前回の記事でも登場した、東京の日本橋浜町にお店を構える「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」。そのお店の人気メニューでもあり、シェフである村田さんが感動したショコラショー（ホットチョコレートドリンク）をテーマに記事をお届けします。ショコラショーとは何か？
日本でも、チョコレート専門店やカフェで少しずつ広まってきたショコラショー。その名前を聞いたことがない人もまだ多いですが、ショコラショーはフランス人にとって、日常的な飲み物。「本場ではショコラがもっと身近な存在だと感じました」と話す村田さん。ショコラショーを出すきっかけは、修業時代の経験になりました。
「僕が修行していたのは、フランスやイタリア、スイスの国境沿いぐらいに位置する”バルディゼール”という、オリンピックではスキー場としても有名な地でした。標高も高くてまるでハイジの世界。見渡せば山の中でしたね。その街にあった1件のパティスリーで修行をしていました。
ラボの隣が牧場で窓を開けると、牛や羊がいるんですよ（笑）そんな世界で、あるとき飲んだショコラショーが本当に美味しくて。搾りたての牛の乳で作るショコラショーが本当に美味しかった。ショコラショーって、こんなに美味しいんだなって」
「お店では、搾りたてのミルクで作ることはできないけど、注文を受けてからら”出来立て”を用意することにしたんです。やはりその美味しかった出来立てのショコラショーがあったからですね。」
今回、特別にショコラショーができる前での工程を見せてもらいました。
まず選べるのが産地。好きな産地のチョコレートを選んだら、専用の機械でショコラショーづくりが始まります。
ミルクと合わせて、チョコレートを溶かしていきます。スチームで温めながらゆっくりと作っていくのがポイントだそう。
空気を混ぜながら、フワっとした食感を演出しているそう。
アンバサダーでもあるチョコライターmikiさんが試食。nelさんにショコラショーの美味しさ、魅力は何か村田さんに伺いました。
「出来立てで、フレッシュであることはもちろんですが、使っているチョコレートの良さがダイレクトに感じられるのがショコラショーの魅力です。ちょっと酸味があったり、フルーティーだったり、スモーキーだったり、それぞれの産地や農園の良さがホットチョコレートにするとより濃厚に出ますね。」
「これから暑い季節になると、パフェはもちろんかき氷も出します。そんなときに温かいショコラショーと一緒に、ほっと一息つくのもおすすめです。ぜひショコラショー楽しみに来てくれたら、嬉しいですね。」
今回は、編集長のクリーム太朗もおすすめする「ショコラショー」にあえてスポットをあてました。次回は、最終回。新しいシェフたちの働き方と「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」が考える「町づくりとチョコレート」をテーマに構成します。お楽しみに。
About Shop
nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO
東京都中央区日本橋浜町３丁目２０−２ HAMACHO HOTEL内（MAP）
営業時間：10：00～18：00
定休日：不定休
公式インスタグラムはこちら
Photo／Omori Tadaaki Writing／Cream Taro
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