今年1月にリニューアルOPENした、南青山のフラワーカフェ「Nicolai Bergmann NOMU(ニコライ バーグマン ノム)」。デンマーク出身の人気フラワーアーティスト、ニコライ・バーグマンの美しく鮮やかなフラワーアレンジメントに囲まれて、スイーツと軽食が頂ける大人気のカフェです。
フォロワー数1.8万人の人気パフェスタグラマーであり、華道の勉強もしているというmeguboooさんと一緒に訪れました。師範を取得するため、日々お花に向き合う彼女。「ずっと行ってみたかったんです」とワクワクの様子で撮影に臨んでくれました。そんなmeguboooさんとともに、「Nicolai Bergmann NOMU」の世界を紐解いていきます。
表参道駅から徒歩3分。骨董通りを脇に入り、ガラス張りの洗練されたお店が立ち並ぶ裏道に、「Nicolai Bergmann NOMU」はあります。お店の前に並ぶ春の花々は、華やかなピンクや力強く元気なイエロー、艶やかなパープルと美しくも個性豊か。そんな花と緑の甘い香りに誘われるように、早速店内へ。
お店に入った瞬間から、目に飛び込む花たち。カフェはフラワーショップ「Nicolai Bergmann Flowers & Design」に併設されており、四季折々のフラワーアレンジメントやブーケ、「Nicolai Bergmann」定番のフラワーボックスを購入することもできます。取材時の3月初旬は、ホワイトデーギフトを中心としたラインナップが並んでいました。
「ニコライバーグマンのフラワーアレンジメントは、色のコントラストが鮮やかで、斬新!それに、きゅっとラウンドにまとまったシルエットがかわいい。華道では、余白を大切にしてアレンジメントするので、対照的で面白いです。どれも美しくて、まるで美術館みたい」とうっとりするmeguboooさん。
そして、フラワーショップの横にはカフェスペースの「Nicolai Bergmann NOMU」があります。ニコライバーグマンの故郷・デンマークを基調にしたシンプルな北欧インテリアと、ガラス窓から降り注ぐたっぷりの自然光がなんとも心地いい空間。各テーブルに飾られているのは、桜にスイートピー、チューリップ、トルコキキョウと、春の訪れが待ち遠しくなるお花たち。
スイーツは、デンマークでよく食べられる焼き菓子を中心としたラインナップです。キャロットケーキやバナナケーキ、マフィン、フルーツタルトと、いずれも良質な素材を使ったヘルシーなメニューばかり。ショーケースにズラリと並ぶ可愛いスイーツたちに、meguboooさんも釘付け。
一通り店内を堪能したところで、早速カフェタイムを。今回meguboooさんが味わったのは、人気メニューのフルーツタルトとキャロットケーキ、本日のフレッシュフルーツジュース。
タルトのフルーツは季節代わりで、取材日は苺でした。滑らかなクレームダマンド(タルト生地の上にあるアーモンドクリーム)と、甘酸っぱい苺のハーモニーが絶品。キャロットケーキはスパイス控えめの優しい味わいです。生地には、デンマーク現地でブラウンシュガーを使用していることに倣って、沖縄の黒糖を使用。
本日のフルーツジュースは、オレンジとマンゴー、グレープフルーツと爽やかな柑橘系。毎日、新鮮なフルーツをお店でブレンドしている手作りのもの。
早速、キャロットケーキから一口ぱくり。「しっとりふんわりとした生地がおいしいです。上のチーズクリームも、滑らかで濃厚!」と思わず顔がほころぶmeguboooさん。キャロットケーキ、フルーツジュース、フルーツタルト…と、順番にフォークが止まらない様子。
また、フードの看板メニューである「スモーブロー」(デンマーク語で“バターを塗ったパン”という意味のオープンサンド)も1つ頼んでみました。デンマークでは日常的に食べられるお料理で、パンはライ麦ブレッドとブリオッシュの2種類から選べます。
meguboooさんのチョイスは、サーモンとエッグサラダのスモーブロー。「塩気と酸味のバランスがたまらなく、トッピングのラープフィッシュのキャビアのプチプチ感がアクセントになっていて、絶品でした!」。
