近年、熱視線を浴びているアジアンカルチャー。K-POPや韓流ドラマを始め、スパイスカレー、台湾からあげなど、エンタメをはじめ、衣食住にわたって私たちの日常に溶け込み、その勢いは留まることを知りません。
そんな中、アジアンスイーツもトレンドになっています。カラフルで可愛い見た目と、一度食べればクセになる味に、虜になる人が続出。今回は、多国籍カルチャーが行きかう懐の深い街「下北沢」で、アジアンスイーツを楽しめるお店を厳選してご紹介します。
最初にご紹介するのは、2022年2月に中目黒から下北沢のショッピング施設「reload」へ移転オープンした「明天好好」。ミシュラン1つ星の上海料理店『mimosa(ミモザ)』の南俊郎シェフがメニューの監修を務める、プラントベースの台湾フードカフェです。
モノトーンを基調にした店内はスッキリと心地よく、のんびりと台湾フードが味わえます。
「明天好好」の大人気スイーツは“豆花”。豆花は、豆乳をにがりなどで固め、甘いシロップをかけて食べる台湾の国民的スイーツです。
「冬瓜豆花」は、豆花の上に、上品な甘さの冬瓜シロップと茹でピーナッツ、押し麦をのせたシンプルな一品。ふるふるで優しい味わいの豆花をダイレクトに味わえます。冬瓜が入っていることから、ビタミンCやカリウム、食物繊維などの栄養素がたっぷりなのもうれしいところ。
「明天豆花」は、冷たい豆花の上に、優しい甘さの特製ぜんざいシロップをとろりとかけたデザート。トッピングされた押し麦やタピオカ、茹でピーナッツ、そして極小しらたまが他の具材と口の中で一体となり、思わずスプーンが止まらなくなる美味しさです。香ばしいきな粉砂糖がアクセントに。
About Shop
明天好好
東京都世田谷区北沢3丁目19−20
営業時間:11:00~20:00
定休日:なし
次にご紹介するのは、韓国政府公認「韓食優秀レストラン」認定店の「韓国食堂&韓甘味ハヌリ」。ピビンバやチーズタッカルビ、冷麺など、定番の韓国料理だけでなく、現地でトレンドの料理も揃っています。
オープンでゆったりとしたテーブル席は、スタイリッシュで居心地抜群。カフェタイムが、ぐんと楽しくなるK-POPを聞きながら、楽しくお食事ができます。
「韓国食堂&韓甘味ハヌリ」は、韓国スイーツのラインナップが豊富。その上、どこから見ても写真に収めたくなるような可愛いビジュアルのものばかりなんです。
「ナツメ茶クリームラテ」は、なつめを煮て作る韓国の伝統茶「なつめ茶」を使用したラテ。たっぷりのクリームとなつめ茶の組み合わせは飲みやすく、いつの間にか飲み干してしまうような一品です。
「ホットクパルフェ」は、生地の上にあんこやフルーツなどをのせて食べる屋台スイーツ「ホットク」をパフェ風にアレンジしたスイーツ。あつあつモチモチの生地に、フルーツとソフトクリームをつけて食べれば至福の味に♡
どちらもテイクアウト可能なので、韓国スイーツを片手に、下北の街をぶらりと散歩してみてはいかがでしょうか。
About Shop
韓国食堂&韓甘味ハヌリ 下北沢店
東京都世田谷区北沢2丁目11−15 A街区 ミカン下北
営業時間:11:00~23:00
定休日:なし
京都に本店を構え、2021年下北沢にもオープンした「韓国屋台ベジテジや」。下北沢駅から徒歩2分ほどのところにあります。一度も冷凍していない、新鮮で極厚ジューシーなサムギョプサルが大人気の韓国料理店です。
お店のシンボルはカラフルなネオン看板。店内は、コンクリートの天井やドラム缶などで、本場の韓国屋台を再現しています。
食後の名物として味わえるのは、韓国流のかき氷「パッピンス」。韓国語で「팥(パッ)」は小豆、「빙수(ピンス)」は氷という意味なのだそう。小豆をかけたフレーバーが主流だったことから、この名前になっているそうですが、「ベジテジや」では、夏にぴったりのフルーツたっぷりピンスが勢揃いしています。
「ベリーパッピンス」は、甘酸っぱいベリーソースとふわふわミルクピンス(=氷)の組み合わせがたまらない一品です。ミルクの優しい甘さと甘酸っぱいベリーのマリアージュで、爽やかな気分に。
完熟マンゴーと特製マンゴーソースがたっぷりの「トロピカルパッピンス」。濃厚かつ酸味のあるマンゴーとふわふわのピンスが口の中で一緒に溶け合う感覚がクセになる!
