暑い暑いとぐだっていた夏も知らぬ間に過ぎて、気がつけばもう秋の訪れを感じます。そして秋一番の行事といえば、そう“お月見”。
毎年、月の満ち欠けによって変化しますが、今年の“お月見”は9月10日（土）にあたります。
ところで皆さんは、“お月見”の由来や何をするかをご存じですか？
今回は、意外と知らない“お月見のことから、親子で楽しい今年注目の“お月見スイーツ”を紹介。「たねや」や「モロゾフ」といった名店から、ドーナツ屋さんが出す見た目もかわいいのお団子まで。この時期にしか食べられない商品が続々と登場します！
“お月見”は別名“十五夜”とも言われ、1年の中で最も空が澄みわたる日に、美しい満月を眺める行事のこと。
その歴史は遥か、平安時代とされています。“お月見”は9月15日という意見もありますが、月の満ち欠けは周期によって変化するので、毎年少しづつ日にちがずれるのです。
ちなみに昨年2021年の“お月見”は9月21日。そう考えると今年は、秋の訪れをいつも以上に早く感じます。
太古から“お月見”の日にはお酒やごちそう、詩など、貴族たちは酒池肉林を楽しんでいたそう。
そんな文化が江戸時代には形を変えて庶民に渡り、また形を変えて今の時代へと引き継がれてきました。しかし、いつの時代もその日には美味しい食事があることは、変わらないようです。
今回は和菓子が苦手な子供でも、“お月見”気分を味わえるスイーツが期間限定で登場。兵庫の老舗洋菓子メーカーとして知られる「モロゾフ」では、今年もお月様やうさぎをモチーフにした限定スイーツを販売。
「モロゾフ」の看板スイーツ、カスタードプリンはウサギの姿がかわいらしいお月見デザインに。
2022年9月1日～9月10日のみ販売の限定フレーバー「お月見プリン」。雲の上に浮かぶ満月のように見えるのはミルクゼリーとオレンジのボールゼリー。なめらかな舌触りのカスタード風味のミルクプリンは、小さな子供も虜になってしまいそうな味です。
また、3個買うと割引になる「３個でお得！秋限定プリン」対象商品でもあるので、家族でお得に楽しめます。
「お月見プリン」1個378円
滋賀県近江八幡の老舗和菓子屋「たねや」は今年で創業150年。
変わり続ける時代のなかでもめぐる季節と自然の美しさを大切に。そして暮らしの中でほっと一息つけるようなお菓子を目指します。
本来、自然が作り出した美しい月を眺めながら、供えものを食べる“お月見”。「たねや」と“お月見”との間に親和性を感じます。
秋の商品「福寿芋」は、その名前から幸福が舞い込んできそうな餡菓子。中には、栗のような食感が特徴のなると金時をふんだんに使ったさつまいも餡がぎっしりと入っています。
程よい甘さの餡を包むのは桂皮末をまぶして焼き上げた乳菓生地。
シナモンのような香りに、しっとりマイルドな味わいが絶品です。
福寿芋 1個 税込302円
京都「koe donuts kyoto」では、「十五夜」にちなみ、お団子に見立てた「dongoドーナツ」が新登場です。
オーガニック、天然由来、地産地消をキーワードに、安心安全でおいしいドーナツを提供する「koe donuts kyoto」。京都のお店を構えていることから、四季折々の限定メニューも豊富で、いま大人気のお店。
今回新メニューとして期間限定で提供される「dongoドーナツ」は、さながら“お月見”ようのお供えもちのようです。コロンと一口サイズのドーナツが3つ並んだ色とりどりの「dongoドーナツ」。その種類は全6種類にも及びます。
京都の日本茶専門店”YUGEN”が厳選茶葉を使用したチョコレートをコーティングした「京抹茶チョコレート」。有機あずきと有機砂糖を使用し、すっきりした甘さに仕上げた「大納言あずき」などの和風フレーバーはもちろん、オーガニックいちごの自家製ソースを使った「オーガニックストロベリー」。コクのあるチーズクリームに、有機ココナッツをトッピングした「有機ココナッツ チーズクリーム」など。自分好みの味を選べます。
「dongoドーナツ」（全6種） 1個200円
About Shop
koe donuts kyoto
京都府京都市中京区新京極通四条上ル中之町557番地 京都松竹阪井座ビル1F
営業時間：11:00～20:00 （イートインは、l.o.19:30）
定休日：なし
和菓子がちょっと苦手な子供でも、一口噛めば喜んで食べたくなる“お月見”スイーツの数々。思わず“月より団子”になってしまいそうです。
皆さんもぜひ、“十五夜”を通して早めの秋を感じてくださいね。
園果わたげ
ウフ。編集スタッフ
ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。
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