毎月新しいパフェが登場することで大人気の「エンポリオ アルマーニ カフェ表参道」。今回はパフェブームの先駆けとなり、スイーツ界にムーブメントをもたらしたパフェの秘密に迫ります。記事では特別に、パフェ考案者の秋山シェフに解説していただきました。
パフェをメニューに加えるようになったのは5年前。パフェブームがくるずっと前より手掛けていた理由は、「大人が満足できるパフェがまだ存在していなかったから」と秋山シェフ。
「たった一つのグラスでたくさんの素材や食感を楽しめる素晴らしいスイーツながら、生クリーム、コーンフレーク、アイス、フルーツ…と入っているものが定番化している中で、常識を覆す新しいパフェを作り出せないか」と考えたそう。
エンポリオ アルマーニブティックと併設しているため、「ショッピング帰りのお客様がアルマーニの世界観をそのまま感じられる‟モード“と‟スタイリッシュ”をパフェで体現したのがこだわり」。男性客が一人で来店することも多いそう。
パフェのレシピ作成は、「ホテルニューオオタニ東京」や「ピエール・エルメ」、海外の有名店でキャリアを積んできた秋山真佐典(まさのり)パティシエが手掛けています。
「アルマーニ / リストランテ」のディセールを担当している秋山氏が、「エンポリオ アルマーニ カフェ」のメニューも開発しているため、どれもリストランテレベルのクオリティ。それをカフェで手軽に味わえるのはうれしい限り。
上から、メレンゲ、赤スグリ、エディブルフラワー、メロンのシャーベット、アーモンドミルクのアイス、メロンゼリー、ショウガとジンのグラニテ、バニラクリーム、ナタデココ、メロンソース、シャンティークリーム、ホワイトチョコ、クランブル、、、。
おいしい層が重なり合い、美しい断面はもはやアートのよう。
ゼリーの上にはホワイトチョコが。これは層をきちんとわけるためと、違った食感を感じるように、と秋山シェフが工夫を凝らしたそう。
盛り付けには特に力を入れていて、ピンセットと手技で完璧に仕上げています。
メロンのシャーベットから一口目を含むと、あまりのおいしさに思わず声が。フレッシュなメロンの甘さと香りをダイレクトに感じられ、今までのシャーベットは何だったのだろうと思うほど。
その横にあるアーモンドミルクアイスも、コクがありつつ重たくなく、次へといざないます。
食べ進めると、ゴロゴロと贅沢に入っているメロンと、モスカートダスティ(イタリアの甘口微炭酸ワイン)のゼリーがさわやかに広がり、クランブルのザクザクも出てきて、スプーンが止まらず。
さらに進めると、ホワイトチョコや、ナタデココも登場し、どこまでも飽きずに食べられ、あっという間に完食。
大人の女性でも一気に食べられるくらい、とても軽い食べ心地でした。また来たい、また食べたいと思わずにいられない秋山氏のパフェは、リピーターが続出するのも納得です。
月替わりで旬の素材を使ったパフェが出るのが「エンポリオ アルマーニ カフェ表参道」の魅力。7月は、‟桃“がテーマ。
パフェの構成は、桃のソルベとサボテンのグラニテで涼んだあとに、ひまわりの種とオートミールのクランブル、サボテンクリームにピーチティーの寒天、フレッシュの桃など色々な食感を楽しめ、その後、ヨーグルトのパンナコッタと桃のソースでこのパフェ1番の濃厚な層を味わえるそう。
そして、最後はキリッとした生姜のゼリーでサッパリと締め括れるとのこと。想像できない味に期待が膨らみます。
About Shop
エンポリオ アルマーニ カフェ表参道
東京都港区北青山 3-6-1 オーク表参道 1F
営業時間:11:00‐21:00
定休日: 不定休
シャンティM子
ウフ。編集スタッフ
ファッション誌出身のスイーツ好き編集者。赤文字系雑誌、webメディアに携わったのち、ライフスタイル誌とウフ。を担当。ホテルのアフタヌーンティー、クレープ、ショコラが好き。
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