パンライターの坂本リエです。
今回ご紹介するのは、2021年2月11日東京・西小山にオープンしたパンとケーキの専門店「PATIESSRIE BOULANGERIE ENTIER(パティスリーブーランジェリーアンティエ)」。
パン好きの間で”おいしい”と話題になっていたので、さっそく行ってきました。
西小山駅から商店街を歩くこと約2分。
まるでフランスのような異国感が溢れる外観ですぐに分かりました。
平日の開店時間に行きましたが、続々と入店があり人気なことが伺えます。
オーナーはメゾンカイザーとセバスチャン・ブイエでシェフだったパティシエの柴田さん。
ブーランジェリエはメゾンカイザーでシェフを務め、武蔵小山でブーランジェリー・ロラソ(ROLASO)を経営していたローランさん。
PATISSERIE BOULANGERIE ENTIERはパンとケーキのお店です。
Q.なぜケーキとパンを一緒に販売しようと思ったのですか?
「きっかけは、フランス生活でパティスリーブーランジェリーのお店に憧れたこと。
パンの日常使い、ケーキのご褒美感をお客様に味わって頂けたら、最高だなと思いました。」(柴田さん)
Q.お店のこだわりはありますか?
「フランスの香りが漂う、気軽に入れるパンとケーキのお店です。
パンは小麦からおこす自家製天然酵母を使い、低温長時間発酵で粉の旨みを引き出しています。
いろんな食事のシーンに合うように、過度な酸味は出さずに繊細な小麦粉の滋味な味わいを大切にしています。
ケーキは艶感以上に焼き色、シズル感を意識しています。
生地にはきび砂糖、アーモンドを使いコクを出し、東京産、地産地消なども積極的に取り入れています。」(柴田さん)
バゲットやクロワッサンなどシンプルなものが並びます。
色鮮やかな食材を使った惣菜系やスイーツパンもありました。
その奥にはケーキが並んでいます。
日本では別々なお店が多い中、1つのお店でパンとケーキが購入できるのはうれしいですね。
ここで私が選んだおすすめをご紹介します。
1つめは「あんバター」。
ビエノワ生地に十勝産あんこと国産有塩バターが挟んであります。
あんこは水分量多めでしっとりとして粒感あり!
甘すぎないのでこんなに挟まれていても重たくないです。
少しの塩味があんこの甘さを引き立てていました。
パン生地は甘くしっとりとしていてあんバターと馴染み、リピートしたいおいしさ。
2つめは「ピーカンナッツホワイトチョコレート」。
日替わりの商品は毎日来る楽しさがありますね。
この日は低温長時間発酵をとったビエノワ生地にピーカンナッツとホワイトチョコレートが混ざっていました。
ピーカンナッツのカリカリとした食感と香ばしさがアクセントになっています。
ホワイトチョコの甘みとなバランスがちょうどいい!
3つめは「キャロットケーキ」。
生地はみっちりギュッと詰まっていてまるでパウンドケーキに似ています。
オーガニックのにんじんをすりおろしと、茹でたものを合わせ、オレンジ、シナモン、カルダモン、オールスパイスで香り付けされています。
オレンジの香りがさわやかで後味がさっぱりとしています。
フロスティングと生地ともに軽めに仕上げているそうです。
フロスティングの上にはナッツがちりばめられていて、香ばしかったです。
4つめは「野菜のタルティーヌ」。
ハード系の生地にはくるみが入っていて香ばしさあり、マスカルポーネがぬられています。
季節の野菜がゴロゴロとのっていて、海老オイル、だし粉、うまみじょうゆで和風に仕上がっています。
さらに富山県産行者にんにくをアクセントにしています。
最後は「3種の塩味サブレ」。
西小山にある『エジプト塩食堂』のエジプト塩シリーズ3種を使い、ナチュール(アーモンド、ピスタチオ、コリアンダー、クミン、白ごま))、唐辛子とトマト(辛エジプト塩にドライトマトとアーモンド)、カカオとサラミ(カカオエジプト塩にカレー粉、カカオニブ)の3種のサブレのセットになっています。
甘いサブレではなく、しょっぱい系なので、お酒のアテにも良さそう。
ほかにも地域の食材を使って作っているものがありました。
日持ちする焼き菓子はプレゼントにも喜ばれそうですね。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
About Shop
PATIESSRIE BOULANGERIE ENTIER
東京都目黒区原町1-6-12プランドール1階
営業時間:10:00〜19:00
定休日:Instagramにて要確認
Instagram:@entier2021
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