ufu(ウフ)スイーツがないと始まらない。
連載:お菓子缶マニアがお届けする“愛しのお菓子の缶”vol.03 「猫猫猫猫、お菓子缶も猫が好き!」

連載:お菓子缶マニアがお届けする“愛しのお菓子の缶”vol.03 「猫猫猫猫、お菓子缶も猫が好き!」

お菓子の缶に魅入られ45年。お菓子缶の専門書「素晴らしきお菓子の世界」も刊行した、フードジャーナリストでお菓子缶研究家の中田ぷうが、魅力的な缶をご紹介。今回のテーマは2022年、“ニャーニャーニャー”な猫の年におすすめのおしゃれでかわいい“猫缶”をご紹介します。

本国フランスでは廃番となってしまった、貴重な“猫缶”

連載:お菓子缶マニアがお届けする“愛しのお菓子の缶”vol.03 「猫猫猫猫、お菓子缶も猫が好き!」
「ラ・サブレジエンヌ」猫角缶3種アソート/キジ猫(ピュアバター、チョコチップ、フランボワーズ)3186円(税込み)/シャルマングルマン

フランスのサブレブランド「ラ・サブレジエンヌ」は、サブレの生みの親であるサブレ侯爵夫人のレシピを大切に守り続けているこだわりのブランド。発酵バターを100%使い、ロワール地方の地元素材を使用したサブレは、人工の着色料、保存料、遺伝子組み換え作物を一切含まないという逸品。そして“サブレジエンヌ”の魅力はフランスの美学に彩られた、その美しい缶。“猫缶”1つにしても、ただかわいいのではなく、あくまでも大人なかわいさなのです。

この“キジトラ缶”もピンクではなく、ベージュピンクをベースにしたドット柄にエンブレムからキジトラがのぞいているというデザイン。実に洒落ていますよね。本国ではすでに廃番となってしまったため、今ある在庫がすべてとなるので、「欲しい!」と思った方は急いでくださいね。

中までかわいい、「NEKO LAB」のクッキー缶

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猫クッキー缶 大缶(ピンク)4104円、中缶(ミントブルー)3024円(ともに税込み)/NEKO LAB

大阪にあるバウムクーヘンとコーヒーのお店「FRANCY JEFFERS CAFÉ(フランシー・ジェファーズ カフェ)」の店舗とオンラインストアで取り扱いのある、“猫好きによる、猫好きのためのブランド”「NEKO LAB(ネコラボ)」。この「NEKO LAB」のクッキー缶、あまりのかわいさに初めて見たとき、衝撃を受けました(笑)。缶に描かれた猫たちの絶妙な表情と、猫ならではのなめらかなシルエット! 猫好きであれば惹かれずにはいられないこのイラストは「NO CAT NO LIFE」を掲げる、人気イラストレーター・365cat.artさんによるもの。

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そしてかわいいのは缶だけではないのです。中には猫型クッキーが! こうして中までしっかりかわいいのもこのクッキー缶の大きな魅力。

クッキーのまわりに金平糖が散らしてあるのも、カラフルでかわいいんですよね~! 私今、何回「かわいい」って書きました(笑)?

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大缶はホワイト、中缶はバニラ、ピンクもあります。 1度完売したあの伝説の“猫缶”が再入荷!

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「ラ トリニテーヌ」ロイヤルキャッツ※著者はアマゾンで1894円で購入

※売れ行きが好調なため、輸入が追い付かず、現在輸入元では欠品中。次回入荷は4月末ごろになるとのこと。

フランスのビスケット・ガレットメーカー「ラ トリニテーヌ」は1955年創業。写真の蝶番缶(ふたに留め具がついた缶)は、世界的に旅行が盛んになった1985年からギフト用・お土産用として販売された缶です。日本でも初年の1985年から輸入されているロングセラー・ガレット缶。廃番になったものも含めると今までに500種類以上の缶のデザインがあるほど、バラエティに富んでいます。 この“ロイヤルキャッツ”は、2016年の発売と同時に人気を博し、入手困難に。2020年には1度販売を終了しましたが、現在再度輸入されています。私はアマゾンで買いましたが、スーパーマーケットの「イカリ」などでも見かけました。

1000円以下で買える、かわいすぎる猫缶!

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左から「東京クラウンキャット」にくきゅうグミ、にくきゅうチョコレート」各756円、プティスウィートキャンディ」各410円

「TOKYO CROWN CAT」は、以前は東京駅や羽田空港に行かないと買えない限定品でしたが、現在はオンラインショップでも購入できるようになっています。マスコットキャラクターである、3歳のキジトラ“Mr.TORAKICHI(トラキチ)”が大人気! しかもこんなにかわいいデザインにもかかわらず、とにかく全ラインナップ、お財布に優しいお値段なのもうれしいのです。今回取り上げたもののほかにも、フィナンシェやクッキー缶があるのでチェックしてみてください。

公式Instagram

中田ぷぅさん

中田ぷう

フードジャーナリスト

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お菓子缶好きとして約45年。今秋ついにお菓子の缶本「素晴らしきお菓子缶の世界」(光文社)も出版。ライターとして、またフードジャーナリストとして、各メディアで執筆&レシピ提供も。