こんにちは。ライターの坂本リエです。世田谷代田にある人気店『Boulangerie du Desir(ブーランジェリー ドゥ デジール)』の姉妹店として「Faveur(ファブール)」が大田区蒲田にオープン。さっそく行ってきたので、魅力をご紹介します。
京急蒲田駅から徒歩約3分、JR蒲田駅から徒歩約9分。商店街「あすと」と呑川に挟まれた裏道にあり、おしゃれな外観が目をひきます。
店内に入ると奥が厨房スペースになっていて、手前にパンが並んでいました。販売スペースは木の温もりが感じられ、落ち着きます。
カウンターになっていてスタッフがパンを取ってくださるスタイル。どれがおすすめかなど話しながら選べるのがうれしいですね。
ガラス棚には、デニッシュサンドやプリン、焼き菓子、進化系クロワッサンなどが並んでいました。
レジ横には、小麦と卵にこだわったお店の看板商品のデニッシュ、キッシュや惣菜パン、スイーツパンなどがスタンバイ。実は、姉妹店の『ブーランジェリー ドゥ デジール』で取り扱っている商品もあるのだそう。
素材にこだわるファブールでは、生産者の思いをパンを通してお客様へ伝える事を理念としているそう。
卵は、北海道の七飯町で育てられたとれたての平飼い卵『ななエッグ』を使用。平飼い卵は、鶏が自由に動ける環境の中でストレスなく大切に育てられることで、コクと甘みが強いという特徴があります。
すべての商品にななエッグが使われていますが、中でもプリン、シフォンケーキ、メレンゲクッキーといった焼き菓子がダイレクトに卵の良さを感じられるそう。
なぜ北海道産にこだわるのか聞いたところ、北海道函館出身の北海道愛あふれるオーナーが、北海道中の美味しいものを探し回ったから。
特に、北海道産の小麦『キタノカオリ』を贅沢に使用したデニッシュパンは、素材の味がしっかり感じられるとのことで大人気。外はサクッと軽い生地で、中はふわっと漂うバターの香りがたまらない逸品です。
ここでパン好きの私の推しパンをご紹介します。
1つめは「パンペルデュ」。パンペルデュとは、フランスで古くなったり硬くなったパンを使ったパン料理のこと。お店自慢のファブールにななエッグを使ったフレンチアパレイユを浸し、こんがりと焼き上げた後にメープルと粉糖をかけて仕上げた商品。
『いわゆるフレンチトーストで地味なんですが…とてもおいしい』とオーナーさん。外側はカリッと、中はじゅわっとしていて噛めば噛むほど甘みが感じられました。朝食やおやつにちょうどいいです。
2つめは「たらこキッシュ」。コロンとした見た目がかわいらしいですね。カリッ、モチッと焼かれたキッシュはカップ型になっていて、卵の風味がよく感じられ、クロワッサンのような食感。中には、丁寧に薄皮をはいだ一印高田水産の噴火湾たらことジャガイモを合わせた『たらも』と、丸ごとぶつ切りにしたたらこの2種類が入っていました。
具材がみっちりと入っていて食べ応え抜群!自家製マヨネーズで味付けし、ここでしか食べられない一品に。合成着色料・発色剤不使用となっています。
3つめは「シュプリームクロワッサン」。ピスタチオ、チョコ、ストロベリーのほかに、私が行ったときは新商品の抹茶がありました。クロワッサンを丸く焼き上げ、中には北海道ななエッグの卵黄と牛乳、宇治抹茶を使った贅沢な抹茶クレームパティシエール(クリーム)が入っています。
さっくりとしたクロワッサン生地にパリッとした抹茶味のチョコレートが半分コーティングされ、小豆かのこが上部にトッピング。とろけるクリームがたっぷりと入っていて、贅沢かつかわいげがあります。全種類食べたくなりますね。
最後は「あんクリチー」。お店自慢のファブールに北海道産の低糖あんこと爽やかなクリームチーズがはさまれています。
※4月中は抹茶のクリームチーズとさくらのあんクリチーになります。
手のひらサイズのかわいらしいビジュアル。ふわふわでくちどけのいい生地に、ほどよい甘さのあんことクリームチーズが相性抜群!あんこは粒あんでみずみずしく、クリームチーズの酸味とよく合います。バターではなく、クリームチーズを合わせることでくちどけが良くさっぱり。
パンに合うドリンクもあるのでセットにいかがでしょうか。ぜひ足を運んでみてください。
About Shop
Faveur(ファブール)
東京都大田区蒲田4-5-3
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月・火※定休日が祝日の場合は営業し、翌日休業
Instagram:@faveur_20230901
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