かつて世界最短でミシュラン一ツ星を獲得したフレンチレストラン「TIRPSE(ティルプス)」で秒速完売した「富士山カヌレ」。酒粕と焼酎の芳醇な香り、ホワイトチョコレートの甘みが忘れられなかったカヌレですが、2018年に閉店とともに幻のスイーツに…。そんな幻のスイーツが、西麻布のコラボレーティブ・レストラン&キッチン「Atirom TOKYO(アティロム・トーキョー」にて最高の素材を追求した形で復活しました。今回は「富士山カヌレ」の魅力に迫ります。
そのように語るのは、西麻布のコラボレーティブ・レストラン&キッチン「Atirom TOKYO(アティロム・トーキョー)」を率いる、高橋未来さん。住所非公開でありながら、イベントの予約開始と同時に予約約が埋まってしまうまでに注目されています。
「TIRPSE(ティルプス)」のオーナーであった、大橋直誉さんが生み出したスイーツ「富士山カヌレ」。TIRPSE(ティルプス)のファンであり、富士山カヌレが大好きであった高橋さんが所属する「Atirom TOKYO(アティロム・トーキョ)」の立ち上げのメンバーの一人であったのが大橋さんなんです。
「世界はコロナとなりレストランにお客様を呼ぶことが難しい状況となった中で、ご自身で少しでもAtirom TOKYO(アティロム・トーキョ)を楽しんでいただきたいと考え、大橋さんと共に富士山カヌレを復活させることとなりました」
と仰っていました。富士山カヌレが大好きだった高橋さん自らが大橋さんと共に復活させるだなんて素敵なお話ですよね。
さらなる最高の素材を追求した形で復活した、Atirom TOKYO(アティロム・トーキョ)の「富士山カヌレ」。TIRPSE(ティルプス)の富士山カヌレとの違いも聞いてきました。
「TIRPSEの富士山カヌレとの大きな違いとしては、松本酒造・守破離の酒粕、黒木本店の焼酎・球を使用しており、AtiromTOKYOの「富士山カヌレ」は、木屋正酒造・而今の酒粕、黒木本店の別蔵 尾鈴山蒸留所の焼酎・山ねこを使用しています。而今の酒粕は爽やかでフルーティな芳醇さがあります。そんな而今の酒粕に合わせ、同じ芋焼酎でも芋のコクとフルーティな果実味のバランスが良い山ねこを合わせました。」
日本酒やワインとよく合うのはもちろん、AtiromTOKYO(アティロム・トーキョ)の「富士山カヌレ」は、紅茶やコーヒー、ハーブティーとも相性が合うように最高の素材を追求した形で復活し、カヌレが大好きな人はもちろん、そうでない人にもオススメしたいカヌレです。
表面は、ホワイトチョコレートでコーティングされており、富士山に雪が降ったような可愛らしいカヌレに食べる前からワクワクです。
パリパリの食感の表面に、中はねっとり。酒粕特有のチェリーやレーズンのような甘酸っぱい酸味、チョコレートの甘み、焼酎の芳醇な香りが相まってとっても美味しいんです。
甘いものがあまり得意ではない方にも楽しめる大人なスイーツ。
ラム酒を使用するカヌレが通常ですが、こちらのカヌレは酒粕を使用しており、酒粕にしか出せない奥深い味わいがたまりませんでした。
パッケージデザインは、葛飾北斎の「凱風快晴」。富士山カヌレにふさわしい洗練させたデザインですよね。
・富士山カヌレ『而今』(1箱5粒入り)2,592(税込)
毎週日曜日14時~OMAKASEにて販売しております。
酒粕とホワイトチョコレートの唯一無二のマリアージュをお楽しみくださいね。
Takuma
インスタグラマー
都内のパティスリーやホテルのカフェを中心に巡り、その美しい写真と丁寧な文章にファンも続々。パティシエ界や編集長も注目のウフ。スイーツ男子部第一号
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