美味しいスイーツも思う存分頂いたところで、「Nicolai Bergmann NOMU」と、ニコライバーグマン氏が「NOMU」に込めた想いについて、広報担当者さんにお話をお伺いしました。
meguboooさん「フラワーブランドでありながら、カフェ『Nicolai Bergmann NOMU』を出店したのはなぜでしょうか?」
広報「2010年出店当時、南青山の裏道に150坪のフラワーショップを出店するということで、『どうすれば人が来てくれて、お花を好きになってもらえるか?』とニコライは考えたんです。そこで『美味しいものがあれば、人は集まる』というアイデアのもと、カフェを併設する形での出店を決めました。お花も食も、人を癒すもの。2つを合わせて、人々に幸せになってほしいと思ったそうです。
今でこそフラワーカフェは増えていますが、出店した2010年当時では、これまでに全くない新しい形のカフェでした」
meguboooさん「ニコライバーグマン氏の故郷・デンマークをコンセプトにしたカフェですが、どんな願いが込められていますか?」
広報「故郷への愛はもちろんですが、デンマークは『国民の幸福度が高い』と言われる北欧の国。その文化を伝えたいという想いもあるそうです。
例えば、デンマークの人々は、家具や家の修理を自分たちでするんです。それに倣い、カフェのテーブルやフラワーショップのカウンターは、手作業でつくった暖かみのあるものを置いています。
また、朝から晩までキャンドルを灯して過ごす習慣を倣って、テーブルにキャンドルを置いたり…。そういった『hygge(ヒュッゲ)』(=デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」)なものを、できるだけ取り入れていますね」
meguboooさん「2023年1月にリニューアルOPENしたとのことで、パワーアップした部分について具体的に教えてください!」
広報「落ち着いた北欧インテリアにスタイリッシュな照明、キッチンやフラワーショップのカウンターの壁を取り払い開放感が増したことで、より『hygge』な空間になりました。また、ワインがグラスで楽しめるようになったので、ワインを片手に、のんびりお花を眺めるのもおすすめです」
meguboooさん「今回は3月初旬の取材ということで、桜を中心としたピンクのお花が春らしく素敵でした。改めて、フラワーカフェの魅力や見どころを教えてください」
広報「やはり季節を感じられるところでしょうか。それだけでなく、数日おきに訪れても、お花のつぼみが開いてたり、花びらの開きや色が変わっていたりと、1日も同じ日はないんです。そういった、お花たちの“表情”の変化を見るのも癒されますよ。
ちなみにニコライ曰く、日本ほどお花のクオリティが高く、種類が多い国はないそうです。その理由は、四季があることと、手作業で育てる小さな農家さんが多く、お花が大量生産されていないこと。そう思って見ると、ひとつひとつの花が愛しくなってくるのではと思います」
「素敵なお花が並ぶ空間に癒されて、終始うっとりでした。また、各テーブルに新鮮なお花が飾ってあるので、スイーツと一緒に写真を撮るのが楽しくなりそうです!」と楽しそうに撮影を終えたmeguboooさん。今後、お花×スイーツのプロデュースも行っていくとのことで、こちらも乞うご期待です。
美しい花と緑に心を奪われ、ヘルシーで美味しいスイーツに癒され、ぬくもり溢れる北欧インテリアにほっこりする…。日々の喧騒に疲れたとき、皆さんも「Nicolai Bergmann NOMU」で、ぜひ「hygge」な気分を味わってみてはいかがでしょうか?
About Shop
Nicolai Bergmann NOMU(ニコライバーグマン ノム)
東京都港区南青山5-7-2
営業時間:10:00~19:00(L.O.18:30)
定休日:不定休
※公式HPより、2週間前から予約可能。
Photo/Yasuaki Aman Writing/Nanako Maeda
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