SDGs(エスディジーズ)とは、Sustainable Development Goalsの略で、持続可能な地球を作っていこうという、国連が定めた目標のことです。
ものすごーく簡単にいうと、食糧難、異常気象、男女の格差、貧富の差などなど、地球規模で色んな問題があり、それを放っておくと未来の地球が危ない。
それを世界中の人たちみーんなで考えて、地球が今と同じように続いていけるようにしようという17の目標のことなんです。
自分たちには関係ないと思われがちですが、実は私たち個人レベルで簡単にSDGsに取り組むことも可能なんです!
日本は安価でチョコレートを購入できますが、その裏には、無給で働かされている子供たちの犠牲のもと成り立っている現実が。子供たちは、学校も行けずチョコレートの原料となるカカオ豆生産の仕事を1日中していることもあります。
そこで、児童労働をしていないカカオ豆農家と取引している製菓会社のチョコレートを購入することで、SDGsの目標である「貧困をなくす」、「人や国の不平等をなくそう」という目標などに参加できるんです。
今回は私たちがチョコレートを購入することで、自然とSDGsに参加できるチョコレートをご紹介!
今回はブラックサンダー(有楽製菓)とカカオ85%チョコレート(COOP)についてとりあげます。
みなさんおなじみのブラックサンダーは、1994 年発売の大ヒットロングセラー商品。「ココアクッキー、プレーンビスケット×チョコレート」のザクザクとした食べ応えのある食感が魅力の高コスパチョコレートです。
そんなブラックサンダーですが、実は、2020 年 2 月から児童労働撤廃に取り組んでいるカカオ原料の使用を自社の一部商品でスタートし、2025 年までに 自社商品に使用する全てのカカオ原料を対象とする計画なんだそう。
パッケージの裏を見てみると、ブラックサンダーを買うことで、みんなが笑顔になる取組み″スマイルカカオ“について書かれた特設サイトにアクセスできるQRコードが。
世界の5歳~17歳の子供の10人に1人が、学校にも行けず働いていること、カカオ豆が採れるサハラ砂漠、以南アフリカ地域では、児童労働している子供が4人に1人を占めていることなどが、解説されています。
ブラックサンダーを買うと、そういった児童労働の子供たちの生活環境を変える一歩となるそう。まさにSGDsですね!
ブラックサンダーは、ココアクッキーとプレーンビスケットをチョコレートでコーティングしたお菓子。クッキーベースでボリュームがあり、“ココアのほろ苦さ”と“チョコレートの甘み“が絶妙にマッチ。
お菓子とは思えないユニークなネーミングと 1 本 30 円(税抜)という手頃な価格で、チョコレート界では、抜群の存在感を誇ります。30円から、みんなの明るい未来のためにSDGsに参加できるなんて嬉しい限りですよね。
こちらのチョコレートは生協(COOP)で販売されているオリジナルブランドです。
チョコレート生地で使用しているカカオは 100%レインフォレスト・アライアンス認証のもの。レインフォレスト・アライアンスは、カエルがトレードマークになっています。
ちなみに、レインフォレスト・アライアンスとは何か知っていますか?
レインフォレスト・アライアンス認証とは、生産者が森林を保護し、生活を向上させ、農場労働者の人権を推進し、気候危機への緩和に取り組もうとしていることを示すマーク。つまり、このカエルマークをつけている企業や商品は、SDGsに取り組んでいる証なんです。
私たち消費者は、レインフォレスト・アライアンスのマークが入っている商品を購入するだけで、自然とSDGsに参加していることになるんです。
再生PET原料を個包装の一部に使用し、環境に配慮しています。
パッケージデザインは、カカオ豆の産地“サバンナ”がコンセプトで、若い人も手に取りやすいものを目指し、最終的にいくつかのデザインに絞り込んで、組合員モニターの投票で決定したのだとか。
こちらの商品は2017年10月に発売され人気を博しましたが、21年 10 月にリニューアルし、カカオ豆の産地比率を日本人がよりおいしく感じる配合に変更。
ガーナ産カカオ豆の比率を上げたそう。近所のCOOPで手軽に購入しやすいのも魅力的ですね。
定番のミルクとホワイトに、人気の抹茶ホワイトとモカホワイトを加えて、1 箱で4つの味が楽しめるのも人気のポイント。
おいしく食べて、手軽にSDGsに貢献、今日からできることなので、ぜひ実践してみてくださいね!
サチコ氷
ウフ。編集スタッフ
ファッション誌出身の敏腕編集者。CanCamをはじめ、ファッション誌や児童誌を経て、現在は生活誌を担当。女性メディアの立ち上げも経験しているママ編集者。甘いものが大好きながら、なかなかお店巡りができないのでプチプラスイーツを研究中。
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