azuma(蒼蓮)
チョコレートと日本酒のライター
チョコレートが好きすぎて、仏ショコラティエブランディングにも携わっていた、チョコレートエキスパート・日本酒唎酒師資格他を持つスイーツ系ママライター。
伊勢丹新宿公式サポーターイセタニスタ他(@azuma0326)
この季節、どこのショコラティエでも店頭ではソフトクリームやアイスクリームが並びますね。
そんな中、チョコレートエキスパートの筆者のオススメはMinimal – Bean to Bar Chocolate (以下Minimalと表記)のお取り寄せのアイス!
チョコレートのアイスではありますが、従来のチョコレートアイスの印象を払拭する味わいで、チョコレートエキスパートであり、アイス系の商品も食べ比べ続けて来た筆者がハマったアイスの一つです。
販売を開始されると、すぐに売り切れてしまう人気商品なので、「SOLD OUTしてなければ買っておく」で正解!
Minimal – Bean to Bar Chocolateは原材料のカカオ豆の風味にこだわり抜く、
Bean to bar(カカオ豆から板チョコレート他製品まで一貫して手がけるという意味)のチョコレートブランドです。
日本で一般的に市販されるチョコレートは、カカオ豆からいくつもの行程を経て、製菓用チョコレート「クーベルチュール」となったものを仕入れてから板チョコレートやお菓子を作ります。
この時多くはカカオの原産地は混ぜられ、品種も時に混ざってクーベルチュールは出来上がります。
Minimalの場合は世界中のカカオ農園に渡り、これぞというカカオ豆を厳選して直接仕入れ、さらに自社で選別しカカオからチョコレートやスイーツを作っています。
チョコレートの製造工程をご存知でない方からは、「それってそんなに味変わらないのでは?」と聞かれますが、実は、風味に大きく影響する工程がいくつも「チョコレートになる前」に行われるため、食べなれない方でも食べ比べでハッキリわかるくらい味わいが変わります。
さらに最近は増えて来たbean to barブランド各社の中でもMinimalの魅力はカカオの風味に拘り、本当に必要な原材料しか使用していないこと。
Bean to barブランドでも多くの場合、通常ミルクなど「カカオと砂糖以外」の原料を多く含むのですが、Minimalでは「カカオと砂糖のみ」で板チョコレートを作っています。
板チョコレート以外のチョコレートのお菓子も作られていますが、このカカオの風味へのこだわりはブレがなく、極力余計なものは入れず、カカオの風味と引き立ち合うような原料とレシピで作られています。
筆者がMinimal のアイスにハマった理由は、「カカオの風味へのこだわり」が感じられるレシピと味わいです。
卵や生クリームを使用していないので、「カカオではないクリームや卵のまろやかさで出てくる濃厚さ」がなく、
シンプルにカカオ(チョコレート)が持つナッツのような豊かな味わいや、逆に焙煎等でスッキリとフルーツのように引き立たせた風味の良さを味わうことができます。
従来、チョコレートのアイスは濃厚すぎてちょっと苦手、と思われていた方もぜひ味わってみていただきたい美味しさです。
カカオの焙煎や精錬といったチョコレートに変える作業には、実は多くの時間や手間が必要です。
クーベルチュールからスイーツに変えるよりも多くの時間が必要であるため、
一度に作れる量に限りがあります。
またMinimalのこだわりにあふれたチョコレートは、その確かな味わいで2017年日本のブランドとして初めてインターナショナルチョコレートアワードのPlain/origin bars部門でで金賞を受賞。
日本屈指のチョコレートイベントにも引っ張りだこ、超人気日本酒蔵「新政」とのコラボレーションチョコレート(販売終了)なども好評でファンが増え続けています。
そのためアイスを含め、限定のコラボチョコレートや、スイーツは小刻みに「今回はこのフレーバー」などで少数ずつ販売されLINE等で通知されるのですが、 ファンがこぞって購入し数日でなくなることが多々あるようです。
筆者が購入したのは「プレミアムアイス」(フレーバー:ナッティ・フルーティ等チョコレートの味わい別のセット販売時価格6個入り¥3,630送料別)。
さらにギフトでお贈りし好評だったのが
「カカオを丸ごと楽しむアイス&ソルベ」(フレーバー:ナッティ・フルーティ フルーティがチョコレートではなくカカオの果肉カカオパルプのソルベ販売時価格6個入り¥3,630送料別)
同じ「フルーティ」の名前でチョコレートのフルーティさを出した回と、
チョコレートではなく、フルーツ(果肉)であるカカオパルプを使った回があったということです。
チョコレートの場合、原産地や品種、さらにカカオ豆の発酵・豆段階での焙煎・精錬の具合で、一般的に市販されるチョコレートよりも大幅にフルーツのような酸味を表現することができるのですが、決して酸味だけ強いのではなくドライフルーツや南国のフルーツのような味わいの余韻もあって非常に美味です。
カカオパルプはカカオ豆を取り出す際に通常は取り除かれてしまう、
カカオの果肉でライチのような味わいのフルーツ。味わったことがない方からは「説明書きを読まなかったらこれがカカオでチョコレートと関係があるものだと気がつけなかった」というほどチョコレートとは一線を画す味わいです。
筆者はカカオパルプのスイーツややドリンクの味わいがとても好きで、夏場にとても向いていると思います。
ナッティは、多くの方がイメージするチョコレートのアイスに近くはあるのですが、普段クリームや卵の濃厚さの中で感じ取りにくい、ナッツのような味わいや、カカオならではの香りや複雑さもしっかり味わうことができます。
後味が非常に軽やかでスッキリ。チョコレートのアイスですが、どちらかというとソルベにも近い印象です。
どうしても自宅にこもり気味で、メリハリがつきにくい昨今ですが、
Minimalのアイスで、気分をリセットしてみてはいかがでしょうか?
筆者はベランダのテーブルセットで頂きましたが、美味しくてとっても癒されました。
ギフトにも実際に贈りましたが、一般的なチョコレートアイスよりも味わいがはっきり感じられ、後味もスッキリしているので、食後のデザートに良いと大変好評でした。
About Shop
Minimal – Bean to Bar Chocolate
オンラインショップURL
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店頭の販売製品については異なる場合があります。
店舗アクセス
富ヶ谷本店:東京都渋谷区富ヶ谷2-1-9
代々木上原店:東京都渋谷区上原1-34-5
※各店の営業時間、連絡先はHPよりご確認ください。
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