夏が終わると、あっという間にクリスマスケーキの予約が始まる時期に。各ホテルのパティスリーから、シェフのこだわりが詰まった品が続々と登場しています。
今回ウフ。編集部が取材したのは、2024年10月に開業30周年を迎える「ウェスティンホテル東京」のクリスマスコレクション。スイーツ&ブレッドのなかから、実際の試食で選んだ特におすすめの品を紹介します!
2024年のホリデーシーズンのテーマは「Winter Celebration」。全7種のケーキのなかでも、ボックス型のデザインが美しい2つの新作はぜひチェックしたいところです。
ペストリーシェフを務める金井智幸シェフが「雪の結晶柄のチョコレートで、クリスマスのプレゼントボックスのように仕上げました」と話すのは、白と赤の色合いがキュートな『ダブルフロマージュ』。
スポンジ生地の上にのっているのは、ベイクドスフレチーズケーキと、ババロア仕立てのレアチーズケーキ。2種のケーキの間には、アプリコットジャムがサンドされています。
ケーキを覆うホワイトチョコレートのパリッとした食感は、とろけるレアチーズケーキ、しゅわっと軽やかなスフレのアクセントにぴったり。トッピングにはストロベリー以外にラズベリーとブルーベリーも使われていて、まろやかなチーズの味わいの中に、果物のフルーティーな酸味を楽しめます。
『マロンショート』は、チョコレートスポンジとマロンクリームを合わせたスイーツ。クリームには栗とアーモンドローストが入っており、カリッと、ザクッとした食感も。ほどよい甘さで、他のケーキを試食した後でもすっきりとその美味しさを楽しめます。スポンジからはほんのりラム酒が香り、上にのったヘーゼルナッツや渋皮栗とのハーモニーも絶妙です。
なお、この2種はどちらも80台限定。買おうと思ったら受付が終了していた…なんてことにならないようにするためには、予約は早めがよさそうです。
「タイムレスコレクション」として販売されるケーキは、ホテルが過去30年で提供してきた品から特に好評だったものをシェフが厳選。ラインアップは『ストロベリーショートケーキ』『ラズベリーザッハ』『パリブレスト』の3品です。
シェフが「しっとりさを追求した、オリジナルのチョコレート生地を使っています」と話す『ラズベリーザッハ』。甘酸っぱいラズベリージャムと華やかな酸味のラズベリー風味ガナッシュ、濃厚なダークチョコレートの相性は抜群。ブランデーの風味もふわりと広がり、クセになりそうな大人のテイストを楽しめます。
イチゴピューレ入りクリームと生クリームをあわせた『ストロベリーショートケーキ』は、自然な甘さに心が和みます。今年のショートケーキは、すべてケージフリー*1の卵を使っているのもこだわりの点なんだそう。いろんなケーキがあるけどやっぱり王道も外せない…と改めて認識させられる、何度でも食べたくなる味わいのスイーツです。
*1)ケージフリー:平飼いや放し飼いなど、ケージに入れずに鶏を飼育する方法のこと
生菓子だけでなく、日持ちが長い焼き菓子もクリスマスには欠かせないもの。日本でも定着しつつあるドイツの伝統的なお菓子『シュトーレン』は、同ホテルでも人気の品なんだそう。
アーモンドやドライフルーツが贅沢に含まれた生地は、ラム酒の香りと素材の美味しさが融合した幸せすぎる味わい。外の生地は薄めで、より純粋に果物やナッツそのものの風味を楽しめます。すましバターに漬け込んで仕上げているため、上品なバターの香りとコクも。
ブレッドには、イタリア・ミラノ発祥のクリスマスブレッド『パネトーネ』や、イタリア語で“黄金色のパン”を表す『パンドーロ』などが登場。『パネトーネ』は卵や砂糖に加えてバターをふんだんに使ったリッチなパンで、中にはレーズンをはじめとするドライフルーツもたっぷり。卵黄を惜しみなく使用した『パンドーロ』の生地にはマロングラッセが練り込まれていて、バニラの香りが広がる粉糖とのハーモニーを堪能できます。
いずれも予約受付は2024年10月1日から12月10日(最終日は18:00締切)まで、引き渡し期間は12月18日から25日(11:00~21:00)。年に一度しかないクリスマス、ケーキや焼き菓子、パンなどいろんな形でお祝いを楽しむのもよいかもしれません。
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ウェスティンホテル東京
東京都目黒区三田1-4-1
Instagram:@westintokyo
三月
ウフ。編集スタッフ
カスタードとお固めのパンが特に好きな148cm。ライター出身、ワクワクしながらメディアを作ってます。毎日おいしいものに出会えて幸せです。
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