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ドゥフイユでパン飲みを楽しむ雪見みとさん

名店「パン デ フィロゾフ」のパン×お酒を楽しめるビストロ「ドゥ フイユ」(神楽坂)。ランチもディナーも、何度も訪れたくなる魅力とは?

都内のみならず、全国各地で人気のお店が増えているベーカリー。パンとお酒を一緒に楽しむ“パン飲み”というスタイルも定着しつつあります。

パンとワインを手に持つ雪見みとさん

ufu.オリジナル連載「パン、ときどきワインと雪見みと」では、TVドラマや映画等で活躍しているパン好き俳優の「雪見みと」さんと一緒に、パン飲みを楽しめるお店へ。

2025年最初に訪れたのは、東京・神楽坂のビストロ「deux feuilles(ドゥ フイユ)」。行列の絶えないベーカリー「Pain des Philosophes(パン デ フィロゾフ)」による「ドゥ フイユ」限定のパンを、絶品の料理やお酒とともに味わいます。

「パン デ フィロゾフ」のシェフがOPEN。神楽坂の隠れ家ビストロ

「ドゥ フイユ」の入り口に立つ雪見みとさん

神楽坂駅から歩くこと3分ほど、お店は地下1階に。もともとはディナー営業のみだったお店が、昨年11月からランチもスタート。ディナーは予約で満席になる日も多い一方、予約システムのないランチは気軽に楽しめることでも話題を呼んでいます。

「パン デ フィロゾフ」の書籍

お店のオーナーを務めるのは、パン好きで知らない人はいないほどのベーカリー「パン デ フィロゾフ」の榎本哲(あきら)シェフ。提供されるパンのほとんどが「ドゥ フイユ」限定のもので、「パン デ フィロゾフ」では出会えない美味しさを楽しめるのも魅力です。

オリジナルバンズが絶品。ランチに「ドゥフイユバーガー」を

ドゥ フイユのランチメニューのひとつ「ドゥフイユバーガー」
「ドゥフイユバーガー」

ランチメニューの中から、まずは『ドゥフイユバーガー』をオーダー。つややかなバンズにダブルパティと野菜をはさんだバーガーが登場すると、みとさんの顔に満面の笑みが浮かびます。クラフトビールをあわせて、さっそくパン飲みスタート。

「ドゥフイユバーガー」を眺める雪見みとさん

このメニューのために作られたバンズには、群馬県産の小麦粉を使用。唯一無二のしっとり、ねっとり感をもつ「パン デ フィロゾフ」の人気商品『アサマ山食パン』と同じ粉が使われており、柔らかい生地の中にぎゅっと詰まった小麦の甘みが!

「ドゥフイユバーガー」を食べる雪見みとさん

パンへの感動に続いて、「塩気があって、パンとの相性が抜群です」とパティの美味しさにも驚くみとさん。使われているのは、お店で刻んだ牛と鹿の合い挽き肉。肉のうまみたっぷりの味わいながらもしつこさがなく、パンや野菜とのバランスが絶妙です。

今回選んだお酒は、アメリカ・コロラド州のブリュワリー「Upslope(アップスロープ)」の『Japanese style Rice Lager』。原料に米を加えたクラフトビールで、みとさんも「さわやかで、ハンバーガーによく合いますね」と虜に。お店に並ぶお酒のラインアップは不定で、スタッフで試飲したものや、作り手の顔がわかる銘柄を仕入れているそうです。

クラフトビールを飲む雪見みとさん

限定パンも登場。素材を活かした「ランチプレート」も人気

ドゥ フイユのランチメニューのひとつ「本日のプレート」
「本日のプレート」

ランチメニューの『本日のプレート』はメインを肉と魚から選べて、パン3種と前菜サラダ、スープ付き。メインは1週間前後で変わり、その時期に美味しい素材を楽しめます。シンプルなバゲットに加えて、このお店限定の「パン デ フィロゾフ」のパンも。

