6月12日発売の、ミスタードーナツの新作「MASTER DONUT フロマージュ・ド」。まず惹かれるのは、一般的なドーナツとはちょっと違った可愛いビジュアル。でも、見た目以上に魅力的なのが、生地のさっくりしっとり食感なんです…!
今回は、ウフ。編集部がミスタードーナツの新商品試食会に参加。チーズを練り込んだドーナツ4種の魅力に、開発担当者へのインタビューとともに迫ります!
会のはじめに登壇したのは、商品開発部部長の吉田安幸さん。新カテゴリー「MASTER DONUT」には、“ドーナツのプロ”の技術が詰まっていると話します。
続いて登壇したのは、ミスタードーナツの商品開発を17年以上担当してきた第一開発室室長の鈴木美樹さん。今回登場する4つの新商品は、「MASTER DONUT」が“まだ誰も見たことがない新しいドーナツ”をコンセプトにしていることから、新食感をキーワードに開発したそうです。
鈴木さんは、「生地のしっとり感の実現には特に苦労しました」と、その開発経緯をコメント。チーズを使ったドーナツの開発には歴代の担当者も取り組んでおり、およそ2年もの月日をかけて完成したといいます。
話が終わると、「MASTER DONUT フロマージュ・ド」4種が登場。開発に携わった鈴木さんから直接いただいたお話を交えて紹介します。
揚げたチーズドーナツ生地に、アプリコットのナパージュ(ジュレ状のフィリング)をかけた『フロマージュ・ド オリジナル』。生地の美味しさをダイレクトに楽しめる、最もベーシックなドーナツです。
ひと口食べると、その口どけの良さに思わずびっくり。また、甘さが強すぎず、コクがあるのにくどくない仕上がりになっています。
『フロマージュ・ド ダブルクリーム』の上に絞られているのは、ホイップクリームと、今回特にこだわったというチーズホイップのクリーム。鈴木さんはこの素材について、「生地を考案する間に、3種のチーズを使ったこの生地専用のクリームも同時開発していました。クリームでもチーズの美味しさを楽しんでもらいたいと思い、オリジナル以外の3品にはどれもこのホイップを使っています」と話します。
たっぷりのったチーズホイップは、濃厚でクセになる味わい。ホイップクリームによって軽さが加わり、すっきりとした後味も楽しめます。
「チーズは味に深みと重みがあるため、さわやかな酸味をあわせています」と説明があったのは、『フロマージュ・ド ブルーベリー』。チーズドーナツ生地にチーズホイップとブルーベリーソースをトッピングしたひと品です。
ブルーベリーソースは、しっかりした質感のチーズホイップによくなじむとろっとした仕上がり。甘酸っぱいソースによってチーズの風味が引き立てられ、より芳醇に感じられます。
『フロマージュ・ド ティラミス』は、生地の中にエスプレッソフィリング、上にココアパウダーとチーズホイップを使った品。4種のうち唯一、生地の中に素材がサンドされています。このスタイルに至るまでには、さまざまな試行錯誤があったのだそう。
「エスプレッソフィリングを上にのせるのとサンドするのでは、味の感じ方が全く異なるんです。生地やチーズホイップに対するエスプレッソのビター感をちょうどよいものにするために、いろいろな位置を試して今の方式に決めました」
ほどよい量のフィリングは、しっとり柔らかいチーズドーナツ生地との相性がぴったり。ドーナツの繊細な甘さを消すことなく、ほどよい苦みで美味しさを引き立てています。
上には贅沢にココアパウダーがかけられているので、華やかなビジュアルを楽しめるのも嬉しいですね。
今回紹介した「MASTER DONUT フロマージュ・ド」は、6月12日から全国のミスタードーナツで発売。テイクアウトでは、4種をそれぞれ1個ずつセットにした『フロマージュ・ド 新食感 体験セット』も数量限定で提供されるそうです。
どれもこだわりが詰まった品なので、4つのフレーバーからお気に入りのものを探すのもよいかもしれません。
※記事内の価格はすべて税込み表記です
三月
ウフ。編集スタッフ
カスタードとお固めのパンが特に好きな148cm。ライター出身、ワクワクしながらメディアを作ってます。毎日おいしいものに出会えて幸せです。
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