンのオレンジブロッサムウォーターの香りをうつしたシャンティクリームに、甘酸っぱい福井の梅を合わせています。柑橘と薬草のような香りが混じりあい、和と洋の新しいサヴァランを表現。

この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

続いては金井 史章シェフの「INFINI」(東京・九品仏、銀座)。グラスカップになり、こちらも新たらしいサヴァランの形に。石垣の黄金パイン使用し、ココナッツのクリーム、パインのコンフィチュールで合わせてトロピカルに。生姜を組み合わせていてさっぱりとした余韻に。

この夏、サヴァランが熱い!?「フランスパティスリーウィーク2024」フランス伝統菓子サヴァランを全国301の名店が提供

数多くある中で最後に紹介するのは、皿盛りのデザートのサヴァラン。フランスで活躍した名パティシエ佐藤 亮太郎シェフ率いる「Regalez-Vous(神奈川・鎌倉)」。

ハイビスカスのサバランで、生地にバターを使わず 大白胡麻油を液体のままでなく一度固形にしたものを生地に合わせていく技法を取り入れ表現。油脂分を植物性にする事によって スッキリと食べられるように設計しています。エキゾチックでありながら、トレンドの植物性ベースのクリエイションはさすがです。

開催期間は7月31日まで。ぜひ公式HPで参加店舗の詳細もチェックしてみてください。

ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク 2024
開催期間:2024年7月1日(月)〜7月31日(水)
開催場所:全国の参加店にて
主催:ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク事務局
特別後援:在日フランス大使館
※店舗により提供&販売期間が少し異なる場合があります。

参加店はこちら : https://www.francepatisserieweek.com/pastryshops