About Shop
サムギョプサルと韓国屋台ベジテジや 下北沢店
東京都世田谷区北沢2丁目13−4 第2伊奈ビル2F
営業時間:17:00~23:00(月~金曜)
11:30~14:00、16:00~23:00(土曜、日曜)
定休日:なし
商業施設「サウスウェーブ下北沢」の1階に位置する「Curry Spice Gelateria KALPASI」。千歳船橋にある本店は、なかなか予約が取れないと有名なカレーの名店。2号店である下北沢店では、オリジナルの“スパイスジェラート”が味わえます。
一歩足を踏み入れれば、スパイスの香りにあふれている店内。カウンター席のみのコンパクトで落ち着く店内で、心赴くままにカレーとジェラートを頂くのは至福のひとときです。
スパイスを閉じ込めたオブジェなど、内装にもこだわりがたっぷり。
「KALPASI」で味わえるのは、スパイスをふんだんに使った唯一無二のジェラート。全8種類のラインナップから、2種類を選び合盛りしてもらうスタイルです。
右は、「カルダモンマスカルポーネラッシー」。スパイシーなグリーンカルダモンとコク深いマスカルポーネ、酸味のあるヨーグルトが合わさった爽やかなフレーバーです。
左は「ウーシャンフェン杏仁」。杏仁ジェラートをベースに、中国の代表的なミックススパイス・ウーシャンフェン(五香粉)とクコの実を組み合わせたフレーバー。杏仁のこってりした甘さとスパイスが合わさる新感覚の味わいは病みつきに。
2種のフレーバーを好きなタイミングでかき混ぜて、自分好みに味わえるのも魅力です。
About Shop
Curry Spice Gelateria KALPASI
東京都世田谷区北沢2丁目12−2 Southwave Shimokitazawa 1F
営業時間:11:30~20:00
定休日:木曜
下北ミカン内に位置する「チョップスティックス」下北沢店。国産米を使用した日本初の生麺フォーや自家製パンのバインミーなど、オーナー自ら毎年ベトナムを旅して味わった屋台の味をベースに、日本の食材を使い、より食べやすくしたベトナム料理を提供しています。
ベトナム伝統柄のイスなど、現地の雰囲気を取り入れつつもモダンでオシャレな空間。オーダーからお会計までフルセルフなので感染対策にも安心です。
「チョップスティックス」で頂けるのは、ベトナムのスイーツ「チェー」。ベトナム風のぜんざいのことで、豆類や海藻、フルーツなど健康にいいものをおいしく食べるためのスイーツです。
「マンゴータピオカチェー」は、冷たいココナッツミルクに、マンゴーとタピオカ、氷を加えた爽やかで夏らしい一品。マンゴーとココナッツミルクの間違いなくおいしい組み合わせに加え、タピオカのつぶつぶ食感が楽しいスイーツです。
「黒もち米とココナッツミルクのチェー」は、温かいココナッツミルクに黒もち米とピーナッツを加えた、ほっこり気分になれる一品。ぷちぷちでもちもちの黒もち米と、カリカリのピーナッツがあと引くおいしさです。
About Shop
チョップスティックス 下北沢店
東京都世田谷区北沢2₋11₋15 ミカン下北A街区206
営業時間:11:30~14:30
17:00~21:00
定休日:なし
下北沢駅から徒歩5分ほど、下北沢南口商店街内に位置する「PHO’ MINH」。ベトナムのホーチミンにあるフォー専門店の味を、現地のシェフから伝授してもらい、徹底的に再現。本格的なベトナム料理が味わえます。
ライムグリーンを基調とした爽やかなインテリアで、ベトナムのオシャレカフェをそのまま再現した空間。ゆったりできるソファー席が大人気なのだそう。
おすすめは、バニラアイスにベトナムコーヒーをかけて味わうアフォガード。とにかく濃厚なベトナムコーヒーに、こっくりと甘いバニラアイスが溶け合う瞬間がたまらないスイーツです。
ベトナムコーヒーは、専用のフィルターを使い、じっくりと時間をかけて抽出した濃い珈琲。豆は「ハイランズコーヒー」というベトナムのブランド豆を使用しているそう。
ベトナムの国民的スイーツ「チェー」も味わえます。こちらのチェーの構成は、黒糖タピオカとフルーツのシロップ漬け、蓮の実を甘く煮込んだもの、リンゴジュースの寒天、ココナッツミルクのスムージー。日本風にアレンジしたレシピでありながら、本場ベトナムの方もお墨付きの味なのだとか。
About Shop
PHO’ MINH(フォーミン)下北沢店
東京都世田谷区北沢2丁目15−15 末広ビル 2階
営業時間:11:00~21:00
定休日:なし
一度食べればクセになる、台湾や韓国、ベトナムなどのアジアンスイーツ。アジアを小旅行するような気分で、下北沢を訪れてみてはいかがでしょうか。
まえなな
ウフ。編集スタッフ
住宅雑誌の編集者を経てufu.編集部に。あんこや抹茶味の和スイーツがとにかく大好き♡ 最近のマイブームはあんバターサンド食べ比べ。
注目記事