バレンタインが近づき、チョコレートへの注目度が高まる今日この頃。チョコレートの原料であるカカオは近年、美容によいフルーツとしても知られるようになってきています。
そんなカカオに、なんと保湿成分としておなじみのセラミドも含まれていることが判明!美容に関するカカオの可能性に迫る、明治主催のイベントの様子をレポートします。
今回のイベントのメインテーマは、カカオに含まれている2大美容成分。「カカオポリフェノール」と、明治が世界で初めて抽出・素材化に成功した「カカオセラミド」の機能や可能性が紹介されました。
皮膚科専門医の慶田朋子さんと、国内外でスキンケア成分の探索と開発を行う“スキンケア成分ハンター”の竹岡篤史さんが登壇。慶田先生からは、表皮の最表面で保湿やバリアの機能を果たす「角質」でセラミドが活躍していることや、角質がラップ1枚ほどの厚みしかなく、だからこそ丁寧にケアする必要があるとの解説が。インナーケアの重要性もお話しいただきました。
竹岡さんからは、セラミドやポリフェノールに加えて、植物由来の有効成分を豊富に含むカカオの、化粧品や食品への活用の可能性が語られました。
2006年や2009年に報告された研究では、高カカオドリンクを継続して飲むことで肌の水分量が増え、さらにくま・くすみが改善した(※1)、高カカオチョコレートによって紫外線から皮膚を保護する作用が向上した(※2)という結果が。
これらはカカオポリフェノールによる効果とされており、カカオセラミドの研究が進めば、カカオのさらなる魅力が明らかになる可能性も!
カカオポリフェノールを使ったドリンクやジュレに加えて、カカオセラミドを配合したチョコレートが成分の使用例として紹介されました。
左に置かれたチョコレートの赤色はカカオに含まれるアントシアニン由来で、着色料や香料は不使用。カカオポリフェノールの一種である「カカオフラバノール」が配合されています。
まろやかなコクの中からカカオ本来の渋みが広がる大人な味わい。カカオの果肉を絞った果汁が使われており、フルーティーな甘みも感じます。後味はさわやかで、リピートしたくなる美味しさです。
右側のチョコレートには、華やかな香りが特徴的なペルー産カカオを使用。なめらかな口溶けとほどよい甘さ、苦みのバランスが絶妙で、ひと口で幸せな気分に!
ジュレと2種類のドリンクは、すべてカカオポリフェノールの一種である「カカオフラバノール」入り。ピンク色のドリンクからは、フランボワーズの華やかな香りと酸味が。茶色がかったドリンクからは生姜のスパイシーな風味がふわりと漂い癒されます。
イベントでは、ウェルカムドリンクとしてチョコレートを溶かしたホットドリンクの試飲も提供。特別なお店に行かなくても、コンビニやスーパーで販売されている高カカオチョコレートを使うことで、おうちでも手軽にポリフェノールたっぷりのドリンクを楽しめるそう。
まだまだ乾燥が激しい季節、カカオで美味しく美容面のケアをしてみては?
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明治
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※1 Long-term ingestion of high flavanol cocoa provides photoprotection against UV-induced erythema and improves skin condition in women. U. Heinrich et al. J Nutr. 2006, Jun; 136(6): 1565-9
※2 Eating chocolate can significantly protect the skin from UV light. S. Williams et al. J Cosmet Dermatol. 2009, 8(3): 169-73
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