いま、ホテルが提供するパフェが熱い!
ということで、前回の名古屋編に引き続き、今回は東京編です。
東京はホテルの激戦地。100年近く続く歴史あるホテルからコンテンポラリーなホテルまでさまざまです。その中から今回は、東京に来たら、または東京住みなら、1度は絶対に訪れるべきホテルのパフェを紹介します。
“東京の新御三家”と称される、全国屈指のラグジュアリーホテル「ウェスティンホテル東京」。1994年に開業して以来、重厚で趣のある雰囲気と、幾年たっても色あせないデザインで人々を魅了し続けます。
そんな「ウェスティンホテル東京」のロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」とエグゼクティブ バー「ザ・バー」の両方で、期間限定「Summer Premium Parfait サマープレミアムパフェ」が行われます。2022年7月1日(金)~8月31日(水)の間、昼夜にわたり異なるメニューのパフェを提供。それぞれのお店のカラーを感じるパフェはどれも絶品です。
「Summertime Parfait サマータイムパフェ」では、窓ガラスから入る陽射しのようにキラキラと輝く3つのパフェがお見え。
「ルージュ」(左)は真っ赤なベリーが見た目にも情熱的なパフェ。フルーティーなライチとのコントラストが鮮やかです。
「エキゾチック」(真ん中)はヒマワリを思わせる元気いっぱいのパフェで、パイナップルとマンゴーの濃厚な甘みは極上です。
「ピーチ,ラズベリー&ライチ」(右)はキュートな桃とラズベリーのマリアージュが楽しい一品。ゼリーとグラニテ(シャーベット)にはライチを使用しています。
夏のアグレッシブな気分をパフェグラスに詰めたかのような3種の「Summertime Parfait サマータイムパフェ」に気分も躍ります。
エグゼクティブバー「ザ・バー」を思わせる大人の味わいがたっぷりと詰まった「Twilight Parfait トワイライトパフェ」。
「ウェスティンホテル東京」のエグゼクティブペストリーシェフ鈴木一夫氏が本格的な洋酒を使い、特別な夜にぴったりなパフェに仕上げました。
「マンゴー,パッションフルーツ&チョコレート」にはラム酒『ディロン トレヴューラム <V.S.O.P.>』を使用し、その名の通り妖艶でエキゾチックに。
「ティラミス」には愛好家から絶大な人気を誇る、秩父のモルトウイスキー『イチローズモルト&グレーン ウェスティンホテル東京 プライベートボトル』使用し、香りの高い仕上がりに。
「メロン杏仁」では、アーモンドのような甘く芳ばしいリキュール、アマレット『ディサローノ』を使用。地中海の風を感じるダイナミックな一品です。
「Summer Premium Parfait サマープレミアムパフェ」
・販売期間:2022年7月1日(金)~8月31日(水)
・販売店舗:ロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」/エグゼクティブバー「ザ・バー」(ウェスティンホテル東京1F)
・提供時間:12:00~21:00[L.O 21:00]
・料金:「Summertime Parfait サマータイムパフェ」各2,600円 (サービス料込)/「Twilight Parfait トワイライトパフェ」3,200円~3,400円(サービス料込)
「パレスホテル東京」は歴史をたどると1947年の「ホテルテート」開業まで遡ります。75年間、丸の内の皇居外苑が一望できる素晴らしい立地から東京の変遷を見てきた唯一のホテルです。
そんな「パレスホテル東京」の作るパフェもまた、どこまでもクラシックな風情があります。ステムが短く、広口浅底なクープグラスと、その堀を泳ぐ白鳥が控えめながら優雅な印象です。
クープグラスにはフレッシュな白桃と、とろりとした白桃のコンポートが贅沢に盛られています。
