二子玉川の隣にある用賀に2021年4月新しくオープンしたベーカリー「MAISON KUROSU(メゾン クロス)」。
身体にやさしい食材を使い、絶品なパンが並んでいます。
オープンしてすぐパン好きさんたちの口コミが広がり、瞬く間に人気店になりました。食パン、カレーパンといった定番からお店のおすすめ商品と私が実際に食べて気に入ったものをご紹介します。
用賀駅北口からまっすぐ歩くこと3分、ドライフラワーが飾られているのを発見。
白を基調に木の温もりを感じられる外観が目を惹きます。
平日の開店5分前に着くと既に1組並んでいました。
10時~11時が比較的、商品が一番揃っているのでいろんな種類から選びたい方は早めに行かれるのをおすすめします。
店主の黒須さんは栃木県出身。
栃木のパン屋さんといえば、パン好きさんならすぐに「ペニーレイン」と答えるでしょう。パンづくりを「ペニーレイン」で習得し、その後、六本木にある「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」で腕を磨いたそう。
店内に入るとパンが並んだガラスケースがあり、その奥にパン工房が見えます。
作り手さんが見えるのは安心しますよね。
MAISON KUROSUは無農薬の野菜、小麦やオーガニックの食材を扱い、油、調味料にもこだわっているのはもちろん、砂糖は含蜜糖、塩は沖縄の海水塩を使用しています。亜麻仁オイル、亜麻仁シードをふんだんに使用しオメガ3を摂取できるようにパン作りをしているんだそう。
パンは常時40種類ほど並んでいます。
どれも美しく「え~どれもおいしそう~」とこころの声がついつい漏れてしまいました。本当に迷って右から左に何度も往復。
必ずと言っていいほど味わってほしいのが、京都の老舗「山梨製餡」にオリジナルで作ってもらったあんこを使った「和三盆餡子(わさんぼんあんこ)」。
優しい甘さのあんこの中に何粒か忍ばせた、お塩のえんどう豆がより一層あんこの美味しさを際立てているそう。店のロゴマークの焼き印がついています。
「手亡白餡子(てぼうしろあんこ)」は白インゲン豆から作るあんこを包んでいて、ふつうの白あんよりコクがあり、ふわふわな優しい生地とよく合うなめらかなこしあんだそう。上には丹波の黒豆と金箔が乗っています。こちらはあんこが得意でない方にも一度食べてほしい商品だそうです。
バター好きはあんバターがおすすめ!
ほかにもキノコのような見た目でかわいい「シャンピニオン」は、芳醇なトリュフの香りが口いっぱいに広がるそう。
「フォカッチャも人気なんです」って見たらフォカッチャだけでも4種類あって豊富さに驚きました。季節によって変えていく予定だそうなので、これから四季ごとの新作が楽しくなりますね。
和三盆餡子バターは日によって出していた商品でしたが、好評で定番メニューになったそう!これは嬉しい!いつでも2種のあんこが楽しめます。
お店人気の食パン”雲”のミニサイズに餡子が挟まれた商品。
むっちりしっとり、食べるともっちゅもちゅの生地でそれぞれの餡子とよく合います。
和三盆餡子は甘さ控えめで上品な味わい、小豆本来の味が楽しめます。
お塩のえんどう豆がアクセントになっていてつぶ感があり、食感がいです。
一方、手亡白餡はコクがあり、白餡の独特なクセを全く感じないです。
なめらかで口あたりがよく気づいたらなくなっていました。
どちらも半分は温め、残りは冷やして食べたのですが、断然冷やして食べる方が好みでした。
温めると生地のしっとりさが増しバターがじゅわ~と溶けて餡子の風味もアップしたのですが、冷やすと生地のもっちり感が増し、バターのミルキーさが餡子と混ざりあってこれはスイーツでした。
餡バターで使用されている”雲”は食パンとして売られています。
北海道産低農薬小麦とフランス産発酵バターを使っていてコクのあるもっちりしっとりとしたやさしい甘さのある食パンです。
そのままで味わうともっちゅもちゅの弾力に驚きます。
600Wの電子レンジで20秒から30秒温めるとふわっとした食感になりますよ。
トーストすると、外はカリッと中はふんわりデニッシュのような食感になりました。
お好みで何かのせてもおいしいと教えてもらったので、あんこをのせると間違いなかったです。
個人的には温める食べ方がおすすめ!
1斤買いましたが、小学生の娘が「こんなの食べたことがない!」と気に入り、半分も食べました。子どもも認めるおいしさです。
7種のスパイスにバターと生クリームを加えまろやかに仕上げたバターチキンカレー。
600Wの電子レンジで20秒温めてからトースターで2分焼くと外はカリザクっ、中はもっちりとした食感に。生地はナンをイメージしているそう。
7種のスパイスを使っていますがバターが入っているからか辛すぎず、子どもでも食べられるマイルドさになっています。
ゴツゴツとした見た目とは裏腹にもっちりしっとりとした食感で、このギャップにやられました。
600Wの電子レンジで20秒温めるとショコラの味わいがぶわ~と広がります。
バゲットにホワイトチョコの甘味とドライフルーツのジューシーさ、マカダミアナッツの香ばしさがアクセントになっていてクセになる味わいです。
おすすめの蜂蜜バター。
日替わりで雲または亜麻仁全粒粉食パンを使って作るのですが、亜麻仁全粒粉食パンで作られる方が珍しんだそう。
伺った日は運よく後者だったので購入!
外はカリッと中は〜ジュワッッとした食感で「なにこれ~新しい!!」。
噛めば噛むほどアマニシードの香ばしさと全粒粉の香りが味わえ、もうずっと噛んでいたい気分に。
秋限定の季節商品。
ぎゅっと目が詰まった口溶けの良いヴィエノワの生地に栗をころころとのせ、その上に栗のクリームを絞り、トッピングに金箔がのっています。
高級感ある見た目は手土産にも喜ばれそう。
ホクホクな栗とミルキーな生地の相性が抜群。
長くボリュームがあるので、1つでも十分お腹いっぱいになります。
用賀にある「MAISON KUROSU(メゾン クロス)」をご紹介しました。
どれを食べてもクオリティが高く、食べれば食べるほどハマっていきました。
次世代の子供にも安心して食べて頂きたいという思いがしっかりと伝わるパンたち。
ぜひ味わってみてください。
About Shop
MAISON KUROSU(メゾン クロス)
住所:世田谷区用賀4-28-20 プチモンド用賀
営業時間:10:00〜18:00
定休日:日曜、月曜
https://www.instagram.com/maison_kurosu/
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