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アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

東京・目黒区にある駒場エリア。東京大学をはじめとした学校や公園、寺などが多く点在しており、“緑豊かで住みやすい街”、“文教の街”としても知られています。

今回紹介するのは、そんな地にお店を構えるカフェ「SUHO(スーホ)」。

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

真っ白な外観が目を惹くデザインで、中に入っても白で統一された清潔感ある店内。出荷できない規格外の野菜や果物などを使ったアイスクリームを堪能できます。

白金にある人気ハンバーガー店「Burger Mania」などを手掛ける、守口駿介さんのお店です。なぜハンバーガー店がカフェをオープンしたのか、そこには並々ならぬ想いが隠されていました。

住宅街にある真っ白な佇まい。環境に優しい極上のアイスがお出迎え

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

お店があるのは、下北沢と三軒茶屋の間にある淡島通り沿い。閑静な住宅街が広がるエリアでおしゃれなカフェや飲食店も多くあります。そんな通りに構える同店は、今年1月にオープンし、真っ白な佇まいは思わず足を止めたくなるほど。

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

店内に入ると目の前には、アイスのショーケースが。ピスタチオ、ストロベリーなどシンプルなものではなく、八百屋“青果ミコト屋”が手掛ける、不揃いで通常の出荷ができない野菜や果物を使ったアイス「KIKI NATURAL ICECREAM」を堪能できます。またそれぞれのアイスの前には、材料や特徴など丁寧に書かれた説明書きが。定番のkikiミルクをはじめ常時5~6種類から選べます。

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)
シングル ¥600円(税込)~、ダブル ¥1,150円(税込)~、リトルスリー ¥1200(税込)

取材時に頂いたのは「酒かすと日本酒」、「ビーツ、梅干し、柑橘」、「緑茶ときどきエスプレッソ」の3種類。特に驚いたのは、酒かすと純米酒を使用したアイス「酒かすと日本酒」。酒かすの粒感を残しながらも滑らかな口どけはたまりません。

人との繋がりを大切に。自らが接客するオーナー・守口さん

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

「白金の“Burger Mania”オープン当時は、ハンバーガー店では今までなかったエスプレッソマシンを導入したりと、元々はカフェを出したいという想いがありました。ラテアートの大会も開いたりしました。その際などに人と人をコーヒーが繋ぐ瞬間を沢山見てきました。カフェを開きたいという想いが心の中にずっとあった中で、私の尊敬するカメラマンの友人から“撮影スタジオのテナント1階が空くからお店をやって欲しい”と言われたのがSUHO(スーホ)の始まりです」

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)
オーナーの守口駿介さん

そう話すのはオーナーの守口駿介さん。白金をはじめ都内に4店舗構える人気ハンバーガー店「Burger Mania」、サンドイッチ店「DAY & NIGHT」、サラダ専門店「HAPPY HOUR」など数々の人気店を手掛ける方です。

まだ多くの人に認知されていない「青果ミコト屋」のアイスを広めたい

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

前述した、アイスを仕入れている八百屋“青果ミコト屋”。店主とは、フットサルなどを一緒にする仲だそうで、公私ともにお付き合いがあるのだとか。

守口さん
「全国を旅して回り、生産者に会いに行き、野菜だけじゃなくて、彼らが気持ちいいと思うものや美しいものに触れてそれを紹介している八百屋です。そういった取り組みにすごく共感していました。そんな高品質な野菜を私がやっているサンドイッチ店“DAY & NIGHT”で提供するには価格面で難しく、協力したくてもできない状況でした。そんな中、青果ミコト屋が規格外の野菜や果物を使ったアイス事業を新たに始められ、どんなカフェにしていくか考えたときに、このアイスを使いたいと思いました」

形が不揃いでロスになってしまう野菜や果物を使って作られるクラフトなアイスクリーム。安定剤や乳化剤も不使用なので安心して食べられるのも魅力の一つ。他にもコーヒーは3店舗程の豆を取り扱うなど、オーナー守口さんが今まで出会ってきた縁や出会いが形になったお店です。

店名「SUHO(スーホ)」に込められた思いとは

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

江戸時代に幕府の馬の調教場があった駒場。店名も馬にちなみ、絵本で知られている「スーホの白い馬」のように長く愛されるお店にしたいという想いが込められています。そんな自ら店頭で接客もされているオーナー・守口さんがこのお店で最も大切にしていることは“気持ちの良い空間作り”です。

基本写真撮影禁止という苦渋の選択

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

同店は「基本写真撮影禁止」。“気持ちの良い空間作り”の上で苦渋な決断だったのだそう。

守口さん
「自分のお店はSNSやメディアと一緒に成長してきました。有難い事に雑誌に取り上げて貰う機会もありました。また商品がバズリ、それ目当てに来てくださる方もいました。その一方で、写真を撮るためにテーブルでずっと放置されたままの料理やドリンクもあり、“美味しいものは美味しいタイミングで食べてほしい”ので、このようなルールにしました」

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

メニューの説明している際も、携帯を見ながら“これください”と一日中言われた時もあったのだそう。絶対撮影禁止ということではなく、ドリンクやアイスの写真を数枚撮ってSNSに投稿したり、一緒にいる相手の笑顔や美味しそうな瞬間などをカメラに収めるのはOKとのこと。

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

店内には守口さんの息子が書いたという“No Photography”の文字やイラストを印刷したバックなども販売。みんなの居心地をよくするための工夫がたくさん詰まっています。

自家製「シュークリーム」も絶品

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)
シュークリーム ¥650(税込)

アイス以外にも提供されている自家製「シュークリーム」。ザクっとするシュー生地に、注文後に生地をリベイクしてカスタードクリームを絞る逸品。写真からでも伝わる食べ応えある大きさでクリームのコクが口の中で混じり合います。

アイスが美味しい。心地良い空間に自然と笑みがこぼれるカフェ「SUHO」(駒場東大前)

こじんまりとした店内ながらも、中に入ると暖かい心地の良い空間。店主とお話しするのも良し、友人とほっこりするのも良し。スイーツの美味しさはもちろん、また行きたい!と思うそんなお店「SUHO(スーホ)」。地元の人たちの新たな憩いの場になるに違いありません。

About Shop
SUHO(スーホー)
東京都目黒区駒場2-16-4
営業時間:11:30~18:30
定休日:不定休
Instagram:@suho_tokyo

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Takuma

ウフ。編集スタッフ

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すべてが“本物志向”のスイーツ好き編集者。都内のパティスリーやホテルのカフェを中心に巡り、話題のお店はいち早くチェック。スイーツが好きすぎて、気づけばスイーツメディアの編集部に!
Instagram(@k.takuma.happy)

Photo & Writing / Takuma