パフェの中には、フランボワーズの酸味を生かしたジュレや乳酸菌飲料のシャーベットが。後味にはフロマージュブランで作った真白なクリームのコクが広がります。
シンプルなうちに秘めた軽やかなサプライズの数々は「パレスホテル東京」らしいパフェ。
ラング・ド・シャでできた白鳥も何だか誇らしげです。
桃パフェ
・販売期間:2022年6月1日(水)~2022年8月31日(水)
・販売店舗:1F ロビーラウンジ ザ パレス ラウンジ(パレスホテル東京)
・提供時間:10:30~21:30(L.O)
・料金:2,900円
東京でクラシックなホテルといえばもうひとつ「山の上ホテル」を忘れてはいけません。
古本の街・紙の街と呼ばれる神保町にほど近い「山の上ホテル」。ここ以上に文化人に愛され、苦楽を共にしたホテルはありません。
そんな日本の文豪文化の拠点となった「山の上ホテル」には喫茶「コーヒーパーラー ヒルトップ」があります。そこで楽しめるのは、ハイカラなスイーツの代名詞「プリンアラモード」と、季節限定で入れ替わる3種のパフェ。
「白桃パフェ」(左)には心地よさそうにのる大きな桃。実はこちら、本物に見立てた飴細工。中には白桃のシャーベットとバニラアイスが入っています。白桃のコンポートは瑞々しく、カスタードクリームのコクにぴったりです。
「トロピカルパフェ」(中央)はマンゴーとココナッツを使って爽やかに。2つの素材はシャーベットやソースなどさまざまなかたちに加工されています。
パフェの中間層にあるココナッツ風味のパンナコッタは名アクセント。ミルキーな味わいとつるんとした喉ごしがたまりません。口の中が空っぽになってもココナッツが香る濃厚なパンナコッタです。
「宇治抹茶パフェ」(右)は和服を着て和心いっぱいで食べたくなるパフェです。アイス、クリーム、ジュレとして京都宇治抹茶を使用した抹茶づくしの一品。グラスのボトム部分にはマンゴーパッションソースとカスタードクリームが。和洋折衷の甘さが楽しめるパフェは、古き良き日本を感じます。
白桃パフェ(※数量限定)/トロピカルパフェ/宇治抹茶パフェ
・販売期間:2022年7月1日(金)~2022年8月31日(水)
・販売店舗:コーヒーパーラー ヒルトップ(山の上ホテル)
・提供時間:11:30~21:00
・料金:各2,200円
文豪繋がりであれば、思い浮かぶのは東京駅丸の内駅舎にある「東京ステーションホテル」です。1915年開業時、、駅の中にあるホテルの先駆けとして国内外の賓客を迎え入れたそう。
当時の憧れの存在となった同ホテル。松本清張の『点と線』、江戸川乱歩の『怪人二十面相』などなど、このホテルが小説にでてくる物語を上げればきりがないほどです。
個性派作家の愛する「東京ステーションホテル」のロビーラウンジで満喫できるパフェもまた個性派。大きなメロンを丸々1玉、お皿替わりに使用したビジュアルは斬新で豪華です。
旬を迎え、甘い香りを放つマスクメロン。中身をくりぬいた中には、マスクメロンと赤肉メロンがフレッシュな状態で入っています。
また、生クリームとスポンジ、メロンアイスが加わりリッチな味に。トップにはコロンと丸いフレッシュメロンが2種類。見た目も鮮やかに飾られています。
「マスクメロンのパフェ」はフルサイズと、1/2カットにしたハーフサイズの2種類を用意。好みの大きさを選べるのは嬉しい限りです。
マスクメロンパフェ
・販売期間:2022年7月1日(金)~2022年8月31日(水)
・販売店舗:ロビーラウンジ「東京ステーションホテル」
・提供時間:11:00~L.O
・料金:フルサイズ単品 8,980円(※3日前12時までの完全ご予約制)/ハーフサイズ単品 4,580円(※1日10食限定 売り切れ次第販売終了)
園果わたげ
ウフ。編集スタッフ
ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。
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