六本木ヒルズにある超話題の店『bricolage bread & co. (ブリコラージュ ブレッド&カンパニー)』。店で提供されるパン、料理、コーヒーは全て、それぞれのスペシャリストが担当。作り立ての味は、人々の胃袋を掴んではなしません。さらに、開放的な空間はくつろぐのにぴったり。
今回紹介するのは、オープン当時から販売している定番シュトーレン。お洒落なだけじゃない、『ブリコラージュ ブレッド&カンパニー』の魅力が詰まったシュトーレンはいま、外国人観光客からも注目を浴びています。
六本木駅から徒歩10分程度のところにある『ブリコラージュ ブレッド&カンパニー』。
お客さんが絶えず賑わう広々とした店内は“パン工場の横にある、工場長のおばあちゃんの家”をテーマに空間作りをしたそう。アンティークの家具や雑貨、壁の肌触りからも温もりが感じられます。
ドアを開けると最初に出迎えてくれるのは、焼き立てのパン。店が工房と直結しているため、香ばしい香りと共に焼き立てのパンが次々と運ばれてきます。聞くと1日に40種類もの商品を出しているんだとか。
そして奥にはテラス席とダイニング席。それぞれテラスは10席ほど、ダイニングは15席ほど用意され、訪れた人は思い思いの時間を過ごしている様子。レストランメニューを食べるのはもちろん、リベイク用のトースターがあるので、買ったばかりのパンを店内で食べることもできます。
2018年にオープンして以来、毎年販売しているというのがシュトーレン。近年、シティガイドとして国際的に有名な雑誌のひとつ「タイムアウト」東京版で紹介され、ますます注目が集まりました。
作り立てから少しずつ熟成していく変化を楽しんでもらいたいと、予約や販売数に応じて作り足していくというシュトーレン。なんと、合計で約1000個ものシュトーレンを作っているそう。
お客さんの中には外国人も多く、取材時にはパンと一緒に買っていく姿もちらほら。日本のみでなく、海外からも人気なようです。
『ブリコラージュ ブレッド&カンパニー』のパンは国産小麦全粒粉を使用。シュトーレンも例外ではなく、定番のシュトーレンはさらに美味しいモノを目指し、毎年少しずつレシピを変えているんだとか。そのこだわりは作る工程の各所に現れ、今回は特に生地に練り込む具材に注目。
昨年よりも種類を増やしたという具材はレーズン2種、イチジク、洋梨、アプリコット、オレンジ、レモンピール、アーモンド、クルミなど計9種類。種類によってお酒に漬込む時間とタイミングを変えることで、味に広がりを持たせているそう。
食べると、スパイスの香りが口いっぱいに広がります。自家製酵母を使ったシュトーレンは思いのほかくちどけがよく、しっとりとしています。噛めば噛むほどうま味が増し、果物の甘さや、ナッツとマジパンの芳醇な味わいがスパイスと混じり、1枚で満足できるしっかりとした味わい。熟成すればするほど味がまろやかになっていくそうで、その変化も楽しみたいところ。
今年は既に売切れ間近ということで、気になる人は電話予約か店頭で確認を。
About Shop
ブリコラージュ ブレッド&カンパニー
東京都港区六本木6丁目15-1 けやき坂テラス 1F
営業時間:7:00~19:00※季節によって変更する場合があります
定休日:月曜日
園果わたげ
ウフ。編集スタッフ
ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。
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