こんにちは。パンライターの坂本リエです。
2023年6月24日。中野にハード系パンを多く取りそろえるベーカリー「algorithm(アルゴリズム)」がオープンしました。最近中野は新しいパンの店がオープンすることもあり、新しいパンの聖地に? 早速ですがオープン日に行ってきたので、お店の魅力をご紹介します。
中野駅から徒歩約13分程歩くとスタイリッシュな外観が見えてきました。
オープン日は開店前から行列ができるほどの人気ぶり。SNSを見ると実際に食べた方は「おいしかったから全制覇したい」と言っている方もいました。
店内に入るとおいしそうなラインナップにワクワク、とくにハード系パンが多くみられました。
奥には厨房が見渡せていて、パンを焼く姿やせっせと働くスタッフたちに臨場感を感じることができます。今回は店主の津田さんにもお話を伺うことができました。
Q.お店のこだわりを教えてください。
津田さん「フランスのクラシカルなパンに変わった素材や和の素材を組み合わせた新しいベーカリースタイルを目指します。 オーガニックシュガー、北海道産バター、千葉県の須藤牧場から取り寄せた低温殺菌牛乳を使用したパンオレ、瀬戸内レモンを使用したレモンバゲット、グラスフェッドバターを使用したミルクフランス、高知県産の柚子を使用した栗と柚のパンなど産地にもこだわってます。 」
Q.店名の由来をおしえてください。
津田さん「店名の“algorithm”とはコンピュータの問題を解決するための計算方法や処理方法のことです。 パンに新しい計算方法を加える事により新たな商品を開発していくという思いが込められております。 」
ここで私が選んだパンをご紹介します。
1つめは「 抹茶とホワイトチョコ」。
低温12時間発酵させた生地に宇治抹茶とホワイトチョコチップ入り。
ややもちっとした弾力ある生地は噛むと宇治抹茶の渋みと苦味が口の中に広がります。そこに甘みのあるホワイトチョコが加わって宇治抹茶の香りを引き立てていました。
2つめは「カヌレ」。
知り合いのフランス人に昔教わったレシピで作っているとお話ししていた津田さん。現地の味を忠実に再現しているそうです。
1つが大きく存在感がありました。外はガリっと歯応えがあり、中はもっちりとして口当たりがいいです。ラムの芳醇な香りが広がり、甘さは控えめです。
3つめは「クリームパン」。
オーガニックシュガー、生クリーム、牛乳を使用したしっとり甘めの生地にザクザク食感をプラスする為にダッチがかかってるんだとか。
外はザクザク中はふわっとした2つの食感が味わえます。ぽてっとしたしっかりめでコクのあるクリームが生地に絡むとやみつきに。
最後は「シナモンバナナとヘーゼルナッツ」。
りんごから起こしたルヴァン種を使用した生地にシナモンとドライバナナ、アクセントにヘーゼルナッツが使われています。もちっと弾力があり、ヒキがあります。ほんのり香るシナモンとドライバナナの甘みがやさしい味わい。
コリコリッとしたヘーゼルナッツが香ばしいです。
今後はサンドイッチなども販売予定だそう。
ぜひ足を運んでみてください。
About Shop
algorithm(アルゴリズム)
東京都中野区新井4-1-3
営業時間:10:00 – 18:00
定休日:火・水
Instagram: @algorithm_bakery
注目記事