21世紀のフランス菓子の先駆者で、パティシエ界のピカソとも呼ばれるピエール・エルメ氏。実は世界で初めて自身のブティックをオープンしたのが東京の『ホテルニューオータニ』(1998年)だったことを知っていましたか?
そんな日本との関係が深いピエール・エルメ氏が、日本の素晴らしい食材をもっと発信していきたいと思い2018年に誕生したブティックが『Made in ピエール・エルメ』です。
今回は5周年を迎える『Made in ピエール・エルメ』の新作7種を含む注目のラインアップから「ウフ。」編集部の園果わたげが選りすぐりの6種を実食レポートします!
『Made in ピエール・エルメ』5周年を記念した新ロゴマーク入りBOXには新フレーバー2種と、定番のチョコレートマカロンがイン。
新作の「ほうじ茶」のマカロンは、マカロンコックとガナッシュの両方にほうじ茶の香りがしっかりと練り込まれ、食べると焙煎されたほうじ茶の香りが口いっぱいに広がります。
「しそ&オレンジ」はしその香る上品なマカロン。オレンジのコンフィチュールを潜ませているので、口に入れると爽やかな酸味が。日本の気品を感じる味わいに感無量です。
和菓子の定番きんつばをピエール・エルメが作ったら?
9月中旬から発売をスタートした「きんつば」は、和菓子職人とパティシエが本気で作り上げた極上の1品。山芋を使った生地は、独特のモチモチとした食感を有し、しっとりとなめらかな黒ごま餡子を優しく包み込んでいます。和菓子でありながらお茶だけでなく、珈琲や紅茶にもぴったり。手土産としても重宝しそうです。
2023年11月15日から販売が開始されるマカロンB OXが早くも注目を浴びています。今回は、2024年の干支“辰”をコンセプトにアートユニット「RIBBONESIA(リボネシア)」とコラボレーションした生命力あふれるデザインです。
人気のマカロンは3個、6個、10個の詰め合わせを用意。なかでも「きな粉」は上品に広がる芳醇なきな粉の香りに、しっとりとしたマカロンの舌触りが絶妙。ひとくちで幸福感を感じられます。
毎年好評を博しているホリデー限定パウンドケーキ。今年は「バニラ&イチゴのパウンドケーキ」で、しっとりとした生地にほのかに香るイチゴが繊細な味わい。バニラの優美な甘さが後を引きます。
『Made in ピエール・エルメ』では、街を散歩したくなるかわいいドリンクもあるんです。新作「マカフラ」はフラペチーノの上にドーナツ型の大きなマカロンコックがのったキュートなワンカップ。
11月8日発売の「マカフラ ほうじ茶」では、厳選した国産のほうじ茶をたっぷり使用。ホワイトチョコレートと合わせてクリーミーなドリンクに。トップにのったマカロンコックはしっかりと焼き上げているので、ザクザクとした食感が楽しめます。
カップに印刷されたロゴと、フレーバーに合わせて変化するドリンクの色味がかわいい♡今後、『Made in ピエール・エルメ』の定番となる予感。
『Made in ピエール・エルメ』では一部店舗限定で焼き立てのお菓子が購入可能。人気はフィナンシェとマドレーヌで、丸の内の店舗はどちらも通常より大きめに焼き上げています。
フレーバーは、ベーシックなバターの他に、ピエール・エルメ氏が選りすぐった日本の素材を使用したフレーバーなど、シーズンによってさまざまな味を楽しめます。
店内に香るバターの香りに、ついつい1つ2つと食べたくなる罪な焼き菓子たち♡
もちろん、お持ち帰りやギフトもあるので、用途に合わせて選べます。
About Shop
Made in ピエール・エルメ 丸の内
東京都千代田区丸の内3-2-3 二重橋スクエア1F
営業時間:11:30~19:00
定休日:不定休
園果わたげ
ウフ。編集スタッフ
ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。
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毎日の健康のために、小腹が空いたときのおやつに……。私たちの日常に欠かせない食べ物といえる“ヨーグルト”。最近はさまざまな種類が登場し、選ぶのに迷うほどです。
その中でも、スイーツファンの間でひそかな話題となっているのが、バターミルクが入った、よつ葉乳業の「バターミルクヨーグルト」。一般的なプレーンヨーグルトとは違う、独特のコクがあると評判なんです。
10月4日にリニューアルをするこちらの商品をスイーツメディア「ウフ。」編集長こと、クリーム太朗がいち早く試してみました。クリーム太朗も驚いたその味とは?
