高級店が連なる銀座。新店舗が続々と登場する中、いまモンブランで話題を集めるパティスリーがあります。
『PATISSERIE HANA(パティスリーハナ)』は2023年9月25日にオープンしたばかりにも関わらず、美しいビジュアルから注目を浴びるパティスリー。その名の通り“花”をテーマにした店で、1枚1枚、花弁に見立てた細かな細工が施されたケーキの数々にこだわりを感じます。
今回はそんな『パティスリーハナ』から、特に話題を呼んだモンブランを筆頭に、おすすめのガトーを3種紹介。自分へのご褒美や手土産におすすめです。
銀座駅から徒歩5分のところにある『パティスリーハナ』。同月に渋谷マークシティ1階にある「東急フードショー」にも出店を開始し、一躍話題を集めました。
“花”をコンセプトに、食べる人の特別な日を飾る存在になればと作られたケーキの数々は、どれも繊細で華やか。空間作りにもこだわり、店内の壁一面を、ペーパーで作られた大小さまざまな真っ白い花々が埋め尽くしています。
『パティスリーハナ』のモンブランは小ぶりながら大きな存在感を放つ美しいビジュアル。
驚くことに表面のマロンクリームは本物の花びらを表現するため1枚1枚丁寧に絞って作っているんだとか。高い技術力が必要なためスタッフの中でもモンブランを作れるのは2名だけ。細部までこだわり抜いたモンブランは製造にも限りがあるそう。今後人気が高まれば幻のケーキとなる予感。
シェフにそのこだわりを聞くと、しっかりと素材の味わいを感じて欲しいと、マロンには一切洋酒を加えていないんだとか。代わりにラム酒で香り付けしたシャンティを重ねることで滑らかな口当たりと、風味に奥行きを感じるよう構成。ボトムのマロンケーキにも砕いたマロンが入っており、食べ応えのある食感に。マロンスイーツ好きなら虜になるほどの素材感です。
艶やかなチョコレートグラサージュのかかったケーキに、大輪のバラが一輪。そんな見目麗しい「ショコラローズ」は『パティスリーハナ』の代表作。
シェフ曰く、チョコレート好きのためにつくったチョコ尽くしのケーキだそう。使用されるのは世界のトップパティシエから愛され、フランスで100年続くチョコレートブランド『ヴァローナ』のチョコレート。
アロマ香るチョコレートの個性を活かし、軽い口当たりに仕上げたショコラムース。ボトムはテリーヌショコラで、こちらもしっかり濃厚。さながらシルクのようになめらかで、とろりととけるような舌触り。さらに中心にはキャラメルソースが潜んでおり、香ばしい甘さが程よく上品な印象です。
ワンホールとプチガトーから選べる『ブーケローズ』は、なんと5種類以上のフレーバーがあるタルトケーキ。そのラインアップを聞くと、レアチーズ(白)、いちご(ピンク)、チョコミント(黄緑)、シトロン(レモン色)、チョコバナナ(ブラウン)などなど。こだわりと遊び心感じるフレーバーばかり。
「ブーケドローズ(いちご)」は店オリジナルのスペシャリテ。
サクサクとした食感のタルトの上にはカスタードクリームとフレッシュないちご、ブルーベリー、フランボワーズがのっています。
絞った苺味の生クリームはまるで美しいバラのブーケ。見た目の華やかさもさることながら、クリームのコクとフルーツの酸味、さくさくのタルトが相性抜群です。
手土産やプチギフトにぴったりな焼き菓子も見逃せません。ガトーショコラやマドレーヌ、サブレやクッキーなどなど。小分けで販売されているので、用途に合わせてオリジナルの焼き菓子アソートを作ることもできます。もちろん、ギフトBOXやラッピングも可能。
みなさんも、“花”だらけのパティスリーに訪れてはいかがでしょうか。
About Shop
PATISSERIE HANA 銀座店
東京都中央区銀座7丁目3−13 ニューギンザビル 1階
営業時間:月~金 12:00~22:30/土・日 11:00~20:00
2023年11月16日から 月~金 14:00~22:30/土・日 12:00~19:00 に変更します
定休日:年末年始
園果わたげ
ウフ。編集スタッフ
ufu.の新米編集者。メンズカルチャー誌でアシスタントを経験後ufu.に転身。 特技は甘いものを食べ続けること。最近は美術館内レストランの限定コラボスイーツにハマっている。
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