見ているだけで、ほっと穏やかな気持ちになれるお花。様々な色や形、十人十色の美しさを持つお花。今回ご紹介するお店は、そんなお花たちに囲まれて、のんびりスイーツが味わえる癒し系カフェ「ローランズ」（原宿）です。ローランズの魅力は、いるだけで心整う花と緑の空間と、お花をテーマにした可憐なスイーツたち。新学期や新年度でバタバタと世話しないこの季節にこそ、ぜひ知っておいてほしいとっておきの場所です。
賑やかにたくさんの人々が行き交う原宿駅から徒歩7分。オフィスビルが立ち並ぶ閑静なエリアに、そっと佇む花と緑の美しい世界。ガラス張りの都会的な外観をグリーンが彩る、まさに都会のオアシスです。
店内はフラワーショップにカフェが併設しています。入口では、小さくて可愛らしいグリーンたちが顔をそろえてお出迎え。店内には、テーブルの上やフラワーショップ部分はもちろん、天井まで所せましと花と緑が飾られています。
店名の「ローランズ」は、「ヒューマンズ（人々）」と「フローラ（花の女神）」を組み合わせた造語。人々に花を与えた花の女神フローラのように、たくさんの人の心に花を咲かせられるようにと願いを込めたのだとか。
フラワーショップには、季節の花を中心に25種類以上の生花を用意。カーネーションにチューリップ、トルコキキョウ、薔薇…。色鮮やかで華やかなお花たちに、お食事ついでにのぞくだけでも癒されそうな空間です。
お店の看板は、フルーツと野菜がたっぷり入った濃厚なフレッシュスムージー。このスムージーは、「お花が飲めるとしたら、どんなドリンクになるだろう？」というアイデアからつくられたのだそうで、いずれも「トルコキキョウ」や「カーネーション」、「アジサイ」など、特定のお花をモチーフにつくられています。
スムージーは、注文を受けてから丁寧に作ってくれます。通常のフルーツと野菜をミックスした「スタンダード」スムージーに加え、食用のお花をトッピングしたり植物をミックスした「スペシャル」スムージーがあります。今回は、スペシャルの「ローズブーケ」を注文しました。
「ローズブーケ」（1,320円）は、ヨーグルトにストロベリー、レモン果汁、ミルクなどに加え、ローズシロップを入れた華やかな香りの逸品です。苺の甘酸っぱさに、レモンとヨーグルトの爽やかさが加わった上品な味。ベルローズを散らしたなんとも可愛いビジュアルに心ときめきます♡
美味しいだけではなく、美肌や血行促進にも効果があるのだとか。ぽってりとしたボリュームのあるスムージーで、飲みごたえ抜群でした！
スムージーと一緒に頂いたのは、「季節のフルーツオープンサンド」（792円）。ドイツパン専門店から仕入れたもちもち食感のライ麦パンに、クリームチーズと苺をトッピング。上にはナッツと、ビオラの花が鮮やかに飾られています。濃厚なクリームチーズと苺の味わいに加えてほのかにお花の香りが広がる、優雅な一皿。
その他にも、「ハム＆チーズのホットサンド」や「タコライス」、「ドライカレー」など、軽食メニューも充実しています。
カフェ「ローランズ」が掲げるコンセプトは、「働く女性を応援したい」という想い。女性たちが心癒されるような花をテーマにしたメニューを始め、可愛いお花をテーブルに飾ったり、Wi-Fiを完備したりと、その想いは様々な部分に散りばめられています。
そんな想いでテーブルにちょこんと生けてあるお花たちは、まさに癒しの存在。広報の平賀さんはこう語ります。「お花は、日々に癒しを与えてくれる魔法のようなもの。どんなにせかせかと忙しい日々でも、見ればふっと優しくなれたり、登場するだけで雰囲気がパッと明るくなるんです」。
ローランズでは、そんなお花を通じて「働く女性」だけではなく、マイノリティの人々全体を応援するという軸を大切にしているそうですが、その中でお花が果たす役割はとても大きいと言います。
「お花は、何かいいことがあったとき、誰かへ贈るものであり、貰うもの。つまりお花屋さんは、幸せが巡り巡る場所だと思っています。ローランズの“マイノリティを応援する”という軸で、ハンデのある方の雇用もしていますが、みんな幸せに楽しく働けている。それも、お花に人を癒す力があるからだと思うんです。みなさんも、日頃頑張る自分へのご褒美に、ぜひ遊びに来てください」。
いるだけで癒しをくれる、魔法のようなお花の空間「ローランズ」。ぜひ覚えておいてほしい、とっておきのお花カフェです。
About Shop
ローランズ原宿
東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目54−15 ベルズ原宿ビル 1階
営業時間：11:30～19:00（カフェのみL.O.17:30）
定休日：なし ※年末年始のみ休業
@lorans.2013
Photo＆Writing／Nanako Maeda
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