ufu(ウフ)スイーツがないと始まらない。
「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

駅から徒歩数分。コロナ禍でも家族5人が一丸となって頑張っている老舗の喫茶・レストランが入谷に。喫茶店特集ながら、今回スイーツはもちろんのこと、絶品のハンバーグも紹介していきます。内装含め、日本の古き良き喫茶文化を、そして温かみのある空間とファミリーの接客をお届けします。

真っ赤なソファと、びっくりするレリーフに囲まれて

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

入谷は上野駅や鶯谷駅から近く、日比谷線沿いにあります。駅から徒歩1分ほど、レストラン・喫茶トロントと書かれており、メニューは懐かしのナポリタンやオムライスからクリームソーダまで、日本の“懐かしい”を詰め込んだお店です。

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

お店は昼になると、地元のサラリーマンのランチで人があふれる人気ぶり。早朝は地元のおばあちゃん・おじいちゃん、午後の時間帯はInstagram等でスイーツを見て来る若いお客さんが訪れるなど、老若男女問わず多くの人に愛されるお店です。

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

店名にある「トロント」の意味合いは、マスターが自分が大好きなスキーに由来。“いつか海外行ってスキーがしたい”スキーといえばカナダ、カナダといえばトロント。そこからこのお店の名前が付けられたんだとか。

そして大きな特徴がこの赤いソファ。そしてお店に奥に行くと……。

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

巨大なレリーフ。開業当初は店内デザインを専門家の方と相談したんだとか。当時は喫茶店ブームで次々にお店がOPEN。ゴージャスな喫茶店を意識して、レリーフに、シャンデリアを飾ったそう。この大きな3つのレリーフは、他の喫茶店にはない、とてつもないインパクトがあります。すべてマスターが依頼して作っていただいたもの。

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

シャンデリアも少し特徴的なデザインのものに。「いわゆるシャンデリア」にしなかったのも、マスターのこだわりが散りばめられています。

まず食べて欲しい、絶品のハンバーグと罪悪感たっぷりなピラフ

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

家族で、ファミリーレストランじゃないけれど、家族連れでみんなでご飯を食べたい。そんな喫茶店でもあり、レストランでもある「トロント」。コーヒーだけというお店でもなく、喫茶店だからといって、食事には手を抜かない。そんな美味しさにこだわりもあるお店の看板メニューがハンバーグ。

「トロント特製ピラフ ミニハンバーグのせ」は、TVでも紹介された人気メニュー。ハンバーグ自体はランチでもあるものの、この特製ピラフは14時半からの提供とのことで、味の大きな特徴は継ぎ足しで作られる秘伝のソース。

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立地柄おじいちゃん、おばあちゃんが多いことからハンバーグは柔らかめに。お肉は二度挽きしているこだわりぶり。ちょっとスパイシーでじゅわっと広がる肉汁はすべて余すことなく食べつくしたい美味しさ。

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

バターとしょうゆたっぷりのピラフにのったハンバーグと、上からかかったデミグラスソースとの口の中で混ざり合う美味しさはもうここでしか味わえません。

料理を担当するのは、マスターの息子さん。もともとイタリアンの料理人ということで、パスタも柔らかめになりすぎない、ギリギリラインのアルデンテを目指して作っているんだとか。

西城秀樹が愛したチョコパフェ

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

店頭では西城秀樹さんの曲がよく流れていて、店内には懐かしいアルバムのジャケットも飾られています。その理由は、西城秀樹さん本人がよく通われていたからだそう。

もともと、病気の療養中にお店の近くでリハビリされていたそう。その時にチョコレートパフェを食べてくださっていたそう。亡くなられてからは、ファンの方が秀樹さんの座った席で食べたいということで秀樹さんの聖地になったんだとか。

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そのチョコレートパフェと、よく座っていた席がこちら。

テーブルには西城秀樹さんのアルバムが敷き詰められています。たっぷりの生クリームに、季節で変わるフルーツがこれでもか!と盛り付けられています。これが驚くほど軽くて、一人で食べられてしまう美味しさ。これぞ日本の元祖、チョコレートパフェかもしれません。

たっぷり盛られた生クリームとかためプリンに惚れ惚れ

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もう1つこのお店の名物が。マスターの娘さんが開発したのがこのレトロなプリン。若い人たちの間で流行るレトロブーム。SNSで色々見て、そして実際に食べに来ていただいたプリン研究家の人にアドバイスもらい、このようなトルネード巻きの生クリームの盛り付けになったんだとか。

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

プリン自体はコクがあって、こだわりはきび砂糖。“若い方は見た目を重視する”そう話す娘さん。でも、出したときに笑顔になってくれるのが嬉しくてと、話します。昔は若いお客さんが少なく、SNSの拡散でお客さんの層が変わったんだとか。

SNSで発信を頑張る理由は“本当に美味しいから食べに来て欲しい”から

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

老舗の喫茶店には珍しく、「トロント」のSNSのアカウントはInstagramだけではなく、Twitterも頻繁に更新しています。きっかけは娘さんの子供たちが年頃で、ハッシュタグつけたほうがいいよとか写真の撮り方とかアドバイスをもらったことからなんだとか。

「喫茶トロント」(入谷)西城秀樹が愛した懐かしのチョコパフェと、一度食べたい絶品ハンバーグ

SNSでストーリーズであげてくれた人にはお返事すると、「また行きたい」といってくださり、それがとても嬉しいですと話します。“兄が作る料理は本当に美味しいから来て食べてもらいたいですね”そう話す娘さん。朝もランチもおやつや夜ご飯でも、一度ぜひ足を運んでみて欲しい。そんなアットホームなお店でした。

About Shop
喫茶トロント
東京都台東区入谷1丁目6−16
営業時間:9:00~20:00
定休日:日曜日

Photo&Writing/Cream Taro