ufu.のサイトOPEN時に、表紙も飾ったパフェの名店「ラトリエ ア マ ファソン」。大井町線、世田谷区は上野毛に位置し渋谷からもアクセスが良好。
今回は、梅雨の時期だけ食べられるという、紫陽花(アジサイ)を模したとても美しいパフェを紹介します。
今回のパフェは、もはやこのお店で代名詞ともなった長いパフェのネーミング。「梅雨の季節の情景、今では主流となってきた元祖紫陽花を模したデザート2021」。青、紫、黄色、美しく淡い彩りに、心がときめきます。
構成としては、青梅の翡翠煮と、道明寺、大葉のソルベと和のテイストが主軸になっています。
紫陽花を表現するゼリーは、天然の花の色素で抽出するなど、さすがのこだわりっぷり。
パフェの上に乗っているのは、紫陽花のお友達。森シェフのユニークな心意気に、心を奪われるでしょう。
お気づきでしょうか? 梅雨の季節に、葉っぱの上で見られる「かたつむり」が1匹ちょこんと。メレンゲで仕立てられた「かたつむり」。
目で見て、心で感じて、味だけではない、五感で楽しめる、そんな創作パフェの真骨頂を感じます。
もっとも驚くべきは、味や見た目だけではなく、食べ進めるときに奏でられる、「音」。この食べるときの音も、季節感を演出し、パフェの大きな特徴となっています。
「道明寺」をご存知でしょうか? 東京では桜餅、関西ではつぶつぶした見た目でもちもちした食感の道明寺が有名です。
水に浸し蒸したもち米を干して粗めにひいたものが、この道明寺。焼き道明寺にすることで、スプーンですくうと「ジャリジャリ」と音が。これは、雨の中歩く「砂利道」を表現しているそう。香ばしい香りが絶妙です。
香り豊かな大葉のソルベは、まるで雨の日の草や葉の香りを感じさせます。そして下の層では、赤紫蘇の甘酸っぱいジュレが待ち受けていて、さっぱりとした後味で口の中を終わらせてくれる。とても計算されたパフェでした。
こちらのパフェ、食べられるの梅雨が明けるまで。雨の日に、ぜひ食べたいものです。
森シェフが集めたアンティークな食器、アンティークな小物etc.すべてが季節や時期によりマイナーチェンジしながら、空間が時間とともに変化していきます。
パフェを待つ時間も、忘れてしまうぐらい素敵な空間。行く際は、開店前にお店の前に記帳簿があるので、記帳し待ちます。開店前に行くのがおすすめです。
お店の前には、季節感漂うこんな粋な計らいが。とても素敵な店構えが、あなたをお待ちしています。
About Shop
L’atelier à ma façon(ラトリエ ア マ ファソン)
住所:東京都世田谷区上野毛1丁目26-14(MAP)
営業時間:10:15~15:00ごろまで
定休日:不定休(インスタグラムまたはHPで確認必須)
※来客は1グループ、2名まで
公式インスタグラムはこちら
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