こんにちは。ライターの坂本リエです。
秋の味覚がはじまったばかりなのにもうクリスマス…!?
と思っていましたが、ホテルやパティスリーなど続々と登場しています。
今回は、ホテル雅叙園東京のクリスマスケーキ試食会へ参加したので、ご紹介します。
ホテル雅叙園東京内の天井や壁を見てみるととても繊細で美しい空間が広がっていました。
装飾には「訪れる人が本物の芸術に酔いしれ、夢見心地になるような空間をつくりたい」という創業者のおもてなしの心が宿されているそうです。
ペストリー料理長である生野さんは「クリスマスケーキでも職人技を表現したい」と毎年手仕事が光るケーキを生み出しているそうです。
ホテル雅叙園東京ならではの美術工芸品のような趣きのケーキがクリスマスの特別な高揚感を演出します♪
ここで試食をした4点のクリスマスケーキをご紹介します。
①シンプルイズベスト!「フロマージュ・フィグ」
白のグラデーションにホワイトチョコのポインセチアで華やぎをプラスしています。
濃厚なクリームチーズのスフレに、白いちじくのなめらかなクレームと粗く刻んだ白いちじくのコンフィ。
「新作の中ではシンプルに作っている」と話す生野さん。
ほかのケーキに比べて柔らかい食感。
メープルシロップ風味のナパージュ(表面に塗る、透明感のあるジュレ状のもの)が口の中で最初に広がりました。
土台のピーカンナッツとグラハムクラッカーがザクザクとした食感で香ばしく、いちじくのプチプチ食感が特徴的でクセがなく他の食材と馴染んでいます。
②脇役が主役を引き立てる!「抹茶かのこ」
「和菓子を作ってはいけないと思って作っている」(生野さん)
抹茶、酒粕、栗羊羹と和の味わいが楽しめます。
しっかりとした酒粕の香りと、土台にした黒豆のケーキの存在感を柔らかな抹茶ムースが包み込みます。
栗羊羹は脇役となっていて、ずっしりとした抹茶と黒豆のケークは黒豆がしっかりと主張していました。
口あたりなめらかな抹茶ムースショコラは風味がほんのり柔らかな印象で上品な逸品。
③切り絵細工のようなデザインが印象的!「オレンジノワゼット」
聖夜の家の窓から覗く風景をチョコレートで象っています。とても繊細で素敵!チョコレートムースの中に、濃厚でビターなザッハ・マッセやガナッシュ、さわやかさを添えるオレンジピールペーストなどを重ね奥行きのある味わい、苦味を生かしたケーキと話す生野さん。
オレンジの風味がしっかりと効いていて、さわやかでフルーティーでした。
ムースショコラが濃厚で、ヘーゼルナッツのヌガーがザクっと香ばしく最後まで飽きの来ない味わいです。
④中央部の濃厚な層が絶妙なハーモニーを奏でる「フレーズ・柚子」
真っ赤なベリーのケーキは、柚子の皮を混ぜ込んだクレームダマンドを土台にし、苺のコンフィチュール、白餡と練乳の羊羹、苺のビスキュイが重なっています。
ベリーと何かを混ぜることが多いと話す生野さん。
今回は白あんを合わせ、色々素材が出て来た中で白あんが降りてきたんだとか。
いちごと柚子、ゆずと白あん、3つの相性がいいので間違いないと形になったのが「フレーズ・柚子」。
いちごの甘酸っぱさがキュッと口の中に広がります。
そのほかに限定10台の「玉手箱」の存在感は圧巻でした。
内容は<一の重> プティガトー3種(シシリアン / フルリール / 栞杏)/ 手毬チョコ / 結晶ボンボン / オレンジショコラ / 季節のフルーツ / パウンドケーキ2種(北欧紅茶 / 胡桃シナモン)/ ステッキチョコ <二の重> 嘉山農園の苺ショートケーキ
箱はチョコレートでできていて、ホテル内を飾る組子細工をモチーフにしているそうです。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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ホテル雅叙園東京
営業時間:11:00~20:00
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