年間3000個ものスイーツを食べている坂井編集長ことクリーム太朗。その中でもクリームやチーズ、ヨーグルトといった乳製品系のスイーツが大好きで、TBS系テレビ『マツコの知らない世界』では「ショートケーキの世界」で登場したほどです。
そんな彼がよつ葉乳業の「バターミルクヨーグルト」を初実食することに。
クリーム太朗「よつ葉乳業『バターミルクヨーグルト』の噂は聞いていましたが、実際に食べたことはなかったので、ついに出会えた…という感じです。バターミルクは、バターを作る過程でできる液体で、バターでも牛乳でもない別物なんですよね。どんな味なのか気になりますね」
と期待している様子で、パッケージをまじまじと観察。
クリーム太朗「ヨーグルトといえば赤や青のパッケージが多いですが、ベージュに英字が描かれたパッケージはスイーツらしい印象で、さらに期待が膨らみます」
さっそくひとさじ、口の中へ。
クリーム太朗「酸味がとがっていないので、とってもまろやか! ヨーグルトというより、甘酸っぱいスイーツという感じ。甘さの余韻のキレがよいせいか、食べ進めても甘ったるくならず、すっきりしていますね」
さらに「バターミルクヨーグルト」ならではの、とろっとしたテクスチャーにも注目。
クリーム太朗「とろっとした舌触りで、舌にのせた瞬間の甘さの広がり方がまさにスイーツ。プレーンヨーグルトにありがちなシャバシャバした感じもなく、ものすごくリッチな味わいです」
クリーム太朗「ミルキーでコクがあるので、あっという間に食べ切ってしまいました。ふだんイメージするプレーンヨーグルトとはまったく別の食べ物です。本当にこれはスイーツそのものですね」と大絶賛。
このおいしさのヒミツは何なのか、「バターミルクヨーグルト」について深掘りしてみました。
「バターミルク」と聞くと、バターが入っているもの、というイメージがありますが、実は違うんです。
「バターミルク」とは生クリームからバターを作る過程でできる液体のこと。お菓子の材料として業務用に加工されて使われることが多く、スーパーにあまり出回ることがない希少なものなのだとか。これを入れることで、まろやかでミルキーな風味を引き出してくれるそう。
クリーム太朗「バターミルクという言葉から、脂肪分が高そうなイメージを持つ方がいるかもしれませんが、実はほぼ含んでいないというから驚きます。味の面でも栄養の面でも魅力的ですね。バターミルクこそが、このヨーグルトのおいしさの要となっていると思います」
そして、もうひとつのおいしさのヒミツといえるのが、素材本来のおいしさ。よつ葉乳業は北海道の乳業メーカーとして、北海道の酪農家が生産した良質な生乳を原料に、おいしく安全で高品質な製品を作っているんです。
「バターミルクヨーグルト」も乳原料は100%北海道産を使用し、香料不使用でヨーグルト本来の味と香りを大事にしているそう。
クリーム太朗「このヨーグルトがおいしいのは、その元となる乳原料がおいしいからなんでしょうね。ヨーグルトというシンプルなものだからこそ、素材のよさが際立ちますね」
「バターミルクヨーグルト」はいつ食べるのがいいのか、クリーム太朗的おすすめは?
クリーム太朗「ヨーグルトというと“朝”というイメージがあるかもしれませんが、これはどちらかというと、スイーツを楽しみたいときがぴったり。食後のデザートとして、3時のおやつとして、夜のごほうびとして堪能すると良いのでは」
最後にクリーム太朗的アレンジ方法も紹介してもらいました。
クリーム太朗「とろっとしたなめらかなテクスチャーとコクを生かして、ソースとして使うのもおすすめ。フルーツにかけるだけで最高のスイーツになります」
クリーム太朗「秋のおすすめはイチジクやシャインマスカット。ディルなどのハーブを添えてもおいしいです。イチジクのまろやかな甘みと、『バターミルクヨーグルト』のミルキーな甘みが溶け合って最高! お店並みのアシェットデセール(デザートプレート)を家で手軽に作れるのもポイントです」
今回、クリーム太朗が実食した「バターミルクヨーグルト」(写真中央/¥128税抜)のほかに、レアチーズケーキのようなスイーツ感がある「バターミルクヨーグルト~レアチーズ仕立て~」(写真右/¥128税抜)、ごくごくと軽く飲める「のむバターミルクヨーグルト」(写真左/¥175税抜)があります。
クリーム太朗「今回のリニューアルでミルキーさとコクが増したのだとか。ちょっとしたごほうびスイーツ感がありつつ、価格は¥128(税抜)ととても手頃なのもうれしいですね。ちょっと甘いものが食べたいけど、たっぷりとスイーツを食べることに罪悪感がある、と言う方にもぴったりです」
こちらのヨーグルトは、全国のスーパーをはじめ、オンラインショップでも購入できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
協力/よつ葉乳業株式会社 Photo/Takaki Kusumoto(willcreative) Writing/Satsuki Okabe
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