ベルギー発のチョコレートブランドであり、パリやロンドンなど世界各地で高く評価される「ピエール マルコリーニ」。そんなブランドの2025年バレンタインコレクションには、普通とはちょっと違ったハートのチョコレートが登場!
ピエール マルコリーニ氏が登壇したベルギー大使館でのイベントの様子と、イベントで味わった限定スイーツを紹介します。
アシンメトリー(非対称)なハートが特徴的な「クール ココロ シリーズ」は、ブランドを代表するハート形のチョコレート「クール シリーズ」がブランドの30周年を記念してリニューアルしたもの。
バレンタイン売り場や催事でもハートのチョコレートは目にする機会が多いものの、アシンメトリーなものを見かけることはまれ。美味しいチョコを贈りたいけど、定番すぎるのもつまらない……なんて思いに応えてくれそうなお菓子です。
新フレーバーのひとつである「ノワゼット トリュフ エテ」は、ヘーゼルナッツ風味のミルクチョコレートガナッシュと、サマートリュフが香るヘーゼルナッツプラリネをミルクチョコレートの中に。
優雅な甘さのミルクチョコレートと香ばしいナッツに力強い風味のトリュフがよく合う、やみつきになる味わいです。この組み合わせは、マルコリーニ氏がヘーゼルナッツの産地である地域を訪れ、ナッツの香りを感じる白トリュフのパスタを食べたときに思いついたそう。
マルコリーニ氏はハートの形を変えた理由を、愛情を表すハンドジェスチャーである「指ハート」(通称)を披露しながら説明。
「この完全には対象でないハートのジェスチャーを見たときに、『愛情の形もさまざまなのではないか』と気付きました。親から子どもへの無条件の愛、飼っている動物への愛、それぞれに形が異なり、必ずしも同じサイズではない愛情が存在するのだと。そして、1年間かけてアシンメトリーなハートのチョコレートを作ったんです」
さらに今回のバレンタインには、ブランドの30周年を記念した特別なアソート『コフレ トランタン』も。18種入りの「グラン」、10種入りの「プティ」の2種がラインアップされており、創業年に販売されていたチョコレートから過去の限定品、今も愛されるものまで多様な味わいを楽しめます。
イベントでは1990年代に登場した「サブロン」「ヴァニーユ クロッカント」「ヴィオレット」が試食として登場し、マルコリーニ氏がそのこだわりを解説。「サブロン」は、ヘーゼルナッツと濃厚なダークチョコレートの味わいに、サクサクのフィアンティーヌとほどよい塩味が至福のアクセントを加えています。
マルコリーニ氏が「私は諦めるのが大嫌いなので、両方入れました」と話す「ヴァニーユ クロッカント」は、マダガスカル産とパプアニューギニア産の2種のバニラを使ったフレーバー。ミルクチョコレートのガナッシュからバニラの高貴な香りが驚くほど豊かに広がり、鼻に抜けていきました。
楽しみ方がユニークな「ヴィオレット」は、ベルギーの文化を感じるお菓子。マルコリーニ氏によると、ベルギーやフランスでは子どもが食べるキャンディとして花の味のキャンディが一般的なのだそう。
そのキャンディから着想を得た「ヴィオレット」はミルクチョコレートの中にすみれのクリスタリゼ(糖を表面にまぶしたり、砂糖漬けにして固めたりしたもの)が入っており、噛まずに溶かして味わうことで、すみれのフローラルな香りや味わい、さわやかな酸味を楽しめます。
そのほかにも、日本酒とピスタチオをあわせた「ピスターシュ&サケ」と、マンダリンが香る「マンダリン」の2種のフレーバーが入った『ガナッシュ ピュール』をはじめ、個性豊かな品がたくさん。
「ピスターシュ&サケ」のフレーバーが生まれたきっかけは、マルコリーニ氏が昨年日本を訪れた際に日本のお酒に心を惹かれたこと。ペアリングにおすすめのドリンクは日本酒の古酒(長期熟成酒)とのことで、日ごろとは少し違ったバレンタインを楽しむのにもぴったりのガナッシュです。
ピエール マルコリーニの2025年バレンタインコレクションは、銀座本店や渋谷店、グランフロント大阪店といった全国にある店舗のほか、オンラインショップでも購入可能。今年のバレンタインは、個性と美味しさが光るチョコレートで大切な人へ想いを伝えてみては?
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