「本日のプレート」を味わう雪見みとさん

まずはどれから食べよう……と嬉しそうにパンを手に取るみとさん。ひと口食べた瞬間に「とってもパリパリで、サクサクです」と、その食感にびっくり。イタリアのワイン産地・トスカーナの赤ワインで、“ノービレ(貴族的な)”の言葉を名前に含んだ『ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ・リゼルヴァ 2016』との相性も抜群です。

「パン デ フィロゾフ」による「ドゥ フイユ」限定のパン

プレートに盛られたパンは、かぼちゃ、ほうれん草&チーズ、フランス産小麦のバケットの3種。噛むたびに野菜の自然な風味やチーズのコクを感じられ、どれも手が止まりません。パンの種類は季節で変わると聞き、「他のパンも食べてみたいです!」とみとさんの目が輝きます。

この日のメインの肉料理は、和牛スネ肉の煮込み。厚みのある肉にナイフがすっと入ります。和牛の味わいをいかしたシンプルながらも奥深い仕上がりに、心も体も満たされます。

ディナーは旬の美味しさをワインと堪能。フイユ(葉)にちなんだ極上パンも

ドゥ フイユのディナー

ディナーは、アラカルトとコースから選べるスタイル。お通しとして、「ドゥ フイユ」の名前のついたパン『パン・ドゥ・フイユ』が提供されます。アラカルトが変わる頻度は不定で、コースは月に一度ほどを目安にメニューを変更。今回はメイン1品と白ワインをオーダー。

「パン デ フィロゾフ」による「ドゥ フイユ」限定のパン「パン・ドゥ・フイユ」
「パン・ドゥ・フイユ」

お店のオープンに合わせて作られた『パン・ドゥ・フイユ』の双葉のような見た目は、フランス語で「葉」を意味する言葉“フイユ”から。「パン デ フィロゾフ」の代表的な2種のパン『アルファ・バゲット』と『バゲットオリゼー』の製法をあわせて作られており、米麹特有の甘みや引き出されたうまみ、湯種のパンならではのもちもち感が。

ディナーのパンはこの1種のみで、おかわりを頼む人も多いという「ドゥ フイユ」を象徴する品のひとつです。

メインで頼んだ『川俣シャモ胸のミ・キュイ ブールブランソース』は、福島県にある川俣町のブランド地鶏「川俣シャモ」の胸肉を、柔らかく火入れした品。皮はパリッと、中はしっとりしており、「さっぱりしているけれど、肉の甘みもあってたまりません……」とうっとり。

白ワインやバターで作るブールブランソースは、濃厚ながらもさらっとしており、パンとあわせても絶品。粉を使わないソースのため、パンそのものの小麦の風味もしっかりと楽しめます。ワインも堪能して、どこまでも幸せな気分に。

ワインを楽しむ雪見みとさん

「ドゥ フイユ」で極上のパン飲みを

「ドゥ フイユ」入口のベンチに座る雪見みとさん

パンはもちろん、素材をいかした料理やこだわりのお酒にも魅了される「ドゥ フイユ」。温かな雰囲気のビストロで、ランチもディナーも、極上のパン飲みを楽しんでみては?

雪見みと Yukimi Mito

兵庫県出身。SNSで人気となりテレビ番組で特集が組まれるなど話題殺到。短編映画 純猥談「いつか回り回って恋人に戻れたら幸せです。」ではヒロインに抜擢。日本テレビ系列「ゼッケン!」レギュラー、2025年1月からBS松竹東急で放送しているドラマ「うちの会社の小さい先輩の話」ではメインキャストとして出演するなど、注目の若手俳優。

About Shop
deux feuilles(ドゥ フイユ)
東京都新宿区横寺町1-1B1F
営業時間:ランチ 11:30〜14:30(14:00L.O)/ディナー 17:30〜23:00(22:00L.O)
定休日:要確認(営業カレンダーはInstagramに掲示)
Instagram:@deuxfeuilles_kagurazaka

撮影/Teppei Daido(大童鉄平) Hair&Make/Shizuka Satake(佐竹静香)スタイリング/Tomoko Higashino(東野智子)

衣装/haupia(ハウピア)TEL 03-3249-8914  Instagram:@haupia.official