名和風歌さんの連載ロケ地にもなった、渋谷区幡ヶ谷にお店を構える「Sunday Bake Shop」。連載の記事では、アイスクリームにクローズアップをしました。お菓子屋としては珍しい、朝7時半からオープンし、朝も昼も、夕方も、たくさんの人が集まるこのお店のオーナーは、嶋崎かづこさん。ファンも多く、明るい人柄の嶋崎さんに、お店のことと「おかし」のことを聞いてきました。
お店を一歩入って、目の前はズラリと並んだ焼き菓子。スコーンをはじめ、パウンドケーキやキャロットケーキなど、幅広いお菓子が並びます。笑顔があふれる店員さんに迎えられ、イートインできるテーブルとカウンターをはじめベンチ、そして外のベンチと一息つける空間になっています。
Q.お店の内観、外観、一歩入って感じる空気感はすごく居心地がよいと感じました。嶋崎さんがこのお店を立ち上げるときに、どんなことを考えて作られましたか?
A.「お店を始める前は、お菓子教室をやったりイベント等のケータリングをやっていました。その後、場所を借りて焼き菓子を焼いていたら、通りすがりの方々から声をかけてもらったことから、日曜日だけお店を始めました。だから、店の名前は『Sunday Bake Shop』。お菓子を焼いていたら、たくさんの人が集まって、そんな雰囲気がこのお店のもとになっています。」
「お店の空気感もおしゃれさというよりは、色々なお菓子があって居心地のよさを大切にしました。なんとなく、みんなが集まってくる、そんなお店が理想です。」
Q.スコーンをはじめとする、イギリスのお菓子がベースになっていると伺いました。嶋崎さんのイギリスでの体験がお菓子作りに活かされていますか?
A.「イギリスで食べたお菓子は、本当に美味しかったんです。粉の感じも、ちょっとあらあらしい感じとか好きです。イギリスの人は、すごいたくさんのお茶を飲みながら、おしゃべりしてスコーンや焼き菓子を食べます。天気がいい日は、ピクニックに連れて行って食べたり、すごく身近な雰囲気も魅力的でした。」
「キャロットケーキも、イギリスのどこでも売っているような普通のものが美味しいんです。スパイス感もほどほどで、食べ疲れしない大きさで。毎日食べたくなるような、そんなお菓子を作っています。」
「この写真のクッキーの子は『ニャンコロウ』といいます。ちなみに今お店には並んでいませんが、全粒粉の猫のクッキーは『マイケル』。実は名前がみんなついているんですよ。お店の中も私が大好きな猫が、至るところにいます。」
お店を見渡せば、あちこちにいる猫のモチーフ。お店の看板やお店のテーブルの上、そして張り紙やメモ書きにも。
嶋崎さんの遊び心あふれるお店づくりは、最近トレンドのグレー一色な世界観とは一線を画し、人柄とやさしさと表情が見える居心地のいい空気が流れているように感じました。
<衣装協力>
タンクドレス¥23100、スカート¥95700、バッグ¥3万9600/すべてbeautiful people(ビューティフルピープル 青山店)☎03-6447-1869
スニーカー / スタイリスト私物
About Shop
Sunday Bake Shop
東京都渋谷区本町6丁目35−3(MAP)
営業時間:7:30~17:00
定休日:月、火、木 、土 (最終水曜日定休日)
Photo/Jun Imajo(今城純) Styling/Emiko Akashi(明石恵美子) hair&make/Shizuka Satake(佐竹静香) Writing/Cream Taro(坂井勇太朗)
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