2020年、スイーツ界・お取り寄せ界に革命を起こした幻のガトーショコラ「THE chocola」をご存じでしょうか? ガトーショコラの常識を覆す、そのなめらかな食感と風味、そして温度や時間で変わっていく、その究極のおいしさ。オンラインでは瞬殺、名古屋の店舗での予約販売は半年待ちの人気のガトーショコラです。以前ufu.でもコチラの記事で紹介しました。
そんな人々を夢中にさせた立役者は、チョコレートアーティストでもあるSawada Akioさん。Akioさんが、満を持して東京へ進出。なかなか買えない、あのガトーショコラがついに、自由が丘の店舗で購入ができるように。早速OPEN前に、伺わせてもらいました。
スイーツの聖地であり激戦区でもある、東京は世田谷区、自由が丘にOPEN。1日50個限定で「THE chocola」を販売。店内は販売オンリーのため、イートインはなし。東京で今まで買えなかった人はもちろん、地元の人や知らなかった人まで、幅広く楽しんでもらいたいという、Akioさんの熱意のもと、OPENしました。
「THE LAB」=「実験室」。商品、いや作品ひとつひとつに真心をこめて、まるで我が子をめでるかのように大切にするAkioさんにとって、この「THE chocola」をはじめとする「THE pudding」など、名作は丁寧に作られて生まれています。決して大量生産にこだわらず、自らの手元で、実験を繰り返しながら化学変化を起こし生まれる。それがこのAkioさんのこだわりであり、たくさんのファンが生まれる秘密です。
1階は販売スペース、2階は工房となっているこのお店。名古屋を拠点としているため、名古屋で作り配送すればよいのではないか、またキッチンや業務委託をして大量に作ればいいのではないか、という疑問を持つ方も多いかと思いますが、ここはAkioさんのこだわり。東京のものはすべて東京で“自ら”作り、フレッシュなものを提供する、それが「THE LAB TOKYO」です。
写真の素敵なポーズと、上目づかいでカメラ目線をくださったのはAkioさん。毎週金、土、日の週末だけOPEN。Akioさんが名古屋からわざわざ毎週お店でほぼワンオペをするという、驚きの情報が。これもたくさん人に会いたいという、Akioさんらしい姿勢。「Akioさん」と、この記事で何回書いたかわからないほど、人として魅力あふれるAkioさんに、東京で会えるのも魅力の一つです。
この記事を読んでくださったみなさん、まだ食べたことがない方がほとんどかと思いますが、予約殺到するその美味しさは本物です。
画期的なのはその食感。ねっとりしているガトーショコラと比べて、フォークを入れて感じるのはその軽やかさ。口に運べば、ふわっと溶けていき、カカオの濃厚な香りが鼻をつき抜けます。
ビターすぎることもなく、クリーミーさが特徴的で老若男女問わず楽しめる味わいになっています。一切れカットして食べると手が止まらなくなる、それがこの「THE chocola」の魅力です。
高級感ある箱はギフトや手土産にも。価格は1本3800円、1日50本限定販売で、店舗は販売次第終了となっています。気になる方、そしてAkioさんとお話したい方は、ぜひ週末は自由が丘へ。
編集後記
たまにしっかり発信したい記事で、編集長自ら書いてしまう編集後記。今回はAkioさんの記事にて。インスタグラムを通じて、その人柄ややさしさに感動し、すっかり大ファンになってしまった。今回、OPEN前に呼んでいただき、初めてお会いすることもできた。Akioさんの食への熱意は、職人に近い部分がある。現代では、大量にお菓子が生産され「美味しければいい」という風潮も。たしかにそれも一理あるし、それはお菓子界を支えるうえで必要なことかもしれない。ただ、一つのお菓子に込められた想いや「自らの手でしっかり作りたい」という、職人のパッションはお菓子界を、そして僕たち消費者のレベルをぐっとあげてくれる。毎週末、わざわざ名古屋から東京に来てまで、美味しいものを届けようとするAkioさんの姿に、また愛が深まるばかり。
About Shop
「THE LAB TOKYO」
東京都目黒区自由が丘2-9-8(MAP)
営業時間:毎週 金、土、日曜日のみ営業
11時〜(先着50本無くなり次第閉店 予約不可)
Photo&Writing/Cream Taro(編集長 坂井勇太朗)
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