「差し入れしたいけど、何を買ったらいいか」「ちょっとした手土産どうしよう」ウフ。では、雑誌や芸能界で活躍する有名スタイリストやヘアメイク、編集者やライターによる“ちょっぴり気の利いた”手土産連載をスタート!
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鈴木麻子(すずきあさこ)
フリーエディター
『天然生活』副編集長を経て、エディトリアルオフィス『fika』を設立。現在は雑誌や書籍、ウェブなどの編集・執筆を行う。料理、インテリア、家事など生活にまつわるジャンルを主に手掛ける。
毎月リレー形式で各界の方に「撮影現場で喜ばれるもの」を紹介します。
3回目となる今回は、ライフスタイルマガジン等で活躍中の編集者鈴木麻子さんが登場!
撮影現場や打ち合わせ時の差し入れの鉄板を伺いました。
京都の西陣に本店をおき春夏秋冬、四季折々の和菓子をご提供している鶴屋吉信さん。京都らしく甘さ控えめで、素材の風味を生かした和菓子の数々が人気。1803年創業、その歴史は200年以上を超え東京はもちろん、全国にお店を構える名店です。鈴木さんに、数ある和菓子からこのお店を選んだ理由を聞くと……。
「季節を感じようと思ったら、上生菓子が一番。信頼するスタイリストさんから”上生菓子は鶴屋吉信が好き”と聞いてから、私もこちらで買うようにしています。デパートの地下に入っていることが多く、買いに行きやすいのも◎。手のひらサイズの中に、花鳥風月が表現されていて、一皿の高揚感がすごいです。」
季節というより、半月ごとでも変わる上生菓子。今回の4つはこの春におすすめの4つをセレクト。販売時期が異なるので、下記をチェックしてみてください。
左下:「岩根つつじ」~5月15日まで
岩根に咲くつつじを表現。きんとん製 粒あん入り
右下:「母の日」 5月6~9日
カーネーションを表現 粒あん入り
左上:「花菖蒲」 ~5月5日
菖蒲の花を茶巾しぼりで表現 白あん入り
右上:「長春」 ~5月5日、10~15日
長春はバラの別名 白あん入り
各432円(母の日のみ486円)
About Shop
「京菓匠 鶴屋吉信」
住所:京都市上京区今出川通堀川西入る(MAP)
営業時間:1階 店舗 9:00~18:00
2階 菓遊茶屋/お休み処 ※10:00~17:00(当面の間、短縮)
定休日:1階 店舗2階 菓遊茶屋/お休み処 ともに元旦、毎週水曜定休 (祝日の場合は営業)
店舗案内:お休み処 約20席(ソーシャルディスタンスのために減席中 / 菓遊茶屋 6席(予約不可)【全席終日禁煙】
※春と秋の行楽シーズン中の水曜日は臨時営業する場合がございます。
URL:こちらから
●東京店
住所:東京都中央区日本橋室町1-5-5 COREDO 3 室町1階(MAP)
営業時間:ショップ 10:00~21:00
茶房・菓遊茶屋 10:30~20:00(ラストオーダー19:30)
※どちらも、4/25~当面の間、休業させていただきます。
定休日:元日、5月 第4日曜日(予定)
※他にも多数店舗が御座います。
都内にある『御菓子司 翠江堂』は1943年創業の老舗和菓子店。いちご大福の名店として有名です。隅田川のすぐ近くにある本店は町の方々からはもちろん、周辺の企業の方々からも手土産として愛されています。薄くてとろけるようにやわらかい『お餅』とあっさりと炊き上げた『こしあん』にジューシーな『苺』がベストマッチ!
そのおいしさは鈴木さんも大絶賛!
「さわやかな苺の酸味とやわやわのお餅、すっきりあんこの三位一体は食べる度に、唸ってしまいます。いちごはジューシーでとってもおいしい。差し入れにすると、個包装なのでその場で食べなくても持ち帰れるし、配りやすいのでとてもおすすめです。」
About Shop
御菓子司 翠江堂
●本店
住所:東京都中央区新川2-17-13 (MAP)
営業時間:9:00~18:00(月・金)
9:00~14:00(土)
定休日:日・祝日
URL:こちらから
※売り切れ次第、早めに閉店させていただくこともございます。
●大手町店
住所:東京都千代田区大手町1-6-1-大手町ビル地下2階(MAP)
営業時間:10:30~18:00
定休日:土・日・祝日
●有楽町店
住所:東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル地下1階(MAP)
営業時間:10:30~18:00
定休日:土・日・祝日
築地で、朝7:00からお店を開き多くの人に愛され続ける「天まめ」さん。ププリッとした”生寒天”がお豆の専門店で、神津島の天草を使った生寒天はなめらかな食感で一度食べたらヤミツキです。
女性店主がひとりで作り上げています。使う素材もこだわりで、小豆→あんこ(北海道産)赤エンドウ豆(北海道産)白インゲン(北海道産)寒天(神津島産)と厳選されたものばかり。
オープンキッチンで一つ一つこだわり抜いた国産の食材を毎日朝7:00~19:00までぐつぐつ煮ています。出来立ての寒天を見せながら店主の女性は「うちは神津島産のきれいな黄金色の天草を使って栄養分をしっかり絞っているのできれいな乳白色の寒天が出来ます。」と説明してくださいました。
「大人世代の方とお仕事をすることが多く、つるんと喉越しの良い寒天おやつは食べやすく、たいていの方に喜ばれます。(料理の撮影時でも重くなくいただけます)朝7時からやっているので、当日の朝立ち寄って、出来立てをお持ちできることもポイント高し。『築地で買ってきた』と言うと、その場のみんなのテンションも上がりますよ!」
黒蜜もさっぱりしていて、やわらかい豆と一緒に朝ごはんのお供にもぴったり。春から夏にかけて、おすすめです。
About Shop
天まめ
住所:東京都中央区築地2-8-1 築地永谷タウンプラザ107号(MAP)
TEL:03-6264-0782(FAXも可)
営業時間:7:00~19:00
定休日:日曜日
いかがでしょうか? 次回は鈴木麻子さんの手土産は「洋菓子編」をお届けします。
Photo&Writing/Cream Taro
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