チョコライターとして、今回おすすめなのがジャン-シャルル・ロシューのフルーツタブレット。ジャンシャルルロシューは、フランスのブランドで、シェフのロシュー氏は3歳の頃からお菓子作りの道を志し、ミッシェル・ショーダンなどの有名店で修業後30代で独立。パリ・サンジェルマン地区にブティックを開店し、CCC(フランスの有力なチョコレート愛好家のクラブ)では「フランスのベストショコラティエ100人」にも選ばれ、現在では世界的な人気ショコラティエになっています。最近では指原莉乃さんのYouTubeで田中みな実さんが紹介されていました!
miki
チョコライター
ufu.でも連載がスタートする、平成生まれのチョコライター。チョコレート検定エキスパートも取得し、その丁寧な文章に各界からも注目を浴びる。( @ choco_late.333 )
みずみずしいいちごに薄くチョコをかけて、タブレットに仕立ててあります。生のフルーツを使用しているので、賞味期限は製作された当日限り。シンプルなのですが、噛むといちごの甘酸っぱい果汁が口いっぱいに溢れ、チョコレートの甘さ、カカオの香りと溶け合います。
裏面。ワニ革のようになっています! 催事でいちごのタブレットを手に入れましたが、東京の青山にある本店では、毎週土曜日に限定30枚でフルーツタブレットを販売しています。フルーツはいちじく、ぶどう、みかん、などその時季節で一番おいしいものに入れ替わっていきます。3月にはいちごも並ぶそうですよ!(公式インスタを要チェックです)
現在、本店では開店時から整理券を配布し、その日中の好きなタイミングで引き換えられる(ただし閉店30分前まで)ようにしているそうです。私が訪れた際(2020/1/30)は有田みかんでした。どのフルーツも、お値段1枚3300円(税込み)。お値段は張りますが、それに見合った美味しさは保証されています。
表参道駅から徒歩5分ほど。大通りから一本中に入った路地にあるのがNOIRビルです。ジャン-シャルル・ロシュ―は1Fに入っています。中に入るとタブレットチョコをくわえたチョコレートのワニがお出迎え。ロシュー氏がシリコン型から全て自ら手掛けて作ったものだそうです。ロシュー氏は時には本物の彫刻も手掛けるアーティストで、パリ本店でもこうしてものすごく精巧に作られた動物たちのチョコが並ぶそう!
そのままワニの前を通って右手の階段を上ると2Fには無料で入れるギャラリーもありました。私がお邪魔した際は2Fギャラリーに田島一成さんのお花のアートの展示中でした。
地下は会員制のバーだそう。もちろんジャン-シャルル・ロシューの店舗もとっても素敵な空間です。なんだか現代美術館のような雰囲気です!
そんなハイセンスな店内にはタブレット、オランジェット、ボンボン、たくさんのチョコが並びます!
こちらはカルーセル。チョコを削って食べられるそう。楽しそう! 元々ボンボンショコラは一粒から購入できたのですが、緊急事態宣言中はセット売りのみでした。(緊急事態宣言が終了したら一粒からの方式に戻る予定ではあるそう!)
そういえばオブジェやショッパーの柄、なんだかワニのモチーフが随所に出てきます。 どうしてだろう?と気になって調べてみたところ、
“リビングのショコラを母の目を盗んでさっとくすね、部屋に持ち帰り、
誰もいないことを確認してから、こっそりと口に運ぶ・・・
ショコラの原体験は、クロコダイルの狩りによく似ている“
というロシュー氏の子供時代を振り返る言葉を見つけました。
「純粋無垢だった子供の頃のように、ショコラに対するピュアな本能と官能を解放してほしい」という想いでクロコダイルをモチーフにしているのだそうです。
なんだかほのぼのとかわいいですね。
まだまだ落ち着かない事態なので、お出かけを推奨できるわけではないのですが、 時々はワニのようにささっと美味しいものをハントして、お家でゆっくり味わいながら心の癒しと、美味しいものを提供してくださるお店を守り、乗り越えていけたらいいなあと思います。気になった方はぜひワニの気分でフルーツタブレットを食べてみてください!
About Shop
JEAN-CHARLES ROCHOUX Chocolatier Tokyo
東京都港区南青山5丁目12-3 NOIRビル 1F
営業時間:12:00~17:00 (2021年3月時点・時短営業中)
定休日: 不定休
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