大切な人へ渡すのにぴったりの品を、スイーツメディア「ufu.(ウフ。)」が紹介する連載「スイーツ編集部が選ぶ本気の手土産」。
第1回はグルテンフリースイーツの専門店「BONBONS DE K(ボンボン ドゥ カ)」のフィナンシェをレポート。さまざまなメディアに取り上げられるお店の、スイーツの概念を超える焼き菓子とは?
小麦を食べられない人でも楽しめる、グルテンフリー焼き菓子やデザートを手掛ける「BONBONS DE K」。茅ヶ崎市の「BONBONS DE K」と「BONBONS DE K_atelier」、新宿駅構内のイイトルミネにある「BONBONS DE K_shinjuku」の3店を構えています。
「BOOK」は3種のフィナンシェが本のような見た目の箱に入ったほどよいサイズ感で、手土産にしたくなるひと品。フィナンシェの組み合わせは時期によって異なりますが、#1~#3の3パターンを楽しめます。
お店のフィナンシェのラインアップは全35種類。素材には国産米100%の米粉や北海道産バターなど国産のものを中心に取り入れ、白砂糖やショートニングは不使用。35種すべて生地の配合に違いがあり、焼き時間もそれぞれのフレーバーごとに異なります。
コンタミを防ぐために全工程を店舗内のキッチンで行うという、徹底したグルテンフリーへのこだわりも!
通年販売のフィナンシェは、BOOK(#1)に入っている『ナチュール』『ピスタチオ』『CHIGASAKI(しらすアーモンド)』の3種類。そのほかのフレーバーは毎月替わり、今回は2025年2月に登場したBOOK(#3)の3種のフレーバーを味わいます。
最もシンプルな『ナチュール』は、生地のふんわり柔らかな質感や、米粉やはちみつ、バターの絶妙なバランスを楽しめるフィナンシェ。美しい焼き色がついた縁は固めで、中の生地には半分に切っても崩れないしっとり感も。ふわっと広がるやさしい甘みに、香ばしい焼き目のアクセントがたまりません。
フレーバーごとに焼き時間にも差があり、チョコレート系のフィナンシェはよりしっとりと、お茶を使ったものは香りが引き立つように、ナッツがまぶしてあるものは生地とナッツの食感の違いを楽しめるように……など細やかな調整が。ただ素材が違うだけでない豊かなバリエーションに、新しい味を手に取るたびにワクワクします。
お店には、一般的なフィナンシェの甘いイメージを覆すサレ(塩)系のフレーバーも。茅ヶ崎の名前を冠した『CHIGASAKI』は、天面に茅ケ崎産のしらすと、砕いたアーモンドがたっぷり。塩気の後からはちみつの風味が広がり、甘じょっぱい味わいの虜に!
月ごとに替わるラインアップにもサレ系があり、『アンチョビオリーブ』はひと口食べた瞬間にアンチョビの旨味が!アンチョビ特有の風味にコクと自然な甘みが調和した、他では決して楽しめない味わいです。想像もつかない組み合わせの素材なのに一体感があり、感動すること間違いなし。
お店では今回紹介したセット・BOOKのほか、フィナンシェが6個程度入るロゴ入りの紙袋やギフトボックスなども用意。紙袋の場合は自分でフィナンシェの種類を選べるため、甘いもの好きの人にはスイーツ系の種類を多めに、お酒好きの人にはおつまみにぴったりな『CHIGASAKI』を……など、渡す人に合わせたカスタマイズも可能です。
当日に楽しむなら、季節の果物を使った華やかなグラスデザートもおすすめ。「BONBONS DE K」のお菓子で、日ごろお世話になっている人へ笑顔と感謝を届けてみては?
【価格目安】
BOOK:1330円~
フィナンシェ(単品):340円~ ※ロゴ入り紙袋:150円~
【本店取材記事はこちら】
“自分らしさ”に寄り添えるお菓子屋さんを作りたい!「BONBONS DE K(ボンボン ドゥ カ)」(茅ヶ崎)の“創造”し続けるパフェの世界とは
※掲載情報は取材当時のものです
About Shop
BONBONS DE K_shinjuku
東京都新宿区新宿3-38-2 イイトルミネ新宿内
営業時間:平日8:00~22:00/土日祝8:00~22:00
定休日:なし
BONBONS DE K
神奈川県茅ヶ崎市東海岸北3-15-34 茅ヶ崎ブロックイースト
営業時間:木金11:00~18:00/土日祝10:00~18:00
定休日:月・火(祝日は営業)
BONBONS DE K_atelier
神奈川県茅ヶ崎市幸町20-43 幸町ビル1F
営業時間:火~土10:00~19:00/日祝10:00~18:00
定休日:月(祝日は営業)
Instagram:@bonbons_de_k
三月
ウフ。編集スタッフ
カスタードとお固めのパンが特に好きな148cm。ライター出身、ワクワクしながらメディアを作ってます。毎日おいしいものに出会えて幸